スタッフルームには、子どもは入口しか入れません。今年は、子ども達が立ち入れる空間がソファーまで入っているので、けっこう人気スポットとなって、自由な時間は いつも誰かが座っています。
この自由な時間は、子どもとスタッフの関係性が深まるとても良い時間でもあります。同じように、「みんなの部屋」も広くなったので、スタッフが入りやすく、ここもアットホームな「居場所」となりました。 この部屋で起こっていることも、なかなか面白い、興味深いです。
◆英語を訳す宿題をしているAYAのケース
マラソンの高橋尚子さんのことが話題のけっこう複雑な内容です。前の晩は、高所トレーングについてで、私もちょっとだけ家庭教師役してたんですが、今晩、部屋を入ると・・・英語の得意なKAIさんが、「その単語は、シラミだ」とAYAの質問に応えて、ミーティングに出てゆきました。 昨日の問題の続きです。なんで、突然、シラミが出てくるんだ? 私も一緒になって頭をひねるわけです。
まあ・・、頭シラミが原因で、ショートカットにさせられた。それで、少年化し男の子と遊ぶようになり、勝ち気になったみたいな話なのです・・・。 読解力のいる英訳です。
日本の英語教育・・なんか、もっと英会話ができるような教育をすればいいのになあ・・・
◆KIYは4年生、小数点の問題をやっているKIY4年生のケース
問題・・「1.36529 の 5は( )のくらいです。」
聞かれるので、私は「小数点第3位」と答えましたが、彼は???
「ねえ、RKU 教えて」と5年生の子を呼びました。
「俺に聞いていて、失礼だろぉ」
が・・・、どうも私は間違っていたようです・・・。
この解答わかりますか? お父さん、お母さん方?
で、ですね・・
「小学4年生で、ずいぶん難しいことやってんだなあ」
「これ、5年生の問題なんだ」
「えっ! もう5年生の勉強やってんだ!」
「RKUと交換してやってんの」
「それ、違うだろう!」
すると、別の子が・・
「TKYの宿題、中学生がやってた」
「君らあ! なんか、間違ってんぞ!」 と大きな声をあげた私でした・・。
◆小5のTKMの問題・・・「城」の熟語をあげよ。
このドリル、7,8個の熟語を書くスペースがあります。 わかります?
中学生が参画して、答えを一緒に探しました。
現地時間、朝8時からの自然学校の日課仕事のお手伝い参加者は少しずつ増えています。つまり、就寝時間が早くなっている、夜更かしをしないで、すぐ寝てしまうので、早起きする子が増えているわけです。 もちろん、朝ごはんぎりぎりに起きてくる子もいますが・・・
自然学校には「掟」があります。
その一 子どもは、大いに遊ばねばならぬ。
その二 誰かの役にたつこともやらねばならぬ。
その一は、十分に果たされていると思います。問題は「その二」です。
実は、朝のお手伝いプログラムの出勤簿があります。自己申告です。わざわざ、そんなことを記録する必要もない、自主的に誰かにわからなくても、誰かの役に立つことができれば、いいのですが、なかなかそんなことを 普通にできるようにはなりません。 大人だってね・・・
だから 「早起きは三文の徳」 という諺が あるわけですが・・・、
そこで、わかりやすくするために、誰がどのくらいの徳を積んでいるか、自己申告出勤簿(やったことも印する)があるのですが・・・
実は・・・、そこには、大きな・・「仕掛け」があるのです。
徳が・・・得になる・・・
まったくやってない子は・・いかに・・・
アリとキリギリス みたいな 話だなあ・・・。