2021年02月15日 / エピソード
イラスト/fumika
『心豊かになる本の世界』
私の孫娘は今年中学一年生になりました。
小さい頃から毎晩眠るまで読み聞かせや昔話をして
一冊が終わらないと眠らない日々でした。
私の方が途中で眠くなって変な話になると
「ばあちゃん、そこ違うよ」と指摘してくれたり。
おかげで本の好きな子に成長してくれました。
お気にいりの自分の本棚には
私が読んであげた絵本や日本昔話などを
大切にしまってくれていて、
「これはいつか私が親になった時に、
子どもに読んであげるの。
全部覚えているから大丈夫よ」と
笑顔で話してくれたことが、一番うれしかったです。
本の世界は年齢に関係なく、人を成長させ
心を豊かにしてくれるものと思っています。
昔は今のように内容豊かな本は少なかったですが、
私自身も亡き母に読んでもらったことが、
ついこの前のように思い出されます。
山形県 近藤いく子 71才