夕霧の烏帽子

クラシックバレエと
仕事と宝塚を生きがいにしている
50代の徒然を書いてます。

複雑な発表会

2007年04月30日 | バレエ
昔、一緒にレッスンをしていた友人の教室の
発表会に行ってきました。
実は、私のそちらの教室に移ろうか・・と、何回かレッスン
を受けていたのだけれど、夫の入院騒動で有耶無耶となってしまった
教室でもあります。
・・・その時に私は、「ここで(今の教室)バレエを続けて行きなさい」
と誰かからお達しを貰ったような気分になった・・・のでもあります。


オープニングから大人クラスでありました。
ここの教室は大人の多い教室だし、先生も今はチャコットでの教えも
やっているそうだから、大人バレエに対して熱心な先生だと思っていた
のだけれど、
プログラムが進むにつれ、
ジュニアクラスのVA.が続いてきて・・・ね


その昔、E先生が新しく教室を構えた時に教室の床を眺めながら
「もう、そろそろ子供を育ててみたいのよね・・」なんて、話してくれた
事を思い出していた。
あの頃の私はまだバレエを始めて一年位で何も分らないで
「いいんじゃないですか?!」なんて、話していたのだけれど。
今、考えると・・・・・
教師となれば、そんな気持ちを持つのは当たり前なのだろうが・・
・・・後進を育てる気持ちなんだよね。


発表会の話に戻して、

最後の「花ワル」も大人クラスで閉めたし、ゲストの方と踊った事で
大人バレエに花を持たせたのだろうが、なんとも複雑な構成の
発表会でありました。
仕方が無いのは分っているのだけれど、
ちと、悲しかった気分の発表会でもありました。

これなら、大人専門で謳っている教室のほうが気分的にも楽だわな。

赤いスゥィィトピィィ

2007年04月29日 | 日常

春色の汽車に乗って、海に連れて行ってよ
煙草の臭いのシャツに、そっと寄り添うから
~中略~
線路の脇の蕾は赤いスィートピー


この歌に憧れて、スゥィートピーの種を買って撒いた種。
私の中のスゥィートピーは可愛らしいお花であった・・


(・・・・過去形

スゥィートピーはマメ科と知ったのは最近でして、
ジャックと豆の木と化しているうちのスゥィートピーちゃんは
全然可愛くなくて、わさわさとしているだけの子でありました。
だけど、そんな子もお花が咲き始めております。
お花が終わった後にはえんどう豆のようなサヤが出来ていて、
見ていて楽しい毎日。

明日はどの子が咲くかしらね・・と、
見守っています

もうちょっと可愛くなったら写真を撮りますね。
今はただただワサワサとしているだけのマメ科の植物であります


アニタとベルナルド

2007年04月27日 | 宝塚・舞台
昨日は朝からWOWOWで「ウェストサイドストーリー」をチェック。
・・・なんで、こんな朝っぱらからなのだけれど、
音を聞くと「チワキニクオドル」状態になってしまった
この映画を初めて見たのは何歳の時だったのだろうか?
子供の頃、ミュージカル映画は必ず母やオバ達が見せてくれていた。
「WSS」を筆頭に「サウンド・オブ・ミュージック」「マイ・フェア・レディ」
後はディズニー映画も当たり前だった。

あの頃があるから、今の自分が居るのだ・・と、思う今日この頃。
ミュージカルを観て、育って来たのである。



・・で、宝塚の月組さんの「WSS」は1000days劇場で観たのだけれど、
その時にベルナルドとアニタを演じた二人が出ている
「モダン・ミリー」を昨日は新国立劇場で観てきました。

感想は・・・ブロードウェイミュージカルって・・・かな。
どうも、私の性に合わないのであろう・・と考えながら観てしまった。
最初は貧乏でも最後はお金持ち的なアメリカな作品でした。

なんせ、主役の我が君(WSSでベルナルドでした)は歌がお得意では
無いものだから・・・・
モダン・ミリーを日本に上陸させたい気持ちも分る、構成やダンスは面白かったもの。
だけど、主役はオンナだし、客呼ぶ為には宝塚のトップだった人じゃないと
駄目なんだろうが・・・歌えないとまずいでしょう
聞かせる歌が聞かせられないんだもの・・・。
しかし、ダンス場面は良かった~~~~
だけど紫吹さん、
踊っている時は目線がオトコでした。

ドロシー役の樹里ぴょんの声が我が君がイマイチだったので、
目立つ事、目立つ事。
樹里ちゃんは・・・・お嬢さまには見えなかったけれど、やっぱり
上手な人でありました。
さすがオトコ役なのに「アニタ」を演っただけあります。
しっかりと歌えるし、笑いも取れる・・・。
大笑いさせて頂きました。


他はそうですね・・ビバリーこと前田美波里さんも捨てていたし、
ピンキーこと、今陽子さんも素敵でした。
この二人を役替わりでやっても良かったのでは・・なんて、思って
しまったかな。


前回、観た「マリーアントワネット」同様、客席は埋まっていませんんでした。
東京宝塚の客席を見慣れている自分としては・・・・
教育再生機構で、TVよりも観劇を・・と言われているそうですが、
子供の頃に観ていたことって、当たり前として残って行くものだと思います。
もっと、もっと、ミュージカルを観ることを当たり前にする為に・・・


やっぱりチケット代を安くする事なのかなぁ・・・。






なんだかな・・

2007年04月20日 | 宝塚・舞台
昨日、観てきた「マリー・アントワネット」のガラガラの客席が
気になって、某ちゃんねるの掲示板をチェックしてきた。

・・・・・

涙を流しながら観ていた私の感動って・・・
そりゃ、私はどちらかと言うと「感動し屋さん」ではあるけれどさ・・
舞台と言えば、宝塚かOG出演作品のミュージカルしか観ないような
人間ですから、「ミュージカルとは!?」なんて語る事は
出来ませんが・・・なんだか悔しいなぁ。

無の状態からあそこまで仕上げて行く事を考えて欲しい。
「お金を取っているんだ」、「プロだ」言われたら反論
出来ないけれど・・だけど、私はまたお金を払ってでも
観たいと思った作品である事は確かなことであります。

ブラボー!!

2007年04月19日 | 宝塚・舞台
帝国劇場で「マリー・アントワネット」を観て来ました。

ボ=
素晴らしい作品です。
そりゃあ私の好きな「エリザベート」に似ていると言えば
そうかもしれないけれど・・・
ま、そこらへんは同じ人が作っている作品だから仕方ないじゃないの
と、ここらへんは優しい私

ミヒャエルさん脚本だから、陰の部分ばかりなのだけれど・・
なんと言うか、この作品が日本発である事が嬉しいと思ってしまった。
そりゃ、ミヒャエルさんの脚本だし、シルヴェスタさんの音楽だけどさ・・
その脚本をあそこまで仕上げていったのは
演出家の栗山さんんだったり、
音楽監督の甲斐さんだったり、
振付家の前田先生だったりするわけで・・・。
日本人でもここまで作れるんだ・・ってとても嬉しかったです。

マルグリットの新妻聖子さん。NHKのスタジオパークで初めて彼女の
歌声を聴いた時に涙、涙だったのだけれど、今日も泣きました。
良い声だねぇ・・・。迫力のある声とでも言えば良いかな・・・。

オルレアン公の鈴木綜馬さん。
いや~~~吃驚。
フランツ役の彼のイメージやきっと四季の頃に演じたであろう
美女と野獣の野獣役のイメージしかないからさぁ・・。
あんな役が出来ると思っていなかった。
自分の席の前に座ってお芝居?をしてくれたので、感激しました。

ボーマルシェの山路さん。
きっと四季の人だろう・・なんて、思っていたのだけれど違う
のですね。
それを知っただけでも今日の収穫があった・・と、言うか。
「四季じゃなくても、宝塚じゃなくても育っている。
日本のミュージカルも捨てたもんじゃない」
・・・そんな、感じ



で・・やっぱり書かないといけないかなぁ・・・
山口さんと涼風さん。

やっぱり、山口さんの声が苦手でしてね
それと、なんとも言えないカウントの取り方・・あれって、振り付け
なんですかね??
役としてはエリザのトートでありました。

タイトロールの涼風さんはね・・・最後まで観る事で分る良さです。
一幕の若い、可愛いマリーアントワネットと後半のカペー未亡人との
差がなんとも・・・良かったです。声の出し方も変化があって・・
こいつやるな・・と、改めて感じました。

マリーアントワネットの37年間をとても感じる事が出来た・・かな。
いわゆるセレブ?の頂点から(いやセレブとは違うよね。敢えて使い
ます)断頭台まで・・・彼女の人生を考えた。
これはきっと二人の「MA」が居たからなんだろうな・・・。

こんなに素晴らしい作品なのに、どうもチケットが売れていないようだ。
後ろのほうや二階席はガラガラだった。
悔しいなぁ・・・日本だからなのかぁ・・・。
こんなに良い作品をなんで・・・・

・・・と、言う事で来月も観に行く事を決定した次第であります

どうぞ、皆様も観て下さい

MA

2007年04月18日 | 宝塚・舞台
明日は帝国劇場に「マリーアントワネット」を観に行ってきます。
下調べをしないと・・なんて、公式をチェックしてみたら
遠藤周作氏の本が原作でありました。
・・・・そういえば、買ってあったよね。
字が細かくて電車の中では読めない・・と、途中で諦めていた本で
あります
読んでおけば良かった・・と、考えるのは後の祭りってヤツですね

しかし、寒い・・明日は何を着て行こうかしらね。

初めてのバレエ

2007年04月16日 | バレエ
土曜日のレッスンで入った方は
子供の頃から憧れて、やっとバレエを始める事が出来た同年代の
方である。
習いたかった熱い気持ちが分る・・と、言うか、揃えてきたレオタードや
バレエシューズから滲み出ている感じで、自分を置いておいて
「がんばれー」と、応援したくなる。
土曜日のクラスだと、人数が多いので先生もなかなかイチから教えて
いられないようで、「真似して下さいね」くらいの指示しか出来ないでいる。
最初のうちは仕方が無いよね、自分もそうだったもの・・なんて、思いつつ
もなんとなく私も気になって、動きを教えてみたり、ポジションの分る
本を読むように話したりしている。

昨日、日曜日のクラスに体験レッスンで来た方は・・・う~~~~ん
バレエを習いたいのは分るのだけれど、
「こっちは初心者なんだからイチから教えてくれないと」の態度が
なんともねぇ・・・。
初心者相手のクラスだから、先生も丁寧に教えている。
だけど・・自分が習ってきた道とは違う、何か・・・
今はこういうものだから仕方が無いのは分るのだけれど、もうちょっと
やりたいのならば勉強してこないかな・・・なんて、思ってしまった。
段々と私が複雑な表情になって行くのが先生も分ったみたいで・・
先生には申し訳ないと思っています。

大人クラスの先生は、心が広くないと出来ないものである・・と、
改めて感じた次第であります。
教えてやってるの態度じゃ、駄目よねぇ。


レッスン覚書

ピルエットのプレパの手の形をチェックされた。
あまり考えた事が無かったので参ったかもしれない・・・

パッセした時の内腿の意識をもっと~~~~~
う~~~ん、難しいよぉ


バレエ覚書

2007年04月12日 | バレエ
書いておかないと忘れてしまう~~~~

ピケターンの時に「足先!!」と今日は何回も言われたのだけれど、
足先って・・・前にも書いたけれど、ピケの足先じゃなくて
パッセの足先だわね。左やっている時に気が付いても遅いですね。

パッセの時の時間差をまたチェックされる。
・・・・・難しいよ~~~~~。分らないよ~~~~~。

バーでシュスしての前屈。
前回のレッスンで先生から踵を足先でストッパーのように
持ち上げられたまま前屈をさせされた。
これは何回か注意されているのだけれど、どうも
シュスで前屈する時に踵が落ちてしまうようだ・・・・。
今日は気を付けてやってみたら
「大丈夫、出来てる」と傍に来て声を掛けてくれた。

先生、ありがとうございます。


日曜日のリラククラスでE先生からアンオーからの手の下ろし方を
注意された。
「肘から開くのではなくて、手先から開きなさいね」
手先と言うのも・・何と言うか、書くことの出来ない表現。
これは体感しないと難しいよな・・と、主婦クラスのメンバーに
日曜日のクラスに出る事を薦めているのだけれど・・・
ま、無理強いしても・・・

写真は日曜日に撮った、お不動さんのしだれ桜です。
淡い色がなんとも気持ちが良かった

ツボミが・・・・

2007年04月11日 | Weblog
種を撒いて楽しみにしていたスィートピーが
「ジャックと豆の木」になりつつあるのに一向に花が咲かないでいた。
1週間前位からやっと蕾が出来てきて、花が咲くのを楽しみにしながら
ワサワサになっているジャックと豆の木の世話をしていた。



今日、見てみたら蕾が無くなっていた

なんでじゃ~~~~~状態の私。
昨日、お水をあげた時は大丈夫だったはずなのに・・。
・・鳥か何かが来て啄ばんでしまったのかな・・・
あの、ジャックと豆の木・・基スゥイートピー・・どうするかね。


今は色々と種まきをしている時期で芽が出てくるのが楽しくて
仕方が無い、ベランダガーデニングであります。

先日、ガーデニングショップでイチゴを見つけたのだけれど、
今度はあれをやってみるつもりであります

野ばら

2007年04月06日 | 読書
先週、セナ王子に殺られてから
「宝塚」の文字を追い求めている日々に読んだ林真理子著「野ばら」。
週刊文春に掲載されていた時に何回か読んでいたのだけれど、
その時の印象は
「宝塚を舐めんなよ」「馬鹿にするのもいい加減にしてくれよ」であった。
その時期・・と、言うか少し前に著者である林真理子さんが宝塚にはまって
いる事は聞いてはいたのだけれど・・・なんつーか、大人のファンである・・
とでも言えばいいのだろうか・・。
\にモノを言わせている感じ

今回、読み始めた「野ばら」も、
最初は「このヤロ~~
憧れであったり、無償の愛が当たり前となっている世界を
揶揄されている気分でいい気がしなかった。
ネット等では色々と書かれている陰の部分を表沙汰にされている・・。
知らなくても良い人達に曝されて馬鹿にされている・・・。

それに、自分の中では当たり前となっている世界・・・と、でも言えば
良いのだろうか?私はその中には入ってはいないけれど、
ファンの人達が頑張っている姿を普通に見ている人間である。
もしかしたら、
それを出来る人達が「羨ましい」と感じている立場であるかもしれない。
それを馬鹿にされた・・・・。

何よりも、子供の頃から憧れて頑張って目指している子達の夢を
壊した・・・・それが腹が立つ。
わざわざ現実みたいな部分を書かなくてもいいじゃないの

そんな事を考えながら読んでいた。

歌舞伎の世界にしても、同じ事。
・・・何と言うか、
「当たり前」の事と感じているから・・わざわざ書かなくても・・
である。
「芸の肥やし」と言うじゃないの・・・ねぇ。





読み終えた今・・・何と言うか、自分では当たり前である世界が
世間では認められていない世界なんだ・・と、改めて感じた次第であります。

・・・子供の頃から当たり前のように観てきた世界を否定された気分で・・
結構暗くなってしまった次第であります。