これはこの間関東に遊びに行った時に友達が夜食として作ってくれたチャパグリ。
先月アカデミー作品賞を受賞した韓国映画『パラサイト半地下の家族』で多くの人が
印象に残ったシーンのひとつとして挙げるであろう場面で出てきたジャンクフードで
異なる即席麺二つを組み合わせて作った創作料理（？）なのだそうで。
劇中での扱いを見るにあちらの国の貧乏人が食う食べ物ってことですね。
シーフードヌードルを牛乳で作って濃厚にとかそういうノリだと思われます。
肝心の味や食感はチャプチェに似ていて普通に美味しく妙な中毒性アリ。
・・・ただチャプチェに似ているけれどそこはかとなくあるジャンクさを
隠しきれておらず味付けも濃くて短調なので、中毒性があるとは言っても
途中でどうしても口飽きしてくる。
なので途中でチーズを入れて味変をした。
映画に倣って高級の肉（米沢牛カルパスだけど）を入れたりもした。
そしてそれ等を入れることで味も美味しくなったのに味に反比例して
見た目の貧乏臭さ・・・いやさ半地下らしさが上がっていった過程は
ちょっと不思議で何故か心地よい瞬間でもありました。
くすんだ絵の具に明るい色を足した所で明るくならないどころか
更にくすんでしまうように、もともと綺麗なもんや美味しいものに
それとなく何かを足すから更に良くなるって事ですもんね・・・。
しかし、それにしたって同じ茶色の食べ物でもこうも違うもんかと
時を同じくしてひつまぶしの写真を上げていた知人のツイッターの
発言を見ながら麺を啜った俺だったのである。
悪ノリして奥にあるプレミアムチロルチョコを入れなかった事は褒めて欲しいな。
