マメ科のクズです。
北海道から本州、四国、九州に分布する多年草、林の縁や林内、土手などで見られます。
地下に養分を貯めた地下茎を持ち、多数の芽を出します。
また、地上茎が地をはって広がり、のびた先で根をだします。
茎はつる性なので、近くの樹木や雑草にからまって登り、樹冠を覆います。
葉は互生、小葉3枚の複葉です、葉柄は長く小葉は卵形から浅く2本の切れ込みが入ります。
葉の付け根から花枝をのばします。花枝は垂直に立ち上がり穂状花序に多数の花をつけます。
花柄は短く、マメ科の蝶形花をさかせます、花は紅紫色で旗弁の付け根には黄色の紋が有ります。
穂状の花は、下から順にさいてゆきます。下側では花が終わっていますが先端部はまだつぼみです。