★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

年老いたギター小僧

2023年10月12日 14時23分20秒 | ギター&ウクレレ
 私の趣味のひとつがギターの弾き語りだ。
 もちろん、下手の横好きで、50年以上やっているが、一向に上手くならない。
 今では昔と違い、YouTubeにいろんな曲のレッスン動画があるので、それを参考に日々シコシコと練習に励んでいる。

 私が大学生の頃は、ギターを弾ける人間が今ほど多くはなく、下手なりにも弾けるというだけで、優越感に浸れたものだ。
 1回生の時に、学生会館のホールで開催された同好会のコンサートで、100人以上の観客の前で、同級生とふたりで、サイモン&ガーファンクルの曲を演奏したのが、今となっては非現実のように思われる。

 3曲だけだが、よくもまあ、大観衆の前で間違わずに弾けたものだ。
 当時は猛練習すれば、もしかしたらプロに近い腕前に上達するかもしれないという、淡い期待を持ったものだ。

 それが今や、中学生でもプロ顔負けのテクニックのギター小僧がいる。
 YouTubeでそんな動画を見るにつけ、己の下手さ加減に滅入る今日この頃だ。

 とりあえず、エレキの速弾きやアドリブでは遠く及ばないと悟り、今はアコギで古いブルースのコピーをやっている。
 そんなブルースだと、速弾きは必要ないし、コードも3コードがほとんどなので、あとは個性でなんとかごまかせそうなのだ。
 エリック・クラプトンは到底無理だが、極端に音数の少ないBBキングなら、なんとかコピーできるような気がする。

 プロになるのは、とっくの昔に諦めているので、何かの折、ギターを弾く場面に遭遇した時に、古いブルースを渋く弾いて聴かせるのが私のささやかな夢だ。


ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがある。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

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