4月の真ん中、千葉県外房の大原は臼井丸にお世話になり、
根魚五目にトライしてきました。
外房はというと、私は今まで外川港など銚子辺りでの陸っぱりは体験していますが、
沖釣りでは未だ訪れたことがありませんでした。
そして、外房は私の好きな根魚五目など、魅力的なプランが多く、
一度は行ってみたいと思っておりました。
大原にある臼井丸は、とにかくホームページ(HP)が非常に充実していて、
見やすく、こちらが知りたい宿情報が細かく記載されていて、
以前から好感を持っていたのでした。
タックル等のレンタルも、電動リール以外は無料というサービスぶり。
釣り座選択も明瞭ルール。
宿に2,000円で素泊まりも可能。
重箱の隅をつついたような丁寧なHPの作りからして、誠実さが感じられました。
お客や、HP訪問者らの問い合わせにきちんと対応していることを伺わせます。
すばらしいです。
と、まあそんな訳で、当宿のHP(特に「出船予定」)は以前からチェックしていて、
4月14日(土)午後に根魚五目がプランされたのを機に、
釣行1週間程前に思い切って予約を入れたのでした。
臼井丸の予約は、電話でもOKですが、HPの予約欄からも可能です。
記録が残るので、HPからの予約の方が安全確実と思います。
予約後、程なく船長から連絡がメールで入りました。
それによると、当日の天候は微妙、とのこと。
天候はチェックせずに予約してしまったので、
日本気象協会HPのTenki.jpで調べたところ、
15日(日)あたりが大暴風!
大原沖というところは、ご存じの通り、南関東を代表する「荒海」です。
ただでさえ荒れているところに、暴風などもってのほかです。
釣行2日前の4月12日(木)。
14日(土)の外房は午後から風が強くなる予報に変化。
午後の出船は困難な予測に。
ここで、臼井丸の船長から、午後出船→午前出船に切り替える旨、提案がありました。
すでに何人か、午前に変更したとのこと。
予報から午前は何とかなりそうですが、午後は仮に出船できても大荒れの上、
早上がりの可能性高し。
いや、そもそも不出船の可能性の方が高い。
素直に船長の提案に従い、「午前根魚五目」に変更させてもらいました。
ただ、太平洋側というのは、とにかく朝が非常に早いのです。
臼井丸の午前は、4:30出船。
4:00集合だから、遅くとも3:30には現場にいないといけません。
自宅から大原までも相当な距離があるので、宿に前泊(素泊まり)させていただくことに。
さて、前日の13日(金)。
18時前に自宅を出発。
オール下道で21時過ぎに現地に到着しました。
漁師町です。
波の音しか聞こえない。すでに深夜と同じ。
港近くの細い道を入って、前泊する宿のそばにある駐車場
(「臼井丸駐車場」という電光掲示板がある)を見つけ、駐車。
駐車場とは少し離れた宿を見つけ(少しわかりにくかった)、玄関をゆっくり開けると。
宿から私宛の置き手紙が置いてありました。
部屋の場所と明日朝の集合時間(4:00)が記されておりました。
すでに宿にはお客が二人いましたが、各一部屋(6畳くらい)が与えられていて、
布団も敷かれてあり、非常に快適です。
先に投宿されていた常連と思しき方に話を伺うと、
親切にいろいろとご案内していただきました。
当初、荷を置いて、夕飯用のコンビニおにぎりを食べたら即寝ようと思っていましたが、
少し時間もあったし、雰囲気が良くてくつろげたので、
漁港入り口付近のコンビニまで歩いていって、酒とつまみを購入。
1階にある居間でテレビを見ながらゆっくり夕食&晩酌。
23時頃就寝しました。
翌朝3:15起床。
すぐ着替えて、車から道具類を取り出し、宿の玄関に持ってきます。
現地に前泊しても、集合が4:00だから、かなりの早起きを強いられます。
着替えも済ませると、1階の台所では先輩師がすでに待機。
宿の大女将にお茶を入れていただきます。
4時前。
大女将の案内で、夷隅東部漁協脇の駐車場まで車を移動。
船の左舷トモに荷物を運びこんで受付。
この日は仕掛けの他、初めて電動リールをレンタルすることにしました。
リールはシマノの電動丸3000XH(99年版?)。かなり古い機種ですが。
4:30出航。
最初のポイントは割と近場で、スローで30分ほど航行したところ。
エサは塩イワシ。
オモリは80号。
仕掛けは胴突三本針。
ロッドはシマノの海明50-270。
船長の合図で、投入。
水深65メートルとのこと。
ところが、底がわからず。
かなり速い潮のようで、お隣のベテラン師はアタリあったがバラしたとのこと。
それでも投入早々、アタリあり。
沖メバルのときと同じ要領で、しばらく食わせて、ゆっくり仕掛けを手巻きで上げ、
頃合いをみて電動リールのスイッチをオン。
中低速で巻き上げます。
しかし、仕掛けが近づく程に、船下方向に流れていきます。
なんと、反対舷の人とお祭りしてしまいました。
しかし、良型のキントキ(35センチ)がしっかり付いており。
第一投で、嬉しい釣果です。
しかし、一投目からお祭りしたハリスを切って交換することに。
先が思いやられます。
このあとは、大体一投一上げ毎に場所移動します。
臼井丸の船長は、ちょっと状態が悪ければ、かなり頻繁に移動するようです。
底潮も相当強かったということも理由の一つでしょうか。
私も第一投では釣果を上げられましたが、その後は厳しい現実が。
底が全く取れないか、糸を出し過ぎて根掛かり多発。
運が悪いと、80号の錘を大原大明神に奉納。
なんと、持ち込んだ80号錘3個全てをロストしてしまいました。
後ほど臼井丸HPの釣果情報を確認すると、真潮が強く、最大2.6ノット!
場所によっては二枚潮。
とても釣りになりません。
お祭りも多発。
なんだか、私がらみのお祭りがやたら多かった様な・・・。
申し訳ない気分になりました。
お祭りは、お隣ではなく、大体反対舷の人と絡まります。
なるべくまっすぐ仕掛けが入るように、サミングしながら落とすのですが・・・。
仕掛けが船下に入っていないときでも、反対舷とお祭り・・・。
完全な二枚潮。
かないません・・・。お手上げ。
それでも、10時あたり。
運良く、2尾目のアタリ。
少し食わせ、やはり低速で巻き上げます。
実は、1回目のアタリ以降、2回程アタリあったのですが、バラし続けだったのです。
そこで、三度目の正直で、リールの巻きあげ速度を落として上げてみました。
何とか、キントキ(30センチ)を釣り上げます。
今回もまたも反対舷とお祭りです。うれしいけど、気分は複雑。
そして、この後はアタリ無く。11時少し前に沖上がりとなりました。
帰港後は漁協前に並べられたテーブル席で、昼食(カレー)をいただきました。
好天の下、港で野外レストランというのもおつなものですね。
帰り際、氷を追加でいただきがてら、女将に釣果を聞かれたので、
キントキ二枚が入ったクーラーボックスを見せると、
お土産に鮭切り身パックをいただきました(ブービー賞?)。
帰りはさすがに疲れたので、一部高速を使って帰宅。
翌日、キントキは刺身とバター焼きに。
キントキの皮は非常に分厚く、鱗は硬いのですが、
意外にも手でバリバリと綺麗にはがすことができます(ただし、かなり力が必要)。
この鱗付きの皮を素揚げにすると、麦酒のつまみに最高な「キントキせんべい」に。
刺身は上品な味わいで美味。
シンプルに塩こしょうのみのバター焼きは、身がしっかりしており、
ほっこりして美味しい。
初めて食べましたが、キントキ専門に狙ってみたくなる良質の味わい。
大原、また訪れたくなりました。
根魚五目にトライしてきました。
外房はというと、私は今まで外川港など銚子辺りでの陸っぱりは体験していますが、
沖釣りでは未だ訪れたことがありませんでした。
そして、外房は私の好きな根魚五目など、魅力的なプランが多く、
一度は行ってみたいと思っておりました。
大原にある臼井丸は、とにかくホームページ(HP)が非常に充実していて、
見やすく、こちらが知りたい宿情報が細かく記載されていて、
以前から好感を持っていたのでした。
タックル等のレンタルも、電動リール以外は無料というサービスぶり。
釣り座選択も明瞭ルール。
宿に2,000円で素泊まりも可能。
重箱の隅をつついたような丁寧なHPの作りからして、誠実さが感じられました。
お客や、HP訪問者らの問い合わせにきちんと対応していることを伺わせます。
すばらしいです。
と、まあそんな訳で、当宿のHP(特に「出船予定」)は以前からチェックしていて、
4月14日(土)午後に根魚五目がプランされたのを機に、
釣行1週間程前に思い切って予約を入れたのでした。
臼井丸の予約は、電話でもOKですが、HPの予約欄からも可能です。
記録が残るので、HPからの予約の方が安全確実と思います。
予約後、程なく船長から連絡がメールで入りました。
それによると、当日の天候は微妙、とのこと。
天候はチェックせずに予約してしまったので、
日本気象協会HPのTenki.jpで調べたところ、
15日(日)あたりが大暴風!
大原沖というところは、ご存じの通り、南関東を代表する「荒海」です。
ただでさえ荒れているところに、暴風などもってのほかです。
釣行2日前の4月12日(木)。
14日(土)の外房は午後から風が強くなる予報に変化。
午後の出船は困難な予測に。
ここで、臼井丸の船長から、午後出船→午前出船に切り替える旨、提案がありました。
すでに何人か、午前に変更したとのこと。
予報から午前は何とかなりそうですが、午後は仮に出船できても大荒れの上、
早上がりの可能性高し。
いや、そもそも不出船の可能性の方が高い。
素直に船長の提案に従い、「午前根魚五目」に変更させてもらいました。
ただ、太平洋側というのは、とにかく朝が非常に早いのです。
臼井丸の午前は、4:30出船。
4:00集合だから、遅くとも3:30には現場にいないといけません。
自宅から大原までも相当な距離があるので、宿に前泊(素泊まり)させていただくことに。
さて、前日の13日(金)。
18時前に自宅を出発。
オール下道で21時過ぎに現地に到着しました。
漁師町です。
波の音しか聞こえない。すでに深夜と同じ。
港近くの細い道を入って、前泊する宿のそばにある駐車場
(「臼井丸駐車場」という電光掲示板がある)を見つけ、駐車。
駐車場とは少し離れた宿を見つけ(少しわかりにくかった)、玄関をゆっくり開けると。
宿から私宛の置き手紙が置いてありました。
部屋の場所と明日朝の集合時間(4:00)が記されておりました。
すでに宿にはお客が二人いましたが、各一部屋(6畳くらい)が与えられていて、
布団も敷かれてあり、非常に快適です。
先に投宿されていた常連と思しき方に話を伺うと、
親切にいろいろとご案内していただきました。
当初、荷を置いて、夕飯用のコンビニおにぎりを食べたら即寝ようと思っていましたが、
少し時間もあったし、雰囲気が良くてくつろげたので、
漁港入り口付近のコンビニまで歩いていって、酒とつまみを購入。
1階にある居間でテレビを見ながらゆっくり夕食&晩酌。
23時頃就寝しました。
翌朝3:15起床。
すぐ着替えて、車から道具類を取り出し、宿の玄関に持ってきます。
現地に前泊しても、集合が4:00だから、かなりの早起きを強いられます。
着替えも済ませると、1階の台所では先輩師がすでに待機。
宿の大女将にお茶を入れていただきます。
4時前。
大女将の案内で、夷隅東部漁協脇の駐車場まで車を移動。
船の左舷トモに荷物を運びこんで受付。
この日は仕掛けの他、初めて電動リールをレンタルすることにしました。
リールはシマノの電動丸3000XH(99年版?)。かなり古い機種ですが。
4:30出航。
最初のポイントは割と近場で、スローで30分ほど航行したところ。
エサは塩イワシ。
オモリは80号。
仕掛けは胴突三本針。
ロッドはシマノの海明50-270。
船長の合図で、投入。
水深65メートルとのこと。
ところが、底がわからず。
かなり速い潮のようで、お隣のベテラン師はアタリあったがバラしたとのこと。
それでも投入早々、アタリあり。
沖メバルのときと同じ要領で、しばらく食わせて、ゆっくり仕掛けを手巻きで上げ、
頃合いをみて電動リールのスイッチをオン。
中低速で巻き上げます。
しかし、仕掛けが近づく程に、船下方向に流れていきます。
なんと、反対舷の人とお祭りしてしまいました。
しかし、良型のキントキ(35センチ)がしっかり付いており。
第一投で、嬉しい釣果です。
しかし、一投目からお祭りしたハリスを切って交換することに。
先が思いやられます。
このあとは、大体一投一上げ毎に場所移動します。
臼井丸の船長は、ちょっと状態が悪ければ、かなり頻繁に移動するようです。
底潮も相当強かったということも理由の一つでしょうか。
私も第一投では釣果を上げられましたが、その後は厳しい現実が。
底が全く取れないか、糸を出し過ぎて根掛かり多発。
運が悪いと、80号の錘を大原大明神に奉納。
なんと、持ち込んだ80号錘3個全てをロストしてしまいました。
後ほど臼井丸HPの釣果情報を確認すると、真潮が強く、最大2.6ノット!
場所によっては二枚潮。
とても釣りになりません。
お祭りも多発。
なんだか、私がらみのお祭りがやたら多かった様な・・・。
申し訳ない気分になりました。
お祭りは、お隣ではなく、大体反対舷の人と絡まります。
なるべくまっすぐ仕掛けが入るように、サミングしながら落とすのですが・・・。
仕掛けが船下に入っていないときでも、反対舷とお祭り・・・。
完全な二枚潮。
かないません・・・。お手上げ。
それでも、10時あたり。
運良く、2尾目のアタリ。
少し食わせ、やはり低速で巻き上げます。
実は、1回目のアタリ以降、2回程アタリあったのですが、バラし続けだったのです。
そこで、三度目の正直で、リールの巻きあげ速度を落として上げてみました。
何とか、キントキ(30センチ)を釣り上げます。
今回もまたも反対舷とお祭りです。うれしいけど、気分は複雑。
そして、この後はアタリ無く。11時少し前に沖上がりとなりました。
帰港後は漁協前に並べられたテーブル席で、昼食(カレー)をいただきました。
好天の下、港で野外レストランというのもおつなものですね。
帰り際、氷を追加でいただきがてら、女将に釣果を聞かれたので、
キントキ二枚が入ったクーラーボックスを見せると、
お土産に鮭切り身パックをいただきました(ブービー賞?)。
帰りはさすがに疲れたので、一部高速を使って帰宅。
翌日、キントキは刺身とバター焼きに。
キントキの皮は非常に分厚く、鱗は硬いのですが、
意外にも手でバリバリと綺麗にはがすことができます(ただし、かなり力が必要)。
この鱗付きの皮を素揚げにすると、麦酒のつまみに最高な「キントキせんべい」に。
刺身は上品な味わいで美味。
シンプルに塩こしょうのみのバター焼きは、身がしっかりしており、
ほっこりして美味しい。
初めて食べましたが、キントキ専門に狙ってみたくなる良質の味わい。
大原、また訪れたくなりました。