マロンが我が家に来てもうすぐ１年４ケ月。
最初の頃は、ぬいぐるみのように可愛かったんです。
でも、可愛かったのは、ほんの数週間。
噛むし、じゃれるし、
その声がとても女の子とは思えない
ひく～いドスのきいた声で、
「あ゛ー、あ゛ー」と言って暴れていました。
２ＷＡＮと１にゃんの世話でイライラしていた私は
「かわいくな～い」と何度もつぶやきましたね。
その上、
パパ猫は足を骨折していましたし・・・。
最近のマロンは、
ようやく感情が出てきたって感じなんです。
何より甘えっ子になりました。
「ただいま～」と部屋に入ると
ボルドをさしおいて、ピョンピョン跳ねてお出迎え。
ボルドは座って待つようにしつけたので、我慢しています。
マロンもすこ～しだけ座っていますが、私がしゃがむと
肩にアゴを乗せて体をくっつけにきます。
この時の声はあのひく～いドスのきいた
「あ゛ー、あ゛ー」なんです。
この声が可愛いと思えるようになりました。
私が座っていると
下から上目使いに「抱っこして～」と
言っている感じで見つめるんです。
この目によわ～い私。
ついつい、抱っこしちゃいます。
この状態でしばらく休憩。
マロンは、いつもより高いところから見るものが
珍しいのか、キョロキョロしてなかなか降りません。
そのうち、やきもち焼いてボルドが
「ピーピー」言います。
興奮してはいけないので、マロンを降ろします。
ボルドも「抱っこして欲しいよ～」と見つめます。
が、重くて持ち上がりません。
残念
猫娘に交代します。
私が「マロン可愛くなったねぇ～」と言うと
パパ猫は「始めからず～っと可愛いよ」と言うんです。
最初から可愛いのはボルドだよ、
ねっ、
ボルド！
「マロンはどれでしょー」の正解は次回掲載いたします。
正解の方には素敵な・・を・・。
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ドッグランに行ってきました。
マロンを連れて「Ｗａｎｐｏｒｔ、cafe sun's」へ行ってきました。
マロンの異母姉妹のナナちゃんファミリーと対面です
この日をとても楽しみにしていた私。
念願のナナちゃんママのあおなさんに
お会いすることができました。
ナナちゃんの子のラムちゃん、ミミちゃん、トトくん
そこへ看板犬のサンとユパが入り、
レッドボーが６頭走り回っていました。
絶景ー、絶景！
ただでさえ見分けがつきにくいのに・・、
ご親戚さんなので、
私もパパ猫もマロンを見失ったり、
間違えそうになりました。
でも、ガウガウも無く、
みんなと仲良く走れて良かったと思います。
とくに、
ラムちゃんとつるんで遊んでいました。
あおなさんとトトくんママさんには、
マロンを自分ちの子のように可愛がってもらいました。
（良かったね、マロン）
それに、なんと！
トトくんママさんと私は、生年月日が一緒
ビックリ！！感動！！
相変わらず、
看板犬サン君には厳しい態度のマロンでしたが、
サンちゃんは相手にされていませんでした。
そこへ突如、
看板犬ユパ君がゴーグルつけて登場！
そして、
シベリアンハスキーのバズくん、
ユパのサングラスをつけられて・・、カッコイイ！
でもなぜか・・・
パパ猫に寄り添って・・・
「渋い男同士、やっぱ引かれ合うんだぜ」とパパ猫
（ブヘッ）・・・違う・・・違う・・・（笑）
ミニチュアシュナウザーのベリィーちゃん
ボーダーに混じって物怖じせずに走っていました。
すごく綺麗にトリミングしていました。
小型犬用のドッグランで
ミニチュアダックスが走っているのを見つけたマロン
フェンス越しにガウガウ。弱いものいじめ？
結構いじわるなマロン（これが本性？）
お昼はいつもの、美味しいランチをいただき、
マロンもわんこメニューの
「かぼちゃのロールケーキ」を食べて満足そうでした。
午後からは、
Ｂ＆Ｗボーダーの女の子、モモちゃんに会いました。
ボール遊びが上手、ちょっと甘えん坊、
でもお手入れ良くて、毛並み綺麗で、可愛いかったー。
マロンは
ボールを追いかけるモモちゃんを追いかけていました。
モモちゃんは嫌がることなく遊んでくれました。
モモちゃんパパとママさん、レッドボーダーを迎えたかったそうで、
マロンをダッコするぐらい、可愛がっていただきました。
みなさーん、また遊んでくださいねー！
本当にありがとうございます。
家に帰ると留守番をしていた猫娘とボルド
こんな感じでお留守番だったそうです。
「やっぱり一緒に連れて行きたいなぁ～」
とパパ猫と私。
発作を恐れて予防接種をしていないので、
「まずは予防接種だね、ボルド。頑張ろう！」
さて、ここで問題です
下の写真でマロンはどこにいるでしょう？
また、次回が楽しみです。
マロンお疲れー！
ボルドなーに？
えっ、マロンが起きちゃうって？
ボルドはやっぱり、我が家の太陽だね。
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今日もパパ猫はお仕事、
私は・・、家の用事で休み。（嬉）
イイお天気なので洗濯、掃除に大忙し、
相手をしないでほっとくと、
始まりますよー、
ボルドとマロンのバトル。
「カ～ン」とベルが鳴ったかのように・・
でも何故か、
いくつもウシ君（ロバ？）は転がっていいても、
１匹を取り合うんです。
「こっちにもあるよ」と声をかけても、
投げてもバトルは止まりません。
マロンは必死
ボルドはまわりを気にしたり、
力を緩めたりして
最後にはマロンに譲って終了。
相変わらず、気が強いのはマロンです
この勝ち誇ったような顔
性格が正反対なので、ちょうど良いのでしょうか？
洗濯物も干して、
ボルドの体をブラッシングして
お水のいらないシャンプーで、
私の好きな白い胸元がさらに真っ白に。
マロン、ボルちゃんが良い匂いするんでしょー。
ボルちゃん可愛いー。
でも顔が・・、ボルちゃん嫌がってる？
明日は、
マロンを連れてドッグランへ行く予定です
お天気も良さそうなので、帽子を用意しました。
前回より他のＷＡＮと仲良く出来るか・・、
マロンの成長が少し楽しみな私です。
もし明日、ご一緒になったら、
みなさんよろしくお願いします。
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（私達のあゆみ 第４７話）
入院６日目
ようやくボルドに明るい兆しが見えた・・、
と思ったこの日。
夕方、
猫娘が帰ってきて
「マロンの便がゆるく、何度もトイレに行った。」と
電話で連絡があった。
とっさに私は、
何か変な物を食べさせてしまったかな？
留守中に何が食べちゃっただろうか？
いろんな事が頭の中をめぐっていました。
同じ会社の私達、
退社時間になりパパ猫に相談して。
ボルドの面会に行きながら、
マロンを診てもらう事にしました。
猫娘には、
汚れたトイレシーツをビニール袋に入れて
マロンも出かけられる準備をして待つように
電話しました。
パパ猫が帰宅するのを待って、
猫娘とマロンを乗せて。
みんなでボルドに会いにいきました。
もちろんマロンはボルドには会えませんけれど。
汚れたマロンのシーツを先生に預けて
検査をしてもらい、診察室で待つこと５分位。
院長先生が出できて、
「何もなかったから、たぶんストレスだな。
ボルドがいない寂しさから、ストレスで下痢しちゃったんだろう。
念のため、抗生物質の注射打っておこう。」
私達は、
「マロンも心配でストレスだったんだ。」
と初めて気づきました。
この日の面会は
猫娘とふたりで、
マロンとパパ猫は車で待つことになりました。
本当は、
マロンとボルドを会わせたかったのですが
またボルドが興奮してはいけないので、諦めました。
ボルドは前日よりも
目に力がある感じで、口も少し動かしていました。
家に帰れる日が近づいている気がしました。
（つづく）
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今日は朝から日差しが強かったですね。
気温は涼しくて快適なのですが、
ボル・マロには充分に暑い朝だったようです。
朝の散歩は少し遅めでしたが、
花々もすっかり色づいて綺麗になりました。
普段は帰ってきても、
物足りないとばかり遊んでいるのですが、
今朝はお水を何度も飲み、
さらに少ししたらウトウトし始めてました。
このところ
ボルドは落ち着きが出ています。
マロンは相変わらずの元気印。
29日に予定しているドッグランで
少しストレスを発散できると良いのですが。
今日もマロンだけ近くに新たに開設された
ドッグランに連れてゆきたかったのですが、
昨日の雨で地面の状態が良くない気がして、
マロンは留守番に変更して、
ｗａｎ抜きで下見に行きました。
ドッグランは小型犬用と中大型犬用の2つに分かれていて、
両方とも小さな公園程度ですが、充分な広さはありました。
料金は１頭目が５００円、２頭目が３００円だそうです。
スタッフも常駐していて、再入場もＯＫです。
フィールド表面は芝です。
河川敷なので、場所によって水溜りができていました。
でも、
スタッフが、タオルを使って芝の水を吸わせていました。
えらい！
今日はボーちゃんが２ｗａｎ遊んでました。
ひと組は私達が着くと同時ぐらいに帰り支度を始めていた、
ボーちゃんとワイマラナーかポインターのような大型犬を
連れていらっしゃった若いカップルの方。
もう一組、
長年ｗａｎと暮してらっしゃったと言うご夫婦の連れたボーちゃん。
名前はナナちゃん。ボルドと１ヶ月違いの、もうすぐ３才の女の子。
１２キロぐらいだということですが、
温厚な飼い主さん同様に、すごく穏やかで我慢強くて、
俊敏で頭も良くて、聞き分けの良い女の子でした。
特別に訓練した訳ではないそうですが、
うまくディスクをキャッチしていました。
ほかのｗａｎにけしかけられても、ジッとガマンして・・・、えらい！
マロンとお友達になってくれると良いのですが・・、期待。
近くなので
何とかボルドも行けるようになれば良いのですが、
やっと落ち着きが出始めたところです。
猫娘の許可が下りませんので、
もう少し様子を見てから
慌てずにドッグラン再デビューを目指す事にしました。
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（私達のあゆみ 第４６話）
入院５日目
昨日、ボルドの状態を見て落ち込んだ私。
家に帰っても・・・
「ふっ」とした瞬間に、涙があふれてきて・・・
パパ猫に、
「ボルドが一生懸命頑張っているのに、
何もせず泣いてばかりいたらダメなんじゃない？」
と言われ、
「そうだ、ボルドは家に帰れるように
頑張っているんだ。
私が泣いていちゃいけないんだ。」
と思い直しました。
今朝、
電話を入れて様子を聞くと、
朝一度発作があったが、注射でおちついて寝ている
と聞き、
気分転換に買い物に出かけました。
夕方、
電話を入れてから、また会いに行きました。
夕方に一度発作があり、
注射で寝ているところでした。
先生からの話では
朝、ＣＬの採血をして、ご飯食べたが、
昼は寝ていて食べてない。
でも、
パパ猫に伝えると、
えっ、お昼食べないって・・？
もとから朝晩の２回の食事で
お昼はあげてないのだから、
そりゃー寝るでしょ！
そうでした、
私、先生に言わなかった。
先生を心配させちゃったなー。
今日は、
ゲージを開けていただいて、
ボルドの体に触れた。
１週間ぶりに触ったボルドの体・・・、
少し痩せたよう・・、
毛もバサバサだし・・・
苦しかったね・・。
それに、
排泄で毛が少し固まってるところがある。
先生が毎回拭いてくれているのに、
家に戻ったら、綺麗にしてあげるね・・、
そうだよ・・！
こんなとこに居ちゃダメなんじゃないだろうか、
おうちで・・・、
家族と一緒に・・・、
それが幸せじゃないだろうか・・・！
今日も２回の発作・・。
先生の言うような結果になったら・・・
このままじゃ・・。
ちょうど、もうすぐ年末。
どうなろうと私達の仕事納めの日に
退院させてもらおう！
もしその時が来てしまうのなら・・、
その時が来るのなら・・、
私達のそばで、
少しでも穏やかに
そんな事を考えてしまいました。
そう考えてしまうほど、
ゲージの痩せたボルド・・、
見ていられない・・・。
（つづく）
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（私達のあゆみ 第４５話）
入院４日目
昨日は、「歩いた」と聞き嬉しくてうかれていた私。
パパ猫に「病は一進一退」と言われてドキッとしたものの
病院に行く前に電話で様子を聞くと・・・、
今朝から薬を少し弱めにして様子を見ていたが、
よーく寝ていて落着いていたとの事。
よかった・・、確実に快復してくれそう・・。
私は、良いほうにしか考えない短絡的性格なので、
夕方の面会も期待して行きました。
嫌がっていたパパ猫も本当は誰よりも、
ボルドを確認したかったのだと思います。
楽観的な私に影響されて、
パパ猫と猫娘と３人でボルドのゲージへ。
ウトウト寝ているボルドに３人で
「ボルド！ガンバレ！」と声をかけたら、
ボルドは気がついたように、
喜んだようでした。
「ボルド！とーちゃんも来てくれてるよ」
「おい、ボルド」
ボルドは声のするほうを・・、
パパ猫を目で追うように動かして・・。
確認できたんだなーと思ったとき、
ハァハァと息が荒くなり・・・、
早くなり・・・・、
パパ猫はすぐに気がついたようで、
「やっぱりだ！ボルド！頑張れ、家に帰るんだろ！」
そう大きな声でボルドに声をかけていました。
どうしたんだろうと思うと・・、
カタカタと痙攣発作が起きてしまいました。
パパ猫は「俺が来たからかな」と首をかしげ、
複雑な表情で・・
猫娘に「早く先生を呼んでこい！」
そう言って、
病院から出て行きました。
すぐに担当の先生が来てくれて、
注射をしてもらいました。
すると、見ているうちに息も落ち着いてきて・・。
また眠りについたようでした。
担当の先生も、
昨日の様子から一転してしまい、
すごく残念そうでした。
少し間をおいて、
治療方法の事も詳しく説明して下さっていましたが、
私は・・・、
見るからに衰弱しているボルドの
ケイレンで苦しむ姿が目に焼きついてしまい・・。
ショックで・・・
涙があふれて・・・
頭の中も真っ白でした。
パパ猫の言うとおりだった、
一進一退の繰り返し・・・、
いつ治って家に帰れるだろうか？
面会前とは正反対に、
今度は悪い方に考え始めました。
態度にすぐ出るタイプですので、
そんな私の気持ちを察したのか。
担当の女医さんは、
院長先生と相談してくださり
「ＣＬ病の検査をしてみましょうか？」とお話してくださいました。
入院中に他の病気の検査もしてくださったのですが、
先生はさらに・・、
簡単にできる検査ですから、
ＣＬの可能性が否定できれば、
治療方針も方向が決まるし、安心でしょうから。
そうおっしゃってくださいました。
それに、そろそろ年末なので、
年内に結果が出そうな検査機関を探してくださいました。
検査は血液で調べることが出来るので、
明日の朝、採血して検査機関に送っていただくことになりました。
パパ猫はさぞ落胆していると思いながら、
車に戻ると、
パパ猫は「行く前からそう思っていたから」とポツリ・・、
「今日の役割はボルドに声をかけることだった、そうだと思う」
パパ猫のこの言葉が、私には納得ができました。
なぜって、
パパ猫と暮し始めて１０年程度ですが、
良くこう言っています。
物事は元から神様が決めていらっしゃるから
必然で進んでいる。
事実、ケイレンをおこす寸前に、
「家に帰るんだろー」という声が聞こえたように、
一瞬ですが、瞳が・・、
違った感じになった気がするんです。
落胆していると思ったのですが、
逆でした・・、
まだ、何ともいえないけれど・・。
ひょっとすると、快復するかもしれない。
そう言ったんです。
しかし・・、
現実は逆でした・・・、
次の日も発作が・・・。
（つづく）
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私達のあゆみはお休みで、
室内スポーツの夜にしました
最近のボルドは発作も軽く、
少しだけホッとしています。
お散歩も朝は軽めにしましたので、
散歩中に興奮する事も少なくなりました。
でも、少し太ってきちゃいましたが・・・。
マロンは大人っぽくなり、
いよいよ落ち着きも出始めました。
今夜はボルドの体重維持とストレス解消に
マロンには少しディスクとか
アジリティー的な事をさせよう、と思い。
先ずは好例
「なんちゃってディスクドッグ」
ボルドは少し公園などでディスクを追って走った事があります。
マロンは室内で、やっと興味が出たところです。
と言っても・・、
ディスクはソフトな「なんちゃってディスク」です。
軟らかいのでハンブルも多いですが、
初めにはちょうど良いと我が家では思っています。
（家も狭いですし・・・）
と言っているうちに・・じゃーんぷ！
シャチのような・・・！
マロンも負けじと、シャチ真似。
足の短いパパ猫のような・・。
マロンのも横取り
ディスク大好きボルドなんです。
マロンも頑張って。
ボルドは低くてもキャーッチ！
やっぱりボルド！
カッコイイー！
マロン！
ディスクもボールも頑張ろうなー！
（By パパ猫）
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（私達のあゆみ 第４４話）
入院3日目。
日曜日の朝を迎えました、
今朝も病院に電話して、
朝のうちに会いに行ってきました。
状況を聞くと、
昨日の面会後に発作は起きていないそうで、
それに、
今朝のご飯も食べたそうです。
ボルドに会いに行くと、
昨日と同じ様でしたが、
私達の呼ぶ声に答えようとゆっくり目を開け、
頭を上げて起きようとしていました。
私は、すこ～しずつ、
少しずつではありますが、
良くなっているような気がしました。
夕方電話を入れる約束をして帰ってきました。
状態を確認して少し安心はできましたが、
もう3日、寝たきりの状態・・・、
やっぱり心配です。
約束の６時に電話を入れ、
先生から状況を聞くと、
「小さな発作はあったものの、
ご飯も食べて、
すこ～しだけ歩いたよ」
えっ、歩けたんだー！
そう聞くと、
少し期待して・・、
ボルドに会いたくて、
診察時間外でしたが、夕方面会してきました。
パパ猫は、
「俺が行くと興奮するから」
そう言って行こうとしません。
ゲージのボルドは、
辛そうに横たわり、
今日は麻酔の注射はしていないそうですが、
眠そうな感じは変わりませんでした。
ただ瞳を見ると、
昨日よりも少しだけ、
意識がハッキリしてきた感じでした。
私と猫娘が「ボルド！」と呼びかけると、
ボルドは、
その声に気づいて顔を向けようとして・・、
一生懸命匂いを嗅いで・・・・、
ゲージ越しに指を入れると・・、
いつものようにペロペロ舐めてくれました。
少しだけ力の戻った瞳で、
「かーちゃん、来てくれたの？」
そう言いたげに見ていました。
パパ猫に、
ボルドが寝ていたとしても必ず声をかけてこいよ。
そう言われていました。
私と猫娘は少し強い口調で、
「ボルド、待っているからがんばれ！！
早くお家に帰れるように頑張るんだよ！！
マロンも待っているからね。」
ボルドはその声にうなずいていたようでした。
昨日よりは良くなっていたので安心。
でも先生は、
「１週間は預かって様子見ます、
入院した日よりは、ずいぶん良くなっています。
まだ、出来る事もあるし可能性もあるので、
諦めないで頑張りましょう。
お母さん、お父さんゆっくり寝てくださいいね。」
と私達の体まで気遣ってくださいました。
時間外に押しかけたのに、
嫌な顔せずに応対いただき、感謝。
車でパパ猫に報告していると、
何だかホッとして・・・・、
涙が・・・・
涙が止りませんでした。
パパ猫はこんな時、
妙に冷静でイヤな事言うんです。
「病は一進一退、
そんなに急に安心しちゃダメな気がする。
ボルドがひどくないのなら、
この後1週間も入院させないよ！」
ふいに、涙がとまりました。
そう・・、
浮かれていた自分に。
まだ、ボルドは苦しんでいるのに・・・。
そして・・、
パパ猫の言ったとおりに・・・・・。
（つづく）
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（私達のあゆみ 第４３話）
ボルドの初めての入院。
今夜ダメになるかもしれないけれど・・・、
預けてくるしかありませんでした。
ボルドの事を思うと、
ほとんど寝れずに、
最悪のシナリオが湧き出して来ては否定して。
ほとんど寝ずに朝を迎えました。
先生からは
ボルドの事が心配だろうし、
翌日、朝のうちに電話を入れるようにと
言われていました。
きょうは仕事を休む事は出来ませんので、
職場に着く８時３０分頃に病院へ電話しました。
先生の説明では、
前日も面会した後、発作があったということでした。
今朝は落着いていて、
少しゴハンも食べたそうです。
夕方会いに来て良い
そう説明を受けて、
ホッとしたら、何だか涙が出てきちゃいました。
どんな感情の涙かも自身でわからなかったです。
涙顔のまま職場へ行き、
同僚が「どうしたの？」と心配してくれて
事情を話すと・・、
同僚まで涙。
そんな状態で、
仕事上でもチョット上手く行かないと、
なんだか関連付けちゃって・・、
何度かメソッとしましたが、
なんとか夕方まで仕事に集中して
ボルドに会いに行ける時間になりました。
本当に、
長い長い職場の一日が終わりました。
急いで猫娘とボルドに会いに行きました。
先生の説明では、
朝の電話を終えた後、
９時と１１時に発作、
ただ、１１時の時には頭だけ振る程度の
非常に軽い状態だったそうです。
その後は大丈夫だったようです。
でも、
先生は万が一の事を考えていたようです。
「他の飼い主さんより精一杯愛情注いでいたよ」
「普通の飼い主さん以上の事をしている飼い主さんだよ」
そんな事を言い始めて・・、
やはり絶望的なんだと、改めて感じました。
あまりにもどん底だったのか・・、
放心状態だったのか・・・、
涙さえ出ませんでした。
ともかく、
入院ベットならぬゲージに会いに行くと、
ボルドは麻酔で寝ていたのですが、
「ボルド」と小声で呼びかけると、
目だけゆっくり開けていました。
少しはわかってくれたかな？
今日はもう一晩お泊り・・・。
がんばろうね・・・
ボルド！
ボルドが頑張っているのに、
メソメソしていられません。
私も頑張らなくては・・！
実はこの時、
新たに担当していただく事になった先生は、
神経系の専門で、
大学病院とも連絡を取り合ってくれて、
早く家に戻れるように治療していただいてたんです。
そう！
とても笑顔がチャーミングな
ボルドも大好きな女医さんです。
（つづく）
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