2009年12月03日 / 単行本情報
いつか子どもだったお母さんへ、いつかお母さんになるお子さまへ。
ポラメル「好きなお話」アンケートで第1位!のお話です。
あらすじ
ママとふたりで暮らす女の子リリーは、ママが大きらい。
朝早く起きろと言うし、お手伝いしろと言うし、
こしが曲がっておばあちゃんみたいだし―――。
家には、死んだパパが大事にしていたという
きれいな女の人の絵がありました。
リリーは、こんな人がママだったらよかったのに、と思っていました。
今日もママはリリーに用事をいいつけました。
「おいしいリンゴがとれたから、巨木の神様におそなえしてきておくれ」
リリーは木の根もとにやって来ると、ゴロリと寝ころびました。
「しばらくここにいよーっと!
すぐ帰るとまたママに用事言いつけられるし。
うるさいママなんて大きらい!」
するととつぜん、大きな目がリリーをのぞきこみました。
ボノロンは、リリーにひとつだけ願いをかなえてくれるといいます。
リリーは、大人になりたい!とお願いします。
早く大きくなって、好きなときに起きて好きなものを食べて、
自由になりたかったのです。
文/北原星望 絵/永山ゴウ プロデュース/原哲夫
本体1200円(税別)
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2009年12月03日 / 単行本情報
きらいな食べ物を食べられるようになるには…?
ボノロンが教えてくれるよ!
あらすじ
「ニンジンなんか大きらい!ヤサイなんか、みんなきらいだもん!」
とてもやせっぽちな女の子ベジは、ヤサイが大きらい。
好きなものしか食べないので、お父さんとお母さんはこまりはてていました。
ある日、ベジは病気になってしまいました。
お医者さんにみてもらっても治りません。
村の役人たちは、病気がうつったら大変だと、
ベジを死神の森に連れて行ってしまいました。
村では、わるい病気になるとみんなこの森に連れて行かれました。
死神がすんでいて、人の命といっしょにわるい病気も
あの世に連れて行ってくれる、という言い伝えがあったのです。
杉の巨木の下に置いていかれたベジ。
お父さんとお母さんの声が、風に乗って聞こえました。
でも手も足も動かせません。悲しくて涙を流すと、ボノロンがあらわれました。
ボノロンは、ある約束をすればお家に帰してくれると言うのですが……
文/北原星望 絵/永山ゴウ プロデュース/原哲夫
本体1200円(税別)
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2009年12月03日 / 単行本情報
「親が子をすてるなんて、とてもできねえぞな」
たとえ血がつながらなくても、親子の絆はかたいのです。
あらすじ
ある村に、子宝ケヤキとよばれる大きな木がありました。
この木にお祈りすると、子がさずかると信じられていたのです。
なかなか赤ちゃんがさずからない、村の夫婦サヤとモイは
もう何十年も毎日毎日、子宝ケヤキにお祈りに来ていました。
ある日、いつものようにお祈りに来ると、穴の中に
とってもかわいい男の赤ちゃんを見つけました。
赤ちゃんのまわりにはだれもいません。
この子は子宝ケヤキがさずけてくれたのかもしれない…
ふたりは、赤ちゃんをサモと名づけ、大切に家に連れて帰りました。
サモはお腹がすくとゴロゴロ―――
サモの泣き声はゴロゴロギャーン!!
カミナリのような音を出すサモ。実はカミナリ様の子どもだったのです。
村人たちはサモが来てから村には悪いことばかり起きるので、
サモを山に置いてくるか、いっしょに村から出て行けと言いました。
サヤとモイは、つらいけどいっしょに村を出ることに決めました。
その時流した涙がボノロンに伝わって……
文/北原星望 絵/永山ゴウ プロデュース/原哲夫
本体1200円(税別)
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2009年12月03日 / 単行本情報
はなればなれになっても、家族いっしょが一番のプレゼント。
あらすじ
大きなモミの木の下で、旅人のすがたをした石像が
ポツリとさびしそうに立っていました。
その石像は、毎年雪のふるところになると涙を流しました。
今年、流した涙はそばまでのびたモミの木の枝を伝わって
木の根元にポトリと落ちました。
すると、オレンジ色の巨人ボノロンがあらわれました。
「石像なのに、なぜ涙を流すロン?」
「オラアは石像なんかじゃねえぞお」
実は石像は、魔法使いに石にされてしまった人間、ポテでした。
魔法使いはポテが持っていた「雪ホタル」が欲しくて
ポテを石像にしてしまったのです。
「雪ホタル」はポテの息子アポルへの誕生日の贈り物でした。
なんと、石にされてからもう3年が経っています。
毎年雪が降るとアポルの誕生日を思い出し、会いたくて泣いていたのです。
ボノロンはポテを連れて、魔法使いのところへ向かいました。
文/北原星望 絵/永山ゴウ プロデュース/原哲夫
本体1200円(税別)
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