キツネノマゴ科のキツネノマゴです。
本州から四国、九州に分布する1年草、空き地や道ばたで見られます。
株から茎が数本出て分岐して立ち上がります、茎の途中に節があり葉が対生します。
葉は先のとがった卵形で縁はなめらかです。
茎の先端に花穂がつきます、白色から紅色の花弁が上側に1枚、先が2裂します。
下側の花弁1枚は、少し大きく先が3裂します。
それぞれの花には緑色の萼があり、苞が包んでいるので筒状に見えます。
1本の花穂で1から2個の花が順に咲いて花穂がのびてゆくので、今頃が一番長い花穂が見られます。
花は初夏から秋ですが房総ではまださいています。
名前は、花穂がキツネの尾のようだから、花の形がキツネのようだからと言われています。
冬になって葉が紅葉したものも見られます。草紅葉とよばれます。