マメ科のタンキリマメです。
千葉県以西の本州から四国、九州に分布する多年草、つる性で近くの樹木などによじ登ります。
茎の長さは2メートル以上にのびます、日当たりの良い林の縁や土手などで見られます。
葉は互生、小葉3枚の複葉、頂小葉が少し大きくなっています。
小葉は葉柄側が少し細くなった卵型、縁はなめらかで葉柄や葉、茎のは短い毛が多くあります。
夏に黄色の蝶形の花がさきます。葉の付け根から花枝をのばして総状に数個の花がさきます。
今の時期は莢と種子が見られます。
莢は紅色から茶色、趣旨は黒色で球形です、莢が開いても種子は莢の縁に着いたままです。
茎と葉は鎮痛、解熱などの薬効があるとされ、「痰が切れる」ことから「タンキリマメ」とよばれるそうです。