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キツリフネ・2~蒴果

 指で触れると弾けて種子を飛ばす「キツリフネ(黄吊舟・黄釣舟)」の蒴果。右側の鞘が “ビフォー” で、これに触ると、莢の皮が勢い良く丸まって、中の種子が弾き飛ばされる。左側のものが “アフター” の姿で、莢にはもう一粒の種子も残っていない。ひっつき虫のタネのように、何キロも離れて旅をすることは無いだろうが、この “爆発” のお陰で生育環境の良い場所では、群生になり易い。属名の Impatiens は “我慢できない” “気短か” の意味で、種小名の noli-tagere は “私に触れるな” という意味。英名も Touch-me-not と表記されている。キツリフネはツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草。
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コメント
 
 
 
キツリフネの果 (がちゃばば)
2012-10-05 22:06:20
キツリフネは見たことがありますが、実の鞘がはねたところは、初めて見ました。こうやって子孫を残すのですね。

↓ナンバンギセルやアキノギンリョウソウも一度写真に撮りたいですが困難です。
ゆっくりアップで拝見しました。
 
 
 
種子が弾き飛ばされる花 (granma)
2012-10-05 22:46:21
こんばんは。
ツリフネソウ科の花は種子が弾き飛ばされるのですね。
以前、ホウセンカ(やはり種子が弾き飛ばされる)を撮った写真を見ると後ろが下がっていてツリフネソウに似ていると思い調べたら、ホウセンカは
ツリフネソウ科でした。
花の姿がちょっとだけ似ているような気がします。
 
 
 
がちゃばば様 (多摩NTの住人)
2012-10-06 13:51:31
コメント有り難うございます。
キツリフネがお近くで見られますか。
種子の様子は今頃なら見られるはずですよ。
アキノギンリョウソウの花はようやく見つけました。
 
 
 
granma様 (多摩NTの住人)
2012-10-06 13:53:51
コメント有り難うございます。
ホウセンカも同じツリフネソウ科で、やはり種を飛ばすようですね。ホンセンカの果実も見てみたいのですが、林内では見つかりませんね。
 
 
 
Unknown (ディック)
2012-10-06 20:39:34
花は見たことがありますが、こちらの写真、こういうのは、初めて見ました。このお話しも初めてです。
ありがとうございます。
 
 
 
ディック様 (多摩NTの住人)
2012-10-07 14:01:52
コメント有り難うございます。
ツリフネソウの仲間は、種子の飛ばし方に特徴があります。花が見られれば、ぜひ、果実も見つけてみて下さいね。
 
 
 
Unknown (guitarbird)
2012-10-10 10:34:37
おはようございます
こちらでは昔の人は弾ける種を「おこりんぼう」と言っていたのですが、先日、30歳くらいの若者がそれは聞いたことがないと言っていて、世代を感じました(笑)。
 
 
 
guitarbird様 (多摩NTの住人)
2012-10-10 12:42:09
コメント有り難うございます。
地域や世代によって呼び方も変わるんでしょうね。
「おこりんぼう」は私も知りませんでした。
 
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