夕霧の烏帽子

クラシックバレエと
仕事と宝塚を生きがいにしている
50代の徒然を書いてます。

ブラボー!!

2007年04月19日 | 宝塚・舞台
帝国劇場で「マリー・アントワネット」を観て来ました。

ボ=
素晴らしい作品です。
そりゃあ私の好きな「エリザベート」に似ていると言えば
そうかもしれないけれど・・・
ま、そこらへんは同じ人が作っている作品だから仕方ないじゃないの
と、ここらへんは優しい私

ミヒャエルさん脚本だから、陰の部分ばかりなのだけれど・・
なんと言うか、この作品が日本発である事が嬉しいと思ってしまった。
そりゃ、ミヒャエルさんの脚本だし、シルヴェスタさんの音楽だけどさ・・
その脚本をあそこまで仕上げていったのは
演出家の栗山さんんだったり、
音楽監督の甲斐さんだったり、
振付家の前田先生だったりするわけで・・・。
日本人でもここまで作れるんだ・・ってとても嬉しかったです。

マルグリットの新妻聖子さん。NHKのスタジオパークで初めて彼女の
歌声を聴いた時に涙、涙だったのだけれど、今日も泣きました。
良い声だねぇ・・・。迫力のある声とでも言えば良いかな・・・。

オルレアン公の鈴木綜馬さん。
いや~~~吃驚。
フランツ役の彼のイメージやきっと四季の頃に演じたであろう
美女と野獣の野獣役のイメージしかないからさぁ・・。
あんな役が出来ると思っていなかった。
自分の席の前に座ってお芝居?をしてくれたので、感激しました。

ボーマルシェの山路さん。
きっと四季の人だろう・・なんて、思っていたのだけれど違う
のですね。
それを知っただけでも今日の収穫があった・・と、言うか。
「四季じゃなくても、宝塚じゃなくても育っている。
日本のミュージカルも捨てたもんじゃない」
・・・そんな、感じ



で・・やっぱり書かないといけないかなぁ・・・
山口さんと涼風さん。

やっぱり、山口さんの声が苦手でしてね
それと、なんとも言えないカウントの取り方・・あれって、振り付け
なんですかね??
役としてはエリザのトートでありました。

タイトロールの涼風さんはね・・・最後まで観る事で分る良さです。
一幕の若い、可愛いマリーアントワネットと後半のカペー未亡人との
差がなんとも・・・良かったです。声の出し方も変化があって・・
こいつやるな・・と、改めて感じました。

マリーアントワネットの37年間をとても感じる事が出来た・・かな。
いわゆるセレブ?の頂点から(いやセレブとは違うよね。敢えて使い
ます)断頭台まで・・・彼女の人生を考えた。
これはきっと二人の「MA」が居たからなんだろうな・・・。

こんなに素晴らしい作品なのに、どうもチケットが売れていないようだ。
後ろのほうや二階席はガラガラだった。
悔しいなぁ・・・日本だからなのかぁ・・・。
こんなに良い作品をなんで・・・・

・・・と、言う事で来月も観に行く事を決定した次第であります

どうぞ、皆様も観て下さい