元サラリーマンの植物ウォッチング第7弾。写真はクリックすると大きくなります
多摩ニュータウン植物記Part7
クマガイソウ・3~奥高尾

写真は奥高尾の林内に生育している「クマガイソウ(熊谷草)」。ラン科アツモリソウ属の多年草で、この袋状の花を昔の武士が背負った母衣(ほろ)に見立て合戦で源氏の白い旗を掲げて戦った熊谷直実の名を当てている。一方、同属の赤いアツモリソウは赤い旗を掲げて戦った平敦盛の名を当てている。
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ジャケツイバラ・4~萩原橋

さて“萩原橋”だがこれは地名ではなく人名が由来になっている。明治10年(1877年)に現在の八王子市中野上町で萩原彦七が器械製糸工場を始めたが、ここは湧水に恵まれ桑畑が拡がり養蚕や撚糸が盛んに行われており製糸業には最適だった。しかし工場が出来た頃は浅川を渡るには板橋しか無く彦七は将来の商工業の発展のために大きな木造の橋を架けたいと願いほぼ全額を負担して明治33年(1900年)に完成した。彦七はこの橋は私有すべきものではないとして明治36年(1903年)に東京府に寄付し、その後昭和7年(1932年)に鉄筋コンクリートの橋になり平成2年(1990年)に補修されて現在の姿になっている。萩原橋の欄干には“蚕と桑の葉”や“糸車”など織物に関係したものが刻まれている。ちなみにこの橋を渡る秋川街道は八王子の中心を通りJRを渡って南下すると武田信玄の五女・松姫が出家し信松尼となって創建した信松院がある“松姫通り”になる。
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ハナグルマ

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アゼナルコ・1~谷戸

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