俺は面白くなる八百長なら大歓迎

2014年08月24日 00時30分56秒 | 日記
昨日負けてしまったけど今大会の群馬県代表・健大高崎の盗塁は凄かった。
チームでの大会記録こそ更新されなかったものの個人の記録では大会8盗塁が
飛び出して93年ぶりに甲子園大会記録タイを記録。個人的には盲点を突くような
盗塁を組み込んだ戦術を余り好ましく思えないのだけれど徹底したトレーニングで
それを戦術として通用させてしまう辺りは賞賛されてしかるべきではなかろうか。
去年のカット打法もそうだけど、おいそれと真似できない事をしているという事を
しているのだから柔軟な受け取り方をするべきだと思う。

話は若干ズレるけど今回健大高崎の試合がきっかけてでネットを中心にちょっとした
論争が起こっていたそうな。それに関して俺も考えてしまう処がないでもなかった。
事の起こりは健大高崎が二回戦で10-0で勝ち越している状況で盗塁を敢行した時。
暗黙の了解を破るマナー違反だとか見るに耐えないとか一部の人が騒ぎ始めたんだと。
はっきし言って野球の暗黙の了解なんて半分以上が意味不明なもんだから論外としても
10-0でも容赦無く盗塁するなんて相手が気の毒で見るに耐えないってのは少し解る。
俺が上で好ましく思っていないと書いたのも、相手の良さを封じようとする健大高崎の
戦法を必死すぎて見苦しいと感じてしまっているフシがあったからなのだった。
地元山形がそれで負けた事もあって端的に言えばつまんねー戦法だとも思った。

で、前々からず~と感じていた事ではあったのだけど俺は改めて痛感してしまった。
それはスポーツを見る側は我侭でそれが故に見世物として成立させるのは難しい事。
技術の高い物同士の試合である程そしてお互いが勝ちを第一に考えれる程リスクを
抑えた戦法に走りがちで、技術を理解できない多勢からはそれは受け入れられ難い。
技術を理解できたとしても見世物という体をとっている以上面白いつまらないという
感情がどうしても混じってしまう。数ある野球の暗黙の了解の大半を馬鹿げていると
思ってはいるけど、一方で見ている側への配慮としてはアリだと思えてしまうのは
こういう感情が足をひっぱっているせい。こういう事がある度に田上明か誰かが
言ってた真剣勝負何て見てもつまらないもんだよ(うる覚え)って発言を思い出す。

真剣勝負やってて一番面白いのは当人同士で真剣勝負を見たいのであれば外野が
とやかく言うのは野暮というものだって解ってはいても中々実践できないもんだね。
技術は賞賛されてしかるべきとか言ってるのにつまんねー戦法とか思ってしまった
自分自身を鑑みるに・・・。
コメント
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