ボーダーコリー 「ボルド」と「マロン」と猫の「にゃきち」And「バディ」

ボルドは虹の橋を渡り、寂しそうなマロン。そこへヤンチャ怪獣バデイを迎え、ドタバタな日々が始まりました。

先生の第一声は「ひどい状態だなー」でした。

2009年04月17日 | 私達のあゆみ

(私達のあゆみ 第41話)

ボルドの場合、
発作がおきた時、
突然横たわり、
数十秒から1分位の硬直、
その後はやはり数十秒のケイレン。
硬直の際には、呼吸を止めて力を入れています。
呼吸をしていませんので、呼吸も荒いですが、
無酸素状態が脳にも良くなさそうです。
この状態を1回として
一度の発作で数回繰り返す、
重積発作をおこしています。
そして
呼吸が落ち着くと、
立ち上がり、歩き始めます。
意識や活力をリセットするかのように。
歩き始めは、フラフラと足取りは危なげです。
勢い良く転倒する事もよくあります。
完全に元に戻るのは、
早い時で30分程度、
遅い時は1時間経っても足取りがおかしい事もあります。
発作から復帰まで、
そうとう体力を失っていると思います。

前日から続いた20回を越える発作で、
ボルドの体力は限界になっていたのです。
夜中からの発作は非常に軽くすんでいる・・。
発作が終わると、浅い眠りについていたので、
そう錯覚していたんです。

朝、「ボルドは重態かも」そう言われ、

連れて行く準備をしていると、
8時頃にまた軽い発作。
それも発作が普通の動作と思い間違うような、
自然な復帰の状態。
「またおきちゃったよ」そう言ってるかのような・・・。
一見、
意識はハッキリしているようでしたが、
大好きなリンゴをあげようと、
差し出すと・・・、
リンゴを食べようとして・・・
近くの家具を噛みにゆきました。
えっ・・・。
私の頭の中は、
絶望と混乱でパニックになりそうでした。

あわてて動物病院に電話しました。
幸い院長先生と話す事ができ、
「発作の様子を見て、すぐに連れてきてください」
先生の口調は間違いなく
危篤な状態だと言っているかのようでした。

車で連れてゆくと、
ともかく「入院させて処置するから」と先生。
午後に電話連絡するように言われていましたので
状況をお聞きすると、
脳圧を下げる点滴などをしている、
ただ、
発作はおきているとの事。
夕方まで治療をして様子をみるから
電話してから、会いにきてください。と言われました
電話の内容と口調は何だか
状態が落ち着いてきている、そう思えました。
そして、
夕方、私と猫娘とでボルドに会いに行きました。
発作はあったようだし、
状態によっては、
退院できないかもしれない・・・、
最悪、そのまま入院でも仕方が無いと・・、
そう家族で話し合って決めていました。
でも、
そん状態じゃなかったんです!
そんなんじゃ・・。

面会してすぐに、
朝よりさらに悪くなっている事が明らかでした。
麻酔で寝ているはずなのに・・、
発作のような症状が・・。

先生から説明を受けましたが、
先生の第一声は「ひどい状態だなー」でした。
家に帰ると死もありえる、
さりとてこのまま入院しても、
死なないとも断言できない、
死ぬ可能性はある。
「覚悟しなさい」そういう説明でした。
そう、
昨日からの状態・・、
素人の私が考えても・・・。

病院のドアを開け、
外に出たとたん・・、
私の心からも・・
何かが勢い良くあふれ出てきました・・、
まわりを憚らず・・、
大きな声で・・・。

(つづく)


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