夕焼けのそばにいて
今日はあの娘にしよう 駅でよく会う娘
遊園地でデートして ソフトクリーム食べようかな
~『脳内パラダイス』より~




 今年のリクアワ以降、AKBヲタの間で頻繁に話題に上る、ファンの名前があります。それは「新潟の“柱王”(※1)」という名前で、3月31日に“さいたまスーパーアリーナ”で行われたHKT48のコンサートのMCでも指原莉乃が触れていました。このことからも分かるように、メンバーにも認識されているようです。

 で、この「新潟の“柱王”」ですが、どういう人物かというと、「AKBのファンクラブの口数を大量(一説には10万口程度)保持しており、総選挙をはじめとする各種投票ものの企画に大量投票をしている人物」となっています。

 ただ、この“柱王”、上であたかも実在するかのように書きましたが、そもそも実在するのかどうか分かっていません(パク)。本人が名乗り出た訳でもなければ、ヲタがその存在を確認した訳でもありません。現時点では完全に“空想上の人物”となっています。

 では、なぜこんな“居るのか居ないのか分からない人物”がヲタの間で想定されているのかというと、「こういう人物が居ると考えると、色々な事に上手く説明がつくから」です。色々な事というのは、主に以下の出来事です。


 ①昨年の総選挙で速報1位の荻野由佳を始め、NGTメンバーが大躍進した。
 ②特に速報1位については、わずか1日で5万5千票以上が投票された。
 ③今年のリクアワでNGTの曲が全曲ランクインし、さらに1位を含む上位を独占した。
 ④例年、数千口程度しか増えない“AKBのFC口数(会員数)”が、昨年の総選挙前に10万口以上増えた。


 ①と②だけだったら、昨年よく言われたように、「投票サイトの不具合を利用して不正投票が行われた」で片付けられていたでしょう。しかし、不具合が修正された後に開催された今年のリクアワや、FC口数の異常な増加については、それだけでは上手く説明出来ません。でも、“柱王”を想定すると、以下のように上手く説明が付きます。

 ・FC枠の取得および投票は、自動化出来るため、1日での大量投票が可能。
 ・FC枠はリクアワにも投票権利あり。
 ・口数の増加は“柱王”が取得した分。

 現時点では完全に“空想上の人物”である“柱王”ですが、もし本当に実在するとしたら、かなり問題だと思います。それは「一人(もしくは数人)の気まぐれで、全く人気のないメンバーや楽曲が、総選挙で速報1位になったり、リクアワで1位になったりしてしまう」わけで、投票系の企画が全く意味をなさなくなってしまうからです。


※1…なぜ“柱王”という名前が付いたかというと、AKBのファンクラブの名前が「二本柱の会」で、FCに加入することをファンの間で「柱を立てる」と言うからです。

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