あけましてなのに塞込みがちな新年

2013年01月01日 21時28分24秒 | 日記
何だかまだ全然あけたという実感が全くありませんが・・・というか今の時点であけた実感がないとか言ってる時点でもう
アカン気がしないでもないですが、どうあれ2013年を迎えた事に変わりなし。本当にあっちゅーまの2012年でした。
結局仕事がバタバタしたり親戚が亡くなってお線香上げに行ってたりたせいで昨年度の総括をやらずじまいのまま年明けを
迎えてしまいましたが・・・親戚の件はともかくとしても仕事が忙しいって事は美味しいおまんまにありつけるという事。
じいちゃんの墓参りに行った時にお坊さんが「人間にとって一番の幸せは御飯が美味しく食べられる事」と言ってたから
そう考えると今の状況は喜ばしい。去年最後の日記で終わり良ければ全て良しと書いとりましたが去年の大晦日も美味い
蕎麦にありつく事が出来たから去年一年良い年だったという事で。今年もこの状態を維持できるようブログの方も手を
出せるようそして死なないように頑張るぞ、という目標(?)を新年のあいさつと変えさせて頂きます。(ふかぶか)




・・・・で、話しは変わるけど大晦日に中継あった格闘技興行ほんとひどかったよね・・・。
DREAMIGFも対戦カードを見た時点で期待薄だったから大晦日総活用としてこの画像用意してたけど・・・

・・・の・・だけど・・も・・・・予想を遥かに覆すつまらなさだった・・・どれくらいつまらなかったかと言うと思わず
上記のDREAMとIGFのリンクをアベコベに貼っちゃう位。でも問題なかろうもん。どっちも糞だったんだから。
これを上回る酷い興行なんて過去に幾らでもあったから取り立てて問題視するほどのもんかと言われそうなの
だけれど格闘技バブルがとっくに弾けて大晦日に興行うてる事が精一杯という状況でこんな糞興行をやっちゃった
のが問題なのであって。これじゃあ新規様なんてとてもじゃないけど見込めるはずもなかろうて。ただでさえニコ生と
BSフジという限られた人しか見ない中継だったというのに。だかしかし、だーがしかし、こんな状況を憂う気持ちと
相反するようにこの糞試合を楽しんでいる自分がいたのもまた事実であり特に一番の注目カードだった小川対藤田の
決着なんて在りし日の新日本プロレス(俗に言う新日暗黒期の時期)を見ているようで懐かしさすら感じてしまった。
そんな訳なので大晦日にあった試合の中でも特に自分の琴線に触れた試合を雑感交えてとりあげてみようかと思います。
格闘技は興味ないけどつまらないものは大好きという人が興味を持ってくれるという一縷の望みをかけながら・・・。

DREAMウェルター級ワンマッチ DREAMルール 5分3R
○桜井“マッハ”速人(判定3-0)フィル・バローニ●

>日本格闘技界の創世記を支えたカリスマであり、昨年大晦日に長南亮を破り復活を果たした桜井“マッハ”速人が
>今年も大晦日に出陣!(歴代最多出場)。6年振りの日本のリングとなるフィル・バローニと激突する。マーク・コールマン
>ケビン・ランデルマンとともに“筋肉三兄弟”の愛称で、PRIDEのリングで激闘を繰り広げたバローニとマッハ、勝って咆哮を
>あげるのはどっちだ!?

というのは公式からのコピペ。実際はロートル同士の試合を凄く言葉を選んで書いているおかげでさも意義がある試合の
様に思わせている。いや、それ自体は別段悪い事ではないのだけれど肝心の試合内容が公式の煽りと乖離しているし仮にも
一昔前は野生のカリスマ呼ばわりされて女性ファンも大量に居たマッハがあんな薄汚い外見になってしまっていた事が少しばかり
ショッキングだった。言葉を選ばず言うとそこらへんで乞食やってても普通に気づかなさそうだし現在の日本の格闘技の現状と
マッハの立ち位地、そして何よりこの風貌から落ち武者という言葉が頭をよぎってしまった。マッハの衰えはここ数年特に酷く
それに加えて素人に殴られて骨折させられたりハメ撮りの映像を流出させちゃったりと自業自得とは言え気の毒になる位の
落ちぶれっぷりだったので・・・そこにトドメをさすようなこの外見の劣化ぶりを見た時は流石に少し切なくなってしまった・・・。
かようにDREAM即ち「夢」という興行名からかけ離れたスペックの持ち主のマッハだったので試合始まる前はマッハに肩入れ
しとったのだけれども、それらを全て吹き飛ばすようなつまらない試合内容で入場の時にマッハを見ていた切ない気持が
試合が進むにつれいつしか愉快な気持ちへと変わってしまっていた。特に3Rのスローモーションと見紛わんばかりの殴り
合いやくんずほぐれつ等はあたかも酔っ払いの喧嘩を見ている様で張り詰めた空気になりがちな総合格闘技において一種の
癒しを感じてしまったのだった。で、気づいた。今のマッハってかつてのK-1モンスター路線やらリングスに借り出され
ていた意味解らん・・・なれど味のある重量級の外人選手に非常に近い魅力があるのだと。ここまで来るとマッハが入場曲で
使っている不死身のエレキマンもパブロフの犬現象で前奏を聴いだけで笑ってしまう。上記の試合結果の通り試合は
判定3-0でマッハが勝ってはいるけど解説席にいた大沢ケンジが思わず反応に困る位おもいっきりマッハびいきな判定
だったりもして色んな意味でもう終わった選手なんだなと思わされたりもしたのだけれど、今後はファミリー軍団対悪役商会
みたいなノリでDREAMのオープニングマッチを任せてみるのも面白いのではないだろうか、と。そう思うと終わったと
いうよりは始まったという感じすらある。ただ、肝心のDREAM自体が終わってるのというのが一番の問題なのだけど・・・。


IGF MMAルールマッチ 5分3R
○石井 慧(判定3-0)ティム・シルビア●

(一応)真剣勝負の体で試合している総合格闘技で負け無い事に徹する試合運びがいかにつまらない結果になるか・・・
いやさ、しょっぱいとは何たるかを改めて考えさせられる試合でありました。同日IGFのメインで試合してた藤田は
小川直也に対して「これからプロレスも格闘技も盛り上がっていく時に、あんなズルい奴、ダメな奴は全部掃除しない
といけない。ああいう半端な奴がいるとダメなんです。」とコメントしていたけど掃除するべき相手は小川じゃなくて
石井だろうとか思ってしまう位に石井の試合内容は擁護のしようがない。石井はヒョードルに秒殺されてからちょうど
1年振りの試合と言う事で今回は特に打撃を磨いて来たと公言していて実際インタビューなんかを聞いてるとかなりいい
環境でトレーニングをしていたであろう事は予想できたから当然試合でそれを見せるものだと思っていたのだけど・・・。
蓋を開けたら今までとなんら変わりがない試合内容で完全に拍子抜けしてしまった。確かに技術的な面は成長しているのは
解るのだけど、あれだけ打撃をアピールしておきながら打撃を嫌がってひたすらコーナーにシルビアを押しつけている姿は
塩と呼ばずしてなんと呼ぶのか。確かにそれで印象やポイントを稼げているから判定で石井に付く事自体はまだ納得できる
にせよコーナーに押し込んでいる間ひたすらシルビアにから手打ちのパンチやら膝やらを喰らいまくっているせいで判定結果の
シーンだけ見ると満身創痍の石井とダメージの無いシルビアという構図になってしまって、何故石井が勝ちなのかと解らない
不思議な絵面になってしまっている。個人的にシルビア好きなのもあって消化不良な試合結果に正直ふざけるなの一言が
漏れそうになっちゃった。というか石井はUFCのヘビー級で活躍したいと公言しているのだから(こういう言い方はアレだけど)
UFCから三行半をつきつけられたシルビア(※参照)相手にUFCじゃ使えない戦法で判定に持ち込んでる時点で終わってる。
こんなんだったら毎回相手の土俵で打ちあって玉砕してる鈴川の方が実力はともかくよっぽどプロ意識があるだろうよ・・・。
誰もUFCヘビー級で活躍するなんて思っちゃいないけど、真面目に取り組んでるのなら応援しようという気にもなろうもんなのに
それすらしないから誰にも支持されないんだろうて。・・・とここまで書いたのだけれどここまでナチュラルヒールを通り越した
嫌われ者の日本人というのは凄い貴重かもしれない。必要悪ではなくて、ただただ目障りだと認識されるというのは客離れ
の要因ではあるけど問答無用で物凄い心から来るブーイングを飛ばせる対象であるからして青木真也と同じく負けた時の
客の満足度もかなり高くなりそうな感じがする。しかも石井は青木と違って調度いいぐあいに弱いし・・・。ただ問題なのは
石井は試合選びだけはいっちょ前にするから、恐らく日本で石井がスカ負けするような試合を見れる機会はものっそい少ない
であろうという事・・・。


とかこんな具合に結構キツい口調で書いちゃったのは好きの裏返しからくるもので糞な現状を楽しんではいるのだけど
やはりどこかしらに熱量上げて試合を観戦したいと言う気持ちがあるから、IGF見終わった直後はなんともやりきれない
気持ちであふれておりました。とはいっても直後にチャンネル回した紅白歌合戦にAKBが出ててIGFの事なぞ忘れて
推しメン探しにやっきになってしまった自分を鑑みるにやっぱり日本の格闘技に関しては諦めちゃってるんだろうな、と。
ああ、解ってはいたけど少し寂しい。むしろ侘しい。語尾下げでわびしー。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする