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きょうも歴史のエピソードをひとつ書かせていただきます
鎌倉時代のことです。ある人が矢で射殺されました。
犯人は、その人物に恨みを持っていた諏訪という人でしたが、役人が厳しく問い詰めても口を割ろうとしませんでした。
しかし、北条時頼が次のように話しかけると、簡単に罪を認めたそうです。
「かねてからの恨みを晴らし、満足だろう。
一矢で射止めるなど、天下に弓取りが多いとはいえ、おまえのような名手でなくてはできないこと。深く感じ入った。
でも恨みを晴らした以上はすみやかに名乗り出てこそ武門のほまれ。コソコソしては名がすたるぞ」
北条時頼が心をこめてこう語りかけると、諏訪は罪を白状したといいます。
きょうも最後まで読んでくれてありがとうございました。
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鎌倉時代のことです。ある人が矢で射殺されました。
犯人は、その人物に恨みを持っていた諏訪という人でしたが、役人が厳しく問い詰めても口を割ろうとしませんでした。
しかし、北条時頼が次のように話しかけると、簡単に罪を認めたそうです。
「かねてからの恨みを晴らし、満足だろう。
一矢で射止めるなど、天下に弓取りが多いとはいえ、おまえのような名手でなくてはできないこと。深く感じ入った。
でも恨みを晴らした以上はすみやかに名乗り出てこそ武門のほまれ。コソコソしては名がすたるぞ」
北条時頼が心をこめてこう語りかけると、諏訪は罪を白状したといいます。
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