2021年06月15日 / エピソード
イラスト:徳重千里
『大切な心のまなび』
子どもたちが0才の頃から
数多くの絵本を読み聞かせてきました。
自分ルールとして
子どもたちに本の感想は聞かない。
読みっぱなしにする、と決めていました。
幼少期は膝の上や腕まくらで
お互いにぬくもりを感じる距離で本と接し、
小学生になってからは、
本を読んでいる私の背中を子どもたちに
生活の一部として見せてきました。
そんな子どもたちも大学進学とともに
親元を離れて生活しています。
彼らが今、しっかりと自分の軸を
持つことができたのは、
幼い頃からたくさんの物語に出会い
小さな心で感じとったことが
ゆっくりと心の成長、心のまなびに
なったのでは?と思います。
福岡県 秋山裕子 60才