モチノキ科のクロガネモチです。
関東地方以西の本州から四国、九州に分布する常緑中高木です。
高さは10メートルほど、幹はまっすぐ立ち上がります。
葉は互生、先のとがる卵形でまわりはなめらかです、葉脈は主脈以外は目立ちません。
当年枝で葉の付け根付近から花枝をのばし枝分かれして多数の花がつきます。
花枝や葉柄は紅紫色をしていて、もう少し褐色になります、この色から「黒鉄餅」の名前がついたそうです。
花弁は白色からうすい緑色で4枚から7枚が大きく開きます。
花の中央に大きな子房があり、花弁の間に雄しべ4本から7本があります。
冬に紅色の実をつけます。花の無い時期に実がきれいなことと「苦労がねえ」「金持ち」の名前から庭に植えられます。