なっちゃん農園たより

ネコじいじが、都会に住む農園主のなっちゃんに、農園たよりと館山の花だよりを送ります。
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ゲンノショウコ

2022年11月23日 10時46分49秒 | 野草

フウロウソウ科のゲンノショウコです。

 北海道から本州、四国、九州に分布する多年草、林の縁や土手などの草地で見られます。

 高さは20センチから50センチ、株から茎がのび枝分かれします。

 葉は対生、葉柄を持ち、卵形に開き、3本から4本深く裂けます。

 葉のまわりには鋸歯があります、茎や葉には細かい毛があります。

 葉の付け根から長い花枝を出して、枝分かれして花がさきます。

 白色の花弁は5枚、雄しべは10本、雌しべの先は5本に分かれています。

 この花は白色ですが、うすい紅色の花もあります。

 花が終わると花弁が落ちて、萼の中から長い蒴果(さくか)がのびます。

 蒴果の付け根に種子が3個から5個できます。

 種子が熟すと蒴果が上に巻き上がって、種子を遠くに飛ばします。

 蒴果が巻き上がった形が「お神輿」のようなので「お神輿草」「お祭り草」などとよばれます。

 「ゲンノショウコ」は昔から薬草として使われました。

 よく効くことから「現に病気が治ったのが証拠だ」から「現の証拠」と名前が付いたそうです。

 9月には上の写真をお見せしていましたが、なかなか「おみこし」の写真が撮れませんでした。

 昨日写真が撮れました、ご覧ください。

 



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