モズの眼

動かなくなった「心とからだ」の復活の記録

気分転換

2015-09-17 | 読書、芸術
今日は気分転換に職場の三人で出かけた。
まず谷川温泉にある天一美術館へ。
岸田劉生の麗子像は本当に不思議な存在感。
川喜田半泥子の陶芸も良かった。併せて展示してある天一氏への手紙も興味深い。自由闊達な書風、俳画風の絵も添えられている。こう言ったものがスラスラ読めるようになりたいものだ。
そして何と言っても、ラウンジから見る庭園が見事。
出発時には嫌な雨だと思ったが、雨は苔を湿らせ山をけぶらせる。
谷川の対岸の山を借景とした一幅の山水画が一番の作品だったかも知れない。

昼飯は、運転手がいるので、生ハムとソーセージ、ワインをいただいて満足。
このまま帰る予定を急遽変更して、高崎に戻り美術館のハシゴとした。

高崎市美術館で、鉄道とアートの旅、と言う企画展を観てきた。

段ボール製のニンジン電車。
中井精也さんの鉄道写真の展示が中心。
撮り鉄を時々見かけるが、今一つ面白みが理解できなかった。しかし、中井さんの作品やその他多く作品を観て認識を改めた。
鉄道って擬人化し易いのだろうな。写り込む季節や時間帯、周囲の風景などで様々な心理を表現できる。単なる風景に留まらない面白みがある。

写真撮影オッケーだった。

同美術館敷地内の旧井上房一郎邸も見学。
アントニン・レーモンド設計。日本的モダニズム建築。









楽しい一日だった。
コメント
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