2年位前にヤンマガ本誌に出張掲載されてた時からいつか読もうと思っていた
キャンディアンドシガレッツを最近になってようやく最新巻まで読みましたよ。
語弊はあるかもしれませんが井上センセの漫画はインスタント的な良さがあるので
設定や話運びだけ並べてみると重たいのに、読むのにカロリーを使わない所が良いね。
映画や漫画からのサンプリング要素も多く、ページをめくらずとも次に何が起きるか
解ったりするようなベタ展開も多いから今どきこういうの恥ずかしいからやめなよって
言いたくなるような内容なのに本人のてらいの無さのお陰で一周回って可愛く思える。
モデルが丸わかりの似顔絵キャラとか、ギョッとするような唐突な展開やコマ割とか
てらいがなさすぎて逆に「大丈夫?」とか思わず心配になるような所もコッペリオンを
連載してた時から全然変わってひと安心。
コッペリオンの頃は女子高生のアクションという要素があるのに構図的にスカートが
めくれるからパンチラ描いているだけなのではと思うくらいにパンツ描写がおざなりで
女子高生へのこだわりも無いように感じたし更に言えばフェチズムも見えなかったので
もしかして女の子描くのそんなに好きじゃないのかなぁ・・・とか思ってたんですが
今作で美晴ちゃんを初めとした劇中の小学生の描写を見ていると色々と納得しましたし
同時に親近感も沸いたので買って読んで良かったな~。
ただコロナのせいでデジタルに部分部分移行してるみたいなのは少し残念。
特に塗りはアナログ時代の方が明らかに良かったからデジタル使うにしても
アナログっぽい塗りに寄せて欲しいなー。
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