前編・中編と続けてきた米沢オフのオフレポも今回で最後。
前回はオフ参加メンバーが全員揃い昼飯のカツカレーを食い、数少ない山形の観光地巡りに繰り出すのであった。
とはいえ山形県全域を回るわけでもないので行く観光地となれば自ずと限定されてくる。・・・となれば外せない
場所は山形県・・いやさ東北最強の心霊スポット(宜保愛子がビビって引き返したレベル)の滝不動でありましょう。
白い車で行くと手形が付いたり事故に会ったりするとか、滝不動のたきつぼ付近にある剣に触れると祟りが起きるとか
昔は滝不動周辺が処刑場だったから自縛霊が大量にいるとか、根拠の無い噂話が絶えない場所ですがそれは東北最強の
心霊スポットというブランドイメージが成せる業。逆を返せば心霊スポットだという前情報が無ければ涼しくてマイナス
イオンが心地良い場所だという印象すらあります。まあ、その、つまり、先にネタバレしちゃうと自分たちが行った時
滝不動では特別何も変な事は起こらなかったので安心して(もしくは舌打ちして)読んで頂ければなぁ~と。
てなわけで滝不動の説明交えたあらすじもそこそこに、もいっかい登場人物おさらいしましょ。
たかうち
アパートの自室の壁の向こうから何かが軋む音と女性のあえぐ様な声が聞えてくると言う怪現象に出くわした経験有り。
あまりに連日その現象が続き寝不足になったが為に対抗策として「こんにちわ赤ちゃん」を流したり壁ドンしたりした所
音はやんだとのこと。霊的なもんに足しては結構なビビリらしく怖い話を聞いた後は暗がりが怖いという一面もあり。
れぐる
幼少の頃から霊的な物には敏感。受験勉強中に居眠りをしてしまった時、物音がしたから後ろを振り向いたら俗に言う
ちっちゃいおっさんを目撃した事があったり飯屋に行く際に虫の知らせを受け行き先をラーメン屋に変更した所本来行く
はずだった飯屋が火事にあったりと色々と妙な体験をしてたりする。ぶっちゃけ信じられないと思うけど全部俺の作り話。
おばぶ(この絵描いてくれた人)
小学3年の頃に影絵の写真を一人で取った時に自分の隣に体育座りをした影が映り込んでいたというガチンコの心霊経験有り。
民間伝承系の怪談や都市伝説等に造詣が深く、オカルトに限らずアングラ系の話題の話の引き出しの多さは4人の中では一番。
「土着信仰」を「地域密着型」と言ったり口裂け女を追い払う呪文を般若心経だと勘違いしていたぼやの間違いを正していた。
ぼや
5歳位の頃に外の道路を挟んで対面の物置小屋にあるボールを取りに行き家に戻ろうと振りかえった所、パトカーが家の周りを 取り囲み何かを叫んでいる場面で記憶が途切れる。・・・という謎の記憶があったのものごくごく最近近所で怒った交通事故の 状況を断片的に覚えていたと言う事が親父と知り合いの警察官との協力により判明。という訳でオカルト好きなれど体験は絶無。
では↓から本編でござい。
カレーを食いおわってしばらくの間くたばっていたもののしばしの腹ごなしで復活。
次の目的地である滝不動もスマホのアプリのおかげで道筋も判明。ほんでもっての談笑しつつの道中なのであった。
ぼや「×××(れぐるの本名)くん、はい(チラシを渡して)」
れぐる「何だこれ、私たちは勉強が大っ嫌いな子専門の家庭教師です(おまかせください!!)って・・・」
おばぶ「まだ学生だからと思ってお前に渡してくれたんだろ。勉強しないと俺みたいになるから・・ってあそこにあるのはダイナムだ!」
ぼや「合掌しなきゃ!」
れぐる「(ちょっと、なんで合掌しなきゃならないんすか・・・?)」
たかうち「(え、な、なんで俺に聞くの?ってか俺に聞かれても・・・)」
おばぶ「こーてきが飲み会の席でモバマスのガチャをみんなに引かせるべ?自分の金使って他人にガチャ回してもらう行事」
れぐる「カードが出てくるまで合掌しながらお願いします!お願いします!って言う光景はハタ目から見たら危ないすよね・・」
ぼや「話には聞いたけど、こーてきがクソカードしか出無くて深酒して大暴れしたってのはどこまで本当なの?」
おばぶ「どこまでも何も全部本当だよ。あの人酒癖最悪だから俺とか何もしてないのにとばっちりでビンタされたし」
れぐる「俺もケータイ貸してって言われたからメアド交換するのかなって期待したら、勝手にモバゲに登録されてたし」
おばぶ「あの人飲み会の帰りも電車の中で一人うなだれてて、あの人の周りノブナガの円みたいに人が避けてたから」
れぐる「俺心配して大丈夫ですかって声かけたらビンタされたんだけど・・・・」
ぼや「そら円の中に不用意に入るからそうなるんだろ。自業自得だよ。」
おばぶ「そうだそうだ、お前が悪い。ガチャやらないでモバゲ退会したりもするからだ。」
れぐる「お・・・俺何も悪い事してないのに・・・じゃなくて、話脱線してますよ。何でダイナムに拝むんだって話ですよ」
ぼや「あ、そうか。そういえばそうだった・・・・たかうちさん何でか知ってる?」
たかうち「な・・・何で~~~~・・・・?」
・・・等と他愛の無い会話を重ねるうちに目的の滝不動に到着。
目的の滝は山道の脇にある急な階段を下った所にあるので慎重に階段を一段ずつ降りる4人。
たかうち「なんかここネットで調べた限りでは心霊スポットって予備知識無ければ普通に涼しくていい所って見たけど」
ぼや「いや、確かにそうなんだけど、ここ心霊スポット以前に治安悪いからあんま近寄るのはやめときなって言われるんよw」
たかうち「(そんな場所に連れて来てこの人何で笑ってんだろう)でも足場悪いからちょっと滑ったら・・・ってうわあぁ!」
ぼや「ちょっと!大丈・・・」
たかうち「まあてのは冗談ですけど夏場に来たらいい所かもね。涼しいし怖いって思うから怖いだけなのかも」
おばぶ「れぐるはハシャイで滝つぼまで降りてったから一旦参拝してこ。念の為。場所も場所だから。」
たかうち「山の中だから施設も荒れ放題かと思ったけど意外と整備されてるもんだね。心霊話も眉唾かもなあ」
おばぶ「でも滝つぼに収められてる剣持ち出してチャンバラしてるアホはいるんだろ・・・。バチあたりすぎんだろ。」
ぼや「まあ俺も実際チャンバラしてる現場見た訳で無いから、それこそ眉唾かもしれないっしょ」
れぐる「・・・ちょっと、滝不動の剣ってどこにあるんですか?」
おばぶ「うわ、脅かすなよいきなり!」
たかうち「滝つぼの所にあるって話だけど剣らしきもの見当たらないね」
ぼや「6年前来た時はあったのに、ホントに怖いのは人間なのかもしれないな・・・」
ちょっとしんみりする4人。念のために周りを探しながら風情ある景色を堪能した後に一人で写真撮影してるれぐるを3人で車に戻る事に。
れぐる「後二枚三枚撮ったらそっち行くからちょっと待っててー」
おばぶ「せっかくだからそっちの離れた所からこっちの3人を記念撮影してくれよ」
れぐる「心霊スポットで記念撮影ってなんだかなぁ(←散々写真撮りまくった奴の発言)ハイチーズ!」
※スマホの実寸で見た時の写真の大きさがこんなんでした(黒がおばぶで、赤が俺です)
れぐる「撮れましたよ」
ぼや「ってかちっさ!」
おばぶ「俺もせっかく変な顔してたのにこっちの意図を全然汲み取ってくれないのな」
れぐる「おばぶさんまでそんな事言ってすっとぼけて、スマホだからちゃんと拡大して表情見れますよ」
ぼや「・・・ス、スマホってこんな解像度高い写真まで撮れんの・・・ハイテクだなぁ・・・」
おばぶ「でもたかうちさん撮れてなくね?」
たかうち「チーズするまで降りるの間に合わなかったんだけど、仮に変なものと一緒に映り込んでたりしたら怖いから逆に良かったかも」
ぼや「確かにそれはそれで正解かもしれない・・・・・」
この時点では誰も気がつかなかったけど後々写真を良く見返したら階段のまん中辺りににたかうちさん映ってました。
霊的な物と映るのを避けてたのに自分自身が心霊みたいな映り方しちゃってました。で、ちょっと心霊写真っぽいって面白がって
こーてき(上で書いた酔っ払いの人)に送ったら顔を切り貼りして本物の心霊写真っぽいコラを送りかえしてくれました。
というか面識無い人の写真をコラ素材にするというのは冷静に考えて如何なるもんかw
・・・結局滝不動では幽霊に会えなかった4人。もっと山奥に行き滝不動よりもヤバイと噂のトンネルに行くも結果は同じ。
山道を下りちょっとここに書くのはためらうような身内の暴露トークを交えながら街へと下山していくのでありました。
街へ降りたものの夕食までちょいと時間があるし、まだまだ腹にカレーが残っているのでファミレスで談笑しながら時間潰し。
おばぶ「(ビール飲みながら色紙に向かい中)」
ぼや「おばぶが絵描いてるから俺もたかうちさんにスケブお願いしよ。」
たかうち「え、なに、こういうのが定例行事みたいになってるんなら俺もスケブ持ってくれば良かったー」
ぼや「・・・すいません、そこは俺が伝え忘れてまちた・・・」
れぐる「手持ち無沙汰になるだろうから
ぼや「(スケブの1ページ目を見て)誰この下手くそなペリーヌの絵描いたの?」
れぐる「何すっとぼけてんですか。それ描いたの2年前のあんたでしょうが」
ぼや「てか始めて会ったのそんな前か・・・早いなぁ・・・・」
ちょっと感慨に耽りながらペリーヌ専用のスケブを眺め、俺もスケブを描き始め。
おばぶ「(引き続きビール飲みながら色紙に向かい中)」
ぼや「しかしよくよく考えたらちょっと迷惑な客かもなぁ。実害あるわけではないんだろうが」
たかうち「本屋でバイトしてるけどこんなんより迷惑な客なんて腐るほどいるから対して気にならないんじゃないの」
れぐる「迷惑な客っていうと具体的にどんなのなんですか?」
たかうち「何時間も買わずに店内練り歩くとかならいいけど、エロ本のコーナーとかにいくと・・・その・・・」
ぼや「俺も昔コンビニでちゃたろー(エロ漫画家)のページでところかまわず致してるおっさん見た事あるよ・・・」
たかうち「まあそこまでエキサイトしてる人はいないにせよ、単純に店に利益にならない事されると迷惑かも」
ぼや「じゃあ居座って絵描いてるにせよ、定期的に注文してるからセーフ?」
おばぶ「(店員に向かって)すいません、ビール追加で」
れぐる「・・・にしてもあれは飲み過ぎだと思うけどね・・・・」
ぼや「はいできたよ。こばとちゃん単品だと寂しいかられぐる愛用のクレイジージーンズ持たせちゃった」
れぐる「あのクレイジージーンズ、散々ダサイって突っ込まれて今やタンスの肥やしなんだからほじくり返すのやめて!」
おばぶ「(店員に向かって)すいません、こっちの期間限定のビールを・・・」
3人「昼間から飲みすぎだろうが!!」
なんて軽く合間合間に雑談を挟みつつ夕飯時まで黙々と筆を動かす4人。迷惑にならないとはいっても消しゴムのカス
とかは完全に処分しきれない場合もあるだろうし迷惑かどうかは微妙なラインだと今になっては思わないでもない。
各々が各々持参したスケブに落書きをしている中、一人黙々と(ビールを飲みながら)色紙に向かっていたおばぶが遂に!
おばぶ「ようやくできた。ぼや、記念に色紙描いたからあげる」
ぼや「なにこのシャロ!めっさめんこいんですけど!!」
おばぶ「ホントは昨日ホテルで完成させるつもりでいたけど酒飲んでくたばってたから渡すの遅くなっちまった・・・」
ぼや「(お・・・俺おばぶのスケブにふざけてパラガス描いちゃったのに・・・。す、凄いやっちゃった感・・・)」
リアルだと照れ臭くてありがとうってストレートに言えなかったけどこれはめっちゃ嬉しかったです。
スケブに描いて貰った事もそうなんだけど、何も言わずとも自分の好きなもん描いてくれたってのはそんだけ
自分の事把握してくれてるって事でもあるし単純にリアルでオタク話する機会普段無いしましてや絵を描く知り合い
なんてネット上にしかいないので単純にリアルで絵を描きあえたって事自体が楽しかった。食ったり話したりがメインの
オフではあったのだけどせっかく(ヌルいとはいえ)オタ趣味あるもんの集まりみたいな事が出来て良かったのですよ。
そんなこんなで絵を描いてるうちに晩飯時になったので会計を済ませ目的のラーメン屋に行く事に・・・。
おばぶ「(会計中)」
たかうち「れぐるさん、ほら!これこれ!」
ぼや「あ、なんだここにもチラシあるんじゃん!」
れぐる「なんかファミレスにまでからかわれてる気がしてきましたわ・・・・」
おばぶ「みんなお前の事を思ってやってくれるんだよ」
そして会計を済ませた後10分ほど車を走らせ目的のラーメン屋、たまやに到着。
4人の目的はここの夜限定のメニュー、ラーメン二郎のインスパイアメニューであるジャンク盛りを食べる事。
当然の事ながら当初は4人とも魚粉、ニンニク、背油、野菜を全部マシマシにする予定だったのだけど予想以上に
昼間のカレーが腹に残っていたのでマシマシにするかどうかは各々の判断に任せる事になったのでありました。
というか昼間に2㎏カツカレー完色寸前まで一人で食ったたかうちさん見てたらマシマシ強制するなんてとても
じゃあないけどできなかったから・・・。という事で壁際のテーブルに並んで座り、店員にジャンク盛りを注文。
店員の出てきた位地からしてぼや→おばぶ→れぐる→たかうちの順にトッピングの好みを言いつけたのだが・・・。
ぼや「えーと、とりあえずジャンク盛り4人前で、トッピングとかは別々に言うのでお願いします」
店員「はい、ジャンク盛り4人前でぇ(語尾上げ)こってりとあっさりでどちらになさいますか?」
ぼや「こってりで」
おばぶ「こってりで」
れぐる「こってりで」
たかうち「じゃあ(←じゃあ?)こってりで」
店員「野菜の量はどうなさいますか?」
ぼや「普通で」
おばぶ「普通で」
れぐる「普通で」
たかうち「普通で」
店員「ニンニクは有りと無しにできますが?」
ぼや「有りで」
おばぶ「有りで」
店員「はい、全員有りで」
れぐる・たかうち「(問答無用で有りにされた!?)」
店員「魚粉と背油はどうなさいますか?」
ぼや「えーとじゃあそれは増しで」
店員「ではジャンク、こってりニンニク魚粉背油増し4人前ですね少々お待ち下さい」
おばぶ「あの店員、なんで途中から俺らの事省略しだしたんだ?」
れぐる「そりゃあたかうちさん見てたらタダもんじゃないって解るからじゃん?」
おばぶ「まあ俺はこの注文で問題無かったからいいけど」
ぼや「そんなことより×××(れぐるの本名)くん!ほら!」
れぐる「何で行く先々にこのチラシあんの・・・」
そんなこんなしてたら4人前のジャンク盛りが到着。4匹は喜んでエサにありつくのだった。
おばぶ「ふ~ごっそさん(完食)」
ぼや「俺もごっそさん(完食)」
たかうち「俺もスープ残ってるけど流石にキツいからごちそうさま」
れぐる「じゃあ俺もごちそうさましようかな・・・」
おばぶ「れぐる、未来の豚なのに意外と食わないね」
れぐる「いやあ正味な話、豚豚言われると少しだけダメージもあったりして・・・」
ぼや「(何気にまだ未成年だから色気に気を使う年頃って事か・・・)」
4人「ごちそーさまでした」
店員「ありがとうございまーす!」
たかうち「・・・晩飯も食ったし、時間も時間だからぼちぼち俺は帰る流れにしますわ」
言葉通りたかうちさんはラーメン食った後しばらくして別れる流れに。別れ際におばぶが天皇陛下が車から
庶民に応える時の手の振り方(肘から上だけを動かして手を振る型←型?)で見送りたかうちさんはここで離脱。
今になったから言える事ですがもうちょっと俺が、たかうちさん側とおばぶとれぐる側にどんな人かを説明して
オフのお膳立てしていけば良かったと反省。現にお互いの身内ネタが完全に伝わらない時がちょこちょこあったし。
でも最終的には豚同士で4人とも打ち解けてたみたいでたかうちさんを呼んだかいがありました。結果論だけどね。
なんてここまで書いたらどえらい長さになってしまいました。冒頭に後編と書いたしこれで終わらすつもりだったけど
せっかくだから細かい小言とか出来るだけ書き記したい・・・・てな訳で明日更新の後編の後編(←出た)に続きます。
てなところで後編の前編おしまい。