パパ猫です
前回に続いて
我が家の大切な坊ちゃん達が虹の橋を渡り
私たちが次のステップを踏み出した時のお話です。
「私達とマロンのためにも」と迎えたバディ
落ち込んでいたマロンは、
初めの頃は嫌がっていましたが
パピーボーダーの小悪魔バディが
放っておいてくれるわけもなく。
「嫌々」相手をしていたマロンでしたが、
日増しに「輝くような笑顔」が戻ってきました
バディはパピーの頃はヤンチャでしたが
成長するにつれて少し憶病で繊細で、
マロンの気持ちを考えながら
一歩下がって傍にいるような優等生タイプでした。
しっかりと指導係のお仕事をして
マロンもすっかり元気になり
毛艶も滑らかで、バサバサ感が無くなりました。
私達も病気やケガに気を配りながら
大切にバディを見守っていました。
そして
4才を過ぎる頃には
たくさんの言葉を覚えていたボルドのように
随分と意思の疎通ができているように感じ始め、
マロンよりも理解し始めているようでした。
徐々に年を重ねてきたマロンにとっても
以前、ボルドを看ていたように
バディがマロンを看てくれると思っていました。
そんな楽しく元気に過ごしていた日々が
あっという間に消えるとは思ってもいませんでした。
ボルドは重い発作が原因で
突然に虹の橋を渡る事はあるかもしれないと
少しの「覚悟」をもって発作を看ていました。
でもバディにも、
突然それは訪れました。
突然虹の橋を渡ったバディのご報告で
「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」に分けて
詳しくお伝えしましたが、
狂犬病ワクチンを接種して
1週間が過ぎた頃から
食事を食べる速度が少しだけ遅いので
風邪か胃がもたれているのかと気にし始め
2日ほど経過すると、
食事を残し、
何度か吐くことも出始め
いつもの病院へ受診することにしました。
5月3日からはご飯を食べなくなり
2日間は点滴を打ちましたが改善せず
完全に不安になりました。
そして
その日の夜、けいれん発作がおきました。
ボルドが虹の橋を渡った時ときに、
てんかんのけいれん発作ではなく。
食欲の減退から始まり
数日で排尿困難になり
瞬く間に症状が悪化して
虹の橋を渡ったからでした。
夜遅い時刻でしたが
ボルドを親身に診ていただいた先生に相談し、
思わしくない状況と判断したようでした。
先生は少し遠方の違う病院へ転院してしまったのですが、
たまたま
マーボー家から遠くないところで、
ご家族が勤務されていることがわかって
初めて受診する病院でしたが、
夜遅く緊急に診てもらうことに
親身に詳細に検査した結果は
やはり非常に深刻な状況と聞かされました。
「無駄になるかもしれませんが」と
前置きをされてからですが、
より設備の整った、緊急手術も可能な
24時間体制の緊急動物病院へ向かうことになりました。
「ボルドとは違う」
ボルドは、長年の投薬に影響もあったと思いますが
多臓器不全に陥ったためでした。
だから、
投薬もしていない、
元気なバディが同様な結果になるはずはないと・・。
夜間救急病院での検査で、
輸血などの治療もできない状態である事
やはり他の臓器にも影響が出ているようでした。
そして、
これ以上のできることが無い事も聞かされました。
このような状態で「けいれん発作が起きた」
それがどんな事なのかは、
ボルドの時に、少し勉強したので
マーボー家みな、
祈るような希望は儚く消えようとしていました。
夜間救急病院で動物病院の先生と相談されたようで、
深夜でしたので、
このまま早朝まで対処いただけること
早朝の退院後は動物病院へ戻るように案内されて
帰宅しました。
ほとんど眠ることがないままに
翌朝、疲労困憊のバディを迎え
動物病院へ戻り、
もう少し治療してもらえることになったのですが
次の日の朝、
ゴールデンウィーク明けで出勤しましたが、
すぐに、
病院から連絡が来て、
急いで家に戻した方がいいと伝えられ、
すぐに病院へ向かいました。
慢性的な肝炎の疑いがあるようでしたが、
黄疸は水を飲まなくなるまで出ていませんでしたので
慢性的なものではないと思いました。
ついこの前まで、
マロンと狭い部屋いっぱいに
追いかけていたし、
なんでこんなことに!
バディをつれて帰宅して
30キロ近い体重の彼を猫娘と一緒に運び上げる時
彼は私の方を見て安心した表情に
もう、悔し涙がとまりませんでした、
リビングに寝かすと
発作がおきましたが、すぐに治まり、
この数日で見たことが無いような
穏やかな表情で私達を見ていました。
仕事もありましたし、
バディに「仕事に戻るね」と告げ、
今までの感謝と闘病の労いを込めて
精一杯の声かけと頭と首をさすってあげました。
もちろん、これでお別れだと感じていましたし、
彼も理解しているようでした。
バイクで家を出て10分もかからず到着し
ラインの着信を見て
悔しくて
何でこなことになったのか?
何か原因があるのでは?
そんな事ばかりが頭をめぐって。
悔しくて、
悲しみより憤りの感情が
時間と共に私の心に広がってゆきます。
でも同時に、
ボルドの時に落ち込んでいた
マロンのことが心配になりました。
とにかく「悔しくて」
喪失感を感じる前に再出発しようと
きっとバディも理解してくれると信じて
この日の夜から
ペットショップのホームページで
こっそり、
バディの生まれ変わりを探し始めていました。
5月7日に虹の橋を渡ったバディ、
12日に空に駆け上ってゆきました。
私は年明け早々から
5月の14日に入院手術を予定していました。
手術の気分ではありませんでしたが
先延ばしにもできず、4日間の短い入院でしたが
バディの事ばかりが頭に浮かんで、
入院前までにバディの生まれ変わりを探していました。
手術は彼が守ってくれているような気がして
憶病なのに、
手術の恐怖心は全く感じませんでした。
無事に手術が終わると、
術後は食べて寝て、歩くだけの状況ですので、
他の時間はボーダーコリーを探していました。
午前中の手術を終えて、
その日の夕方、
猫娘に見つけた子を見てもらいました。
バディではなく
マズルのカラーと瞳が
ボルドにそっくりな子。
5~6年間で2頭も失った私ですが
心の中に彼らがいる気がします。
バディを迎えてから
笑顔のボルドが心の中に居るような気がして
失ったことは、
悲しくて、悔しいですが、
だからこそ、再出発するしかない。
そんなふうに考えるようになりました。
最後に、そんなお話を
(つづく)
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