夕霧の烏帽子

クラシックバレエと
仕事と宝塚を生きがいにしている
50代の徒然を書いてます。

アニタとベルナルド

2007年04月27日 | 宝塚・舞台
昨日は朝からWOWOWで「ウェストサイドストーリー」をチェック。
・・・なんで、こんな朝っぱらからなのだけれど、
音を聞くと「チワキニクオドル」状態になってしまった
この映画を初めて見たのは何歳の時だったのだろうか?
子供の頃、ミュージカル映画は必ず母やオバ達が見せてくれていた。
「WSS」を筆頭に「サウンド・オブ・ミュージック」「マイ・フェア・レディ」
後はディズニー映画も当たり前だった。

あの頃があるから、今の自分が居るのだ・・と、思う今日この頃。
ミュージカルを観て、育って来たのである。



・・で、宝塚の月組さんの「WSS」は1000days劇場で観たのだけれど、
その時にベルナルドとアニタを演じた二人が出ている
「モダン・ミリー」を昨日は新国立劇場で観てきました。

感想は・・・ブロードウェイミュージカルって・・・かな。
どうも、私の性に合わないのであろう・・と考えながら観てしまった。
最初は貧乏でも最後はお金持ち的なアメリカな作品でした。

なんせ、主役の我が君(WSSでベルナルドでした)は歌がお得意では
無いものだから・・・・
モダン・ミリーを日本に上陸させたい気持ちも分る、構成やダンスは面白かったもの。
だけど、主役はオンナだし、客呼ぶ為には宝塚のトップだった人じゃないと
駄目なんだろうが・・・歌えないとまずいでしょう
聞かせる歌が聞かせられないんだもの・・・。
しかし、ダンス場面は良かった~~~~
だけど紫吹さん、
踊っている時は目線がオトコでした。

ドロシー役の樹里ぴょんの声が我が君がイマイチだったので、
目立つ事、目立つ事。
樹里ちゃんは・・・・お嬢さまには見えなかったけれど、やっぱり
上手な人でありました。
さすがオトコ役なのに「アニタ」を演っただけあります。
しっかりと歌えるし、笑いも取れる・・・。
大笑いさせて頂きました。


他はそうですね・・ビバリーこと前田美波里さんも捨てていたし、
ピンキーこと、今陽子さんも素敵でした。
この二人を役替わりでやっても良かったのでは・・なんて、思って
しまったかな。


前回、観た「マリーアントワネット」同様、客席は埋まっていませんんでした。
東京宝塚の客席を見慣れている自分としては・・・・
教育再生機構で、TVよりも観劇を・・と言われているそうですが、
子供の頃に観ていたことって、当たり前として残って行くものだと思います。
もっと、もっと、ミュージカルを観ることを当たり前にする為に・・・


やっぱりチケット代を安くする事なのかなぁ・・・。