ヒガンバナ科のハマユウです。
東南アジア一帯に分布する多年草、日本では房総半島南部から西の海岸で自生しているのが見られます。
葉の付け根が筒状にかたまった幹のような部分から葉がのびます、幅広で長く先がとがります。
葉の間から花茎をのばし、茎の先が分かれて多数の花がさきます。
花がさく前に、すべての花は花茎の先で苞に包まれていて、苞が割れて垂れ下がると花がさきます。(苞は3枚目の写真)
花は短い花柄の先から筒状にのびて、先は6枚に割れて反り返ります。おしべは6本。
花が受粉すると厚いコルク質におおわれた種子ができます。
この種子が東南アジアから海を漂流して黒潮に乗り、日本各地に漂着して分布を広げたと考えられています。