BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

100万の命の上に俺は立っている 第14話 『ヤーナ&アォユー ふたりはヴァイクダム』 感想

2021-07-17 17:27:32 | 100万の命
おー、ようやくカンティルさん、登場!

サンザマーも出てきて、5周目のキャラが概ね揃った、という感じだな。

四谷のマイペースぶりはいつもどおりで、せっかくパーティのためになることをやっても、紅末の質問にシニカルに応えて、かえって評判を落とす、という不器用ぶり。

とはいえ、それを、優生思想、というカンティルさんもどうかと思うけど。

ただ、こうやって見てると、5周目のクエストから、勇者パーティも、それを取り巻く人たちも、関わる人の数が増えて、ちょっとした社会がけいせいされていってるんだな、ってことに気づく。

で、その経験が、少しずつ四谷の考え方を変えさせて、成長させていくのだろうな、と思えてきた。


にしても、ヤーナ27歳、アォユー25歳、だったかー。

これで、後半、25歳のアォユーが、15歳の四谷にときめいてしまう、とかどういう展開だよ、って思うよなぁw

まぁ、ゲームの世界って、まさに経験値がものをいう世界だから、ってことを素直にトレースしているだけかもしれないけれどw

ともあれ、着々と物語は進む。

そして、ぼちぼち因縁の龍の登場かな?

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ピーチボーイリバーサイド 第3話 『サリーと岐路』 感想

2021-07-16 12:01:27 | Weblog
うへぇ、いきなりホーソンの武術大会かよぉ。。。

いくらシャッフルといっても、これはさすがにないんじゃないの?

3話だったら、飛ばした1話に行って、ミコトとサリーの出会いの話に行くべきところじゃない?

まぁ、予告タイトルからすると、次回が、本来の第1話になりそうだけど。

多分、今回の話を第3話にもってくることで、ミリアとか豪鬼とかジュセリノとかをとにかく早くお披露目したかったのだろうけど。。。

でもなぁ、それはさすがにお話としては無理があるよなぁ。

よくハルヒでシャッフルやってたじゃん、とか言われるけど、あのときは、シャッフルそのものが多分、初の試みだったし、ちょうど動画サイトが出始めた頃だったから、あとから順番通りにみることも新鮮だったんだよね。

でも、このビーチボーイズの場合は、なんていうか、とにかく全キャラを早めにだして原作ファンからそっぽを向かれないようにしているとしか思えないよな。

いやまぁ、所詮、この手のアニメ化なんて、原作を売るための販促材料でしかなくて、だから、みんな、途中で終わってそのままお蔵入りされてしまうわけだけど。

なんか、そういう製作事情が透けて見えるので、ものすごく冷めちゃうな。

一応、付け足しておくと、原作マンガは面白いほうだと思うよ。

人間関係(といって鬼とか亜人とか含むけどw)にちゃんと意味のある因縁が込められていて、あとあと、そうした関わりが物語にちゃんとドラマを与えるから。

まぁ、あれ、鬼の世界の話じゃなかったんだっけ?というのは、後半、ちょっと思うけどね。

天使や悪魔が登場するからさ。

あと、異次元生命体?とかw

ちゃんと、桃太郎が日本から出たらどうなるのか?という仮定に応えている。

そういうところは、ふーん、そうなんだぁ、って素でそんなふうに話を回しますか?とか思ったけどね。

でも、そういう面白さは、この映像化では全然感じないなぁ。

所詮は、監督や制作サイドの人間が、萌えアニメをつくる延長線上でしか考えられない人たちになってしまったのだろうなぁ、と思う。

そういう意味で、もったいない。

でもさぁ、『進撃の巨人』みたいに、ちゃんと意味のある原作を、時間はかかっていいから、最後までつくるようにしないと、これ、もう、制作サイドにしても視聴サイドにしても、文化として続かないんじゃない?って気がしてきている。

なんか、制作プロダクションが生き残るためだけに作っていることが丸わかりなんだよね、もはや。

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トニカクカワイイ 第157話 『死に嫌われている』 感想: 時子を偲ぶ回、このまましばらく続きそうだな

2021-07-14 16:30:01 | トニカクカワイイ
さすがに焼夷弾にあたってグチャグチャの肉塊になったにもかかわらず、司が復活するところを目にすれば、時子の「ポンコツ姉様信仰」が深まっても仕方ないかな。

千歳も言ったとおり、命を一回、救ってもらっているわけだから、この先の人生を、司のために尽くそう!と、一人でもりあがってしまってもしょうがないよなぁ。

むしろ、この先、千歳がポンコツ姉様のために何をしようとするのか、のほうが心配。

そのことも含めて、ぼちぼちナサくんが稼働を開始してほしいのだけどw

そこで、例の輝夜も絡んでくるのかね?

ただ、今は夏で、あと一月もすればお盆だから、このまま、時子を偲ぶ会が進みそうな気もしてきた。

というか、むしろ、その過程で、真面目な話、時子がどのようにナサくんに期待していたのか、あるいは、彼女がナサくんに託そうとしていた「姉様を月に送り返すぜ!」プロジェクトの青図とかが出てくるんじゃないかな。

さすがに、何の資源もないところで、月に行くぜ!とかいってもリアリティがないから。

それに、「時子からナサくんへ」託されたプロジェクト、の方が、なんかアツいよねw

「受け継がれる意志!」ってやつね。

ぼちぼち、そういう展開もみてみたいかなぁ。

だって、ナサくんも超天才!なわけだから。

まぁ、千歳がただボゥっとナサくんのやることを眺めているだけ、ってこともなさそうだけどねw

でも、どちらかというと千歳もアホの子だからなぁw

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彼女、お借りします 第196話 『楽園と彼女⑨』 感想: もしかして麻美も高校時代、レンカノをしてたのかな?

2021-07-14 16:15:04 | かのかり
引き続きプール回。

前回の引きで、プール回お約束の水着が取れちゃいました!事件wの渦中に置かれて千鶴。

まぁ、ここは和也がなんとかするしかないよね、と思っていたら、珍しく、正しく和也が活躍w

まぁ、途中、彼のどうでもいいドキドキ内面描写ばかりが続いたので、そこはどうでもいいとして。

そうして、一応、水着事件は事なきを得たところで、今度は、千鶴のほうが、瑠夏ちゃんの乱入で有耶無耶になっていた和也の想いを聞き出そうと迫る始末w

しかし、水着になって髪を上げてプールから出てきた千鶴のアップって、あなただれ?と思うくらい、いつもと違う顔で、ちょっといろいろ髪を盛りすぎたのは失敗だったんじゃないかな、とか思ったり。

ともあれ、そうこうしている間に、ようやくラスボス麻美が始動開始。

いよいよ次回、プールに乱入のようだけど、どんな嫌がらせを千鶴にしてくるのやら。

千鶴のレンカノのお客さんを、嘘アカウントから呼び出す、とか。

千鶴の事務所の偉い人?を招いている、とか。

海くんたちを呼んでいる、とか。

なんかそんな感じかなぁ。

しかし、ここに来て、なんとか墨ちゃんを「正当な理由ありで」この場に参加させたいと思うなら、やっぱり、千鶴と墨ちゃんのレンカノ事務所まわりの人かな。


にしても、どうしてここまで麻美は千鶴に執着するのか?

これ、もはや和也がどうこう、とかではなくて、麻美自身、レンカノ周りで、千鶴や和也と出会う前にトラブルがあった、という方が、すんなりくるかな。

だって、これ、レンカノの話だしね。

前に、麻美の弟が、またあいつ来てるよ、とかなんかとか言ってたときあったけど、あれって、もしかして、レンカノの相手だった親父/おっさん/あんちゃんが、プライベートまで迫ってきた、とかいうことなんじゃないの?

あるいは、レンカノで相手をした男性の方に、むしろ麻美のほうが本気になってしまって、きちんとつきあいたいとか、相手の男性に言ってみたら、

はぁ?お前、何いってんの?お前、レンカノだろ?

・・・とか言われて、ガチで振られたとか。

ともかく、なにかしらの理由がないと、この麻美の千鶴、なのか、和也、なのか、わからないけど、とにかく麻美が示す執着がわかんないよね。

なので、要は、麻美はレンカノにトラウマを持っているんじゃないかな、と。

実際、今まで、麻美の内面とか事情とか、全然描かれていないからね。

白紙状態の麻美の過去に、一体何があったのか?

そのあたりも、次回以降の騒動で、少しは明かされていくような気がする。

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探偵はもう、死んでいる。 第2話 『今も、ずっと、憶えてる』 感想

2021-07-12 01:03:32 | Weblog
シエスタはもう死んでいて、代わりに夏凪渚という同級生が現れた。

・・・のだが、渚の心臓はシエスタのものだった。

そして、その心臓は、君彦を探し求めていた。。。


うん、いやー、なんかマジで最初期の頃の西尾維新みたいで、デジャビュだったよw

前回も書いたとおり、嫌いじゃないけどね、こういうのw

でも、あまりにもまんま過ぎて、ちょっと呆けたw


しかも、その心臓の持ち主を特定するにあたって使われたのが、君彦がシエスタと初めて出会ったときに捕まえたコウモリだった。

しかも、最初に君彦が相談した加瀬風靡も、渚の心臓がシエスタから移植されたことを知っていた、ってさ。

なんという予定調和。

というか、誰の心臓?問題って、これ、最初からもう答えは君彦以外わかっていた、ってことなんじゃない?

ってことは、裏があるに決まってるよなぁ。

渚とか信用していいのか?って思うほど。

ともあれ、これは西尾維新、これは西尾維新、と思いこんで見ることにした。

もっとも、西尾維新ほどにはケレン味がないのが玉に瑕だけど。

ただ、シエスタの死因もわからないままだからなぁ。

そこはおいおい説明されるのかもしれないけれど。


ただ、とにかくこの物語は、シエスタがいないことには成立しないことがよくわかった。

これ、どう考えても、シエスタを探す旅、シエスタを取り戻す旅、だよね。

これで渚の心臓のドナーがシエスタであることが、もうしばらくふせられていたら、そうは思わなかったかもしれないけれど。

でも、これほど、シエスタの存在を運命的に描いてしまったら、先はもう見えた、と思うよな。

実際、渚じゃシエスタの魅力に全然かなわないし。

というか、いまさらCV竹達というのはちょっとキツイ。

それだけで渚が負けヒロインであることまで透けて見えてしまうから。

ここは冒険でももう少し売出し中の人を使って、キャラのレベルで幻惑してほしかったかなw

ともあれ、最後に出てきた眼帯女子の依頼に応える次回からが、君彦&渚(シエスタの亡霊)による探偵の本番開始、ってことなのだろうな。

といっても、第1話同様、あまりまじめに「探偵」とか「推理」とかに期待してもきっと意味はなくて、その事件によって、シエスタを取り巻いていた環境がどんなものであったか、そのことを示す情報が少しずつ明らかにされていく・・・くらいに思っておいたほうが良さそう。

とにかく、シエスタの再登場は早めによろしく!

渚とは存在感自体が違いすぎるので。



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100万の命の上に俺は立っている 第13話 『そうだ ジフォン、行こう。』 感想

2021-07-10 16:32:55 | 100万の命
第2期の第1話で、クエストは5周目。

ここから、鳥居が5人目のプレイヤーとして加わって、パーティ・バランスもよくなってきて、その分、四谷の異常さがマイルドになって、物語は追いやすくなるから、ちょっと楽しみなんだよね。

前にも書いたように、原作も読み進めているけど、これ、先に行けば行くほど面白さが増していく。

それは、クエストがどんどん酷くwなっていくのもあるのだけど、そのリアルさの中で、四谷のボッチ/引きこもり/ニート属性が徐々に改善されていくのもいいんだよね、地味に。

あと、2期では、クエストは6周目までやるようだから、グレンダも加わるから、そこから、さらにパーティがひとつの小さな社会になって、四谷も、というか、四谷に限らず全員、成長せざるを得なくなるのもいい。

ということで、これ、2期は楽しみにしていたw

まぁ、そんなやつは、かなりレアかもしれないけれどw

で、この13話では、さらりとカハベルが再登場するのだけど、4周目のクエストからすでに15年が経過していて、四谷との初恋やら、諦めていた再会やらが、一度にイベントとして示されてしまって、この「クエスト」のもついやらしさも増してくる。

というか、クエストそのものへの疑問も増えてくることで、おのずからゲーマスの側の狙いも気になってくるわけで。

そのあたりは、ちゃんとミステリー、してるんだよね。

ということで、続きが楽しみ。

あ、そうそう、アォユーが、どうやって四谷にデレるのかも、期待していいところかも。

それでもパーティメンバーからは、何でこいつばかり!となじられるのだから、四谷も大概なのだけどw

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ピーチボーイリバーサイド 第2話 『鬼と人間』 感想

2021-07-09 17:40:46 | Weblog
今回は、ミコトの登場回。

そして、眼鬼とサリーたちが出会う回。

しかし、さすがはクール教信者らしいところだけど、この序盤で街を襲った一味の片割れである眼鬼がこのままサリーたちの仲間になるとは思わないよね。

あと、犬がサラッとミコトに向けて言っていた、お前、こいつに自分を重ねただろ?というのも、この後の展開を知ってから聞くと、あー、そうかー、こんなときからもうそんなこと言っていたのかー、って、素直に驚くんだよね。

まぁ、単なるノリだけなのかもしれないけれど、ちゃんと一人ひとりのキャラのバックストーリーを考えてから物語に落しているんだなあ、ってね。

そういう意味では、皇鬼が、見つけたぞ、と言ってるのもね。

どこに行ったかわからなかった桃の力が次に宿った相手を「見つけた」という意味だものね。

なんか、そういうところにいちいち関心しちゃうんだよねw

そういう意味では、ストーリー展開のシャッフルも、いまのところ、うまく回っていると思うけどね。

確かに、前回の内容が1話のほうが、とりあえずサリーが主役だ、ということがわかりやすいとは思う。

実は、もしかしてフラウが主人公?とか一瞬、思っていたときもあったけど。

そういう意味では、この作品って最初の頃は、サリー、フラウ、ホーソン、それに、ミコトを含めた4人の誰が主人公と言われても、あぁ、そうなの?って思えてしまう作りになっているのが面白いところ。

それぞれ抱えている背景がそれなりにデカくて、かつ、相互に被らないものなので、そこだけ焦点を当てれば、それぞれ外伝ができちゃうんだよね。

で、ゆくゆくは、サリーたち以外のパーティも生まれてくるわけで。

そういう、焦点の定まらなさがいい感じだと思うのだね。

主役だけど必ずしも主人公ではない、という感じ。

むしろ、主役が狂言回しに見えるときもあったりして。

そういうところが、このお話、面白いところだよね。

それにしても、実際にミコトの肉声で聞くと、サルトリーヌって、ちゃんと「猿、鳥、犬」って聞こえるのが笑える。

やっぱり、音や動画にするのって、印象を変えるんだな、って思ったよw

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UQ HOLDER! 第185話 『作戦決行』 感想: どうやら『UQホルダー』と『ネギま!』の世界は「虚構内虚構」、つまり、SAOにおけるアンダーワールドのようなゲーム世界だったらしい!

2021-07-09 11:40:57 | UQH/ネギま!
前回、見つけ出したキリヱも合流して、いよいよヨルダとの最終決戦へ。

しかし、ホント、いよいよ「終わりの始まり」がスタートしたって感じ。

それも『UQH』だけでなく『ネギま!』も含めて、ってことで。

実は、地味に、ジーンと来ていたw

だって、今回の最後で、冥王星で魔族に囲まれていたところをみると、『ネギま!』の終盤で盛り上がってしまったバトル漫画としての能力インフレのことを考えると、要するに、刀太や甚兵衛たちのような破格の攻撃力のあるUQ Holderのようなメンバーに主役を変えないことには、ヨルダとの決戦なんて、全く無理だった、ってことだよね?

つまり、さすがにネギくんがパクティオした教え子の女子中学生たちでは、ヨルダたちを滅ぼすには荷が重かった、ってことで。

なので、主力メンバーをごっそり入れ替えて、チーム刀太、を作り上げるしかなかった。

だってもはや、最低でも太陽系を賭けた戦いだものね。

あと、魔族って完全に悪役顔だからなーw


それにしても、その最終決戦で、全く戦力としてあてにならないフェイトって、マジで不憫だなw

てか、フェイト「司令」って、何の「司令」だよ!お前!って感じでw

すっかり、ネギま!のときのゲーデルみたいになってしまったw

まぁ、フェイト司令については、地球防衛に頑張ってもらうとして。


今回は、

前半が、しょうもないエッチ自慢をする女子会のラブコw、

中盤は、ゲンゴロウ語りによる「異世界転生」の「なろう」、

で、終盤は、ワープして冥王星に乗り込むSF、

って感じで、ものすごく忙しなかったのだけど。


この中でやっぱり気になるのは、ゲンゴロウの発言による「この世界はゲームの中の世界じゃないのか?」って疑問ね。

これ、割とマジで、このUQH世界の成り立ちに関わる発言だよね。

それが最終回間近の最終決戦の入り口で語られた、という事実も含めてね。

もっとも、ゲンゴロウの不死の秘密が「残機制」ってわかったときから、刀太のいる世界がゲーム世界ではないか、という予測はあったわけだし。

ゲンゴロウにしか見えないステイタス画面も、以前から描かれているから、それは気になってはいたんだよね。

もちろん、この世界がゲーム的論理で組み立てられた世界なら、甚兵衛の「イレカエ」の説明の際に、いかにもそれって感じの、ゲーム盤を見下ろすようなゲーマス空間にいるのも理解できるし。

今回、しれっと、甚兵衛が「イレカエ」を使っていたのも、そのことを思い返すためのもののように思えるし、

フェイト「司令」も思わず驚いた、冥王星の惑星カロンの突然の出現も、イレカエの応用だと思えば理解できるし。

ゲンゴロウが甚兵衛に惹かれたのも、多分、ゲンゴロウの操るイレカエに、残機制の謎を解く鍵があると、直感的に思ったからなんだろうな。


要するに、刀太の世界は、SAOにおける「アンダーワールド」みたいに思えばいい、ってこと。

刀太たちは、ユージオのようなフラクトライトからなるアンダーワールド人で、

ゲンゴロウは、キリトのようにログインしたリアルワールド人ってこと。

もしかしたら、キリヱもリアルワールド人かもしれない。

だって、ゲンゴロウが刀太の世界に移ったのは、異世界転生にありがちな自動車事故で死んでしまったからだけど、

キリヱの能力である、リセットする人生も、死が発動条件なわけで、いわばリゼロのスバルの「死に戻り」の死に戻りポイントを自分で制御できる、ってことだから、ゲームっぽいよね。


ともあれ、前回キリヱを襲った「死に戻り」能力の欠如がそのまま放置されたままのところで、今回のゲンゴロウの突然の告白が重ねられた、ということは、キリヱとゲンゴロウの能力が原理的にはかなり似通ったものであることが暗示されている。

で、そうなると、キリヱから不死力を取り上げたダーナは、ゲームシステム内のバランスを管理するカーディナルプログラムみたいなものと思えてくる。


もう一つ、この「UQ Holderの世界はゲーム世界である」という考え方をサポートするために出されたのが、あの、ネギの残した手帳。

あの手帳って、『ネギま!』のときに、ネギがVSラカン戦で使ったアーティファクトだよね。

ネギが仮契約した生徒たちのパクティオ能力をカードのように差し込んで使えるようになるやつ。

まさか、あの手帳がここで出てくるとは思わなかったけど。

『ネギま!』以来ずっと、いままで、パクティオカードの「発行者」は誰なのか?という疑問が残っていたわけだけど、今回のゲンゴロウの話と合わせると、パクティオシステム自体、実はゲームシステムがプレイヤーに与える異能、と解釈すればすむことになる。

つまり、今回のUQHの決戦は、UQHの世界だけでなく、ネギま!の世界の解明にもつながる話になりそう、ってこと。


その場合、魔力の発生源とかも、完全にゲームシステム内の設定ということになるよね。

で、さらにいえば、ヨルダによる「完全なる世界」の計画も、ゲームシステムないしはゲーマスの目から見れば、意志を持ったNPCによるシステムへの反乱、ってことになる。

ヨルダ自身が、バグったNPCってことね。


で、さらに、こうした「この世界はゲーム世界だ」という考え方を強化するのが、さっき触れた「ネギのアーティファクト手帳」がわざわざ「本の中」に隠されていた、ってところ。

つまり、これって「本の中の本」の可能性についての暗示だよね。

だったら、「マンガの中で作中劇として描かれたゲーム」というも、ありでしょ?ってことで。

キリヱと三太とナナコが、ネギの手帳の鍵を探しにいったところも、麻帆良学園の図書館島だったし。

もう、この世界が「虚構内虚構」であることは、今回、かなり明らかにされている。

まぁ、それが、一番簡単に、UQH/ネギま!世界の、あれこれの設定を説明できるのだけどね。


もちろん、こうした読み方自体、赤松健が、最終回前に仕掛けたミスリードの可能性もなくはないけどw

でも単純なミスリーディングというには、今回、「虚構内虚構」を匂わせる描写が多すぎるんだよね。

しかも、そこにつながる描写が、これまでに散発的になされてきていたわけで。

なんといっても、パクティオシステムが、ネギま!から続いてUQHでも採用されていたことも大きい。

超鈴音による渡界機の発明も理解可能だし。

要するに、この世界はゲーム世界だ!と言われれば、全部、あっという間に説明できてしまう。

そういう意味では、今回、わざわざ、近衛ほのかと近衛いさなをコールドスリープから目覚めさせて登場させたのも、実は彼女たちは、近衛木乃香と刹那の身体のバックアップ、いわばゲンゴロウの「残機」のような存在だったんじゃないかな。

で、ほのかといさなが、闇落ちした木乃香と刹那の前に現れることで、闇落ちが浄化されて木乃香と刹那が復活する、とかいう展開。


ただ、最後にまだ、この「虚構内世界」があくまでもUQHのみで、ネギま!は違う、という可能性もなくはないのだけど。

でも、だとすれば、このUQHゲーム世界の創造者は、きっと間違いなく千雨だよね。

ネギくんのパートナーとしての千雨。

千雨が、VSヨルダ戦に備えて、ネギくんの「勝ち筋」を見つけるためにシミュレーションを行うことを目的にして、それこそ、彼女のアーティファクトで作り出した電脳世界。

だったら、平行世界が複数あってもおかしくはない。

そういう意味では、刀太がネギくんの孫という名の一種のアバターだったように、キリヱは、千雨がUQHゲーム内で刀太/ネギと行動をともにするために作ったアバターだったのかもしれない。

つまり、刀太=ネギ、に対する、キリヱ=千雨。

なーんか、そんなふうに考えると、ぜんぶがしっくり来るのだけどw

いやー、だって、千雨って、そうとう嫉妬深いじゃんw

あ、そうか、このゲームの製作には、茶茶丸も関わっているのかもねw


まー、これはもはや半分以上、こちらの願望が反映されてしまっているけどw


さてさて、残り7話(だっけ?)、どうなることやらw


あ、そうそう、ゲンゴロウが愛した人って誰なんだろう?

なんか狐耳の獣人のような感じだったけど。

最終決戦にその人も現れるのだろうか?

そして、本人も言っていたように、65535機の残機を使い切ったら、ゲンゴロウはどうなるのだろう?

なんか、むりやりキリヱのために、ゲンゴロウがこの残機を全部使い切るような無茶をしでかしそうな気もするのだが。

さてどうなるのだろうね?


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グレイプニル 第65話 『クレアの願い』 感想: クレアのボッチ恐怖症がイヤボーンの引き金になるのか?

2021-07-09 01:27:52 | グレイプニル
あれれ、ホントに三船さん、死んじゃったよ。

それが引き金になって、海斗vs修一&クレア、のバトルがひたすらエスカレートしていって、それだけで今回は終わってしまった。。。


ただそれも、海斗がむりやり修一を本気にさせようとしているだけのようで。

途中で、俺を倒せなきゃ、ほのかを倒すなんて、無理無理無理!って具合で、完全に煽っているし。

もうこれ、海斗が、自分が蘇らせた、というよりも新たに生み出した「怪物ほのか」を倒すために、修一に特訓の機会を与えているだけのようにしか見えないんだよなぁ。

そういう意味では、海斗の望みって完全に歪んでいるだけど。

ただ、その結果、今回、最終的に促されているのは、どうやらクレアの覚醒のようで。

問題は、はたして、この「クレア・ファクター」を海斗はどこまで知っているのか。

ただ、過去の記憶のなかにあったように、海斗はクレアのことを化け物呼ばわりしている。

加えて、修一自身、クレアを締め上げている場面もあった。

となると、海斗の狙いは、合体した修一&クレアを徹底的に傷つけることによって、今回の最後にあったように、修一が変身を自発的に解いて、クレアの命を救おう、とするところまで含まれていたのかもしれない。

裏返すと、海斗自身がすでに、ほのかの成敗のためには、クレアの力が必要だ、と感じている、ということだよね。

で、ここまでくると、もうクレアもすでにコインの力を手に入れていて、その記憶を誰かによって、あるいは自分自身の力で消し去っているようにしか見えないのだけど。

要するに、クレアが、最後の鍵を握っている。

まぁ、だから、エレナはエレナで、クレアを遠ざけようとしたのかもしれないけれど。

ということは、次回、そのあたりが明らかにされるのだろうね。

一番、安直な見方は、そのクレアの秘められた力が「グレイプニル」と呼ばれるものなのかもしれない。


たださー、その対価が、三船さんの理不尽な死、ってどうなのだろう?

前にも書いたように、ちょっとこの作品、何をしたいのか、わからなくなってきた。

加えて、面白いか?といわれると、前ほどにはそうは感じなくなってきた。

とにかく、展開がのろい。

あと、物語の解決に関係する者が少なすぎ、てか、内輪すぎ。

さすがにこれだとワクワクしないんだよね。

ここまで来ても、まだクレアの正体を明かさないようなら、そろそろ見限るのもありかなぁ、と思わせられるくらい。

だんだん思い始めているのは、仮にクレアに何らかの能力があったとしても、その能力はコインと引き換えに得たものではないんじゃないのかな、ってことで。

むしろ、クレア自身が、宇宙人の一人なんじゃないのかな。

だって、この物語において「記憶」って全然当てにならないわけだから。

クレアが自分の記憶と思っているものの、適当にあつらえられたものでしかないのかもしれない。

てか、クレアが宇宙人なら、その名前がきっと「グレイプニル」なんだよ。

あ、でも、ほのか同様、クレアも虫でできている、というのもありえるかw

ともあれ、とにかくクレアの正体をいい加減、明かして、物語を次のステージに進めてほしい。

エレナたちは、一体、いま、何をしているのだろう?

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転生したらスライムだった件 season 2 第37話『訪れる者たち』 感想:なんかいろいろと端折ってるようだけど、大丈夫?

2021-07-08 11:37:08 | 転スラ
転スラ日記を挟んでの、36話の最後で描かれたヴェルドラ復活・・・からの続き。

ようやくリムル無双!というか、テンペスト無双!の時代が始まる、ってことで。

リムルの魔王化で物語のステージがひとつ上がって、やっと面白くなる段階にまで至ったわけだけど、これ、どこまでやるのかな?

どうやら、原作ではなく、講談社のマンガの方に合わせているようだから、1クール使ってクレイマンを倒すところくらいまでかね?

正直、クレイマン討伐とて、魔王編の序章に過ぎないので、その先の、ヒナタとの決戦とか、ダンジョン開発とか、気になるものが目白押しなんだけどね。

てか、悪魔3人娘が出てからが、マジの本番だと思うから、そこまでとっとと行ってほしいのだけど。

でも、それだとシーズン4とか5くらいまでは必要になるよなぁ。。。

一体、いつのことになるやら。


ともあれ、目の前に物語に戻れば、次回の「人魔会談」は、いろいろな意味で、今後のリムルとテンペストの行方を決める会談になるので、会議だらけになるとは思うけど、ちょっと楽しみ。

ただ、会議の場所は、マンガのようにちゃんと変えて、オープンな雰囲気で進めてほしいなぁ。

てか、マンガに準拠するなら、もっと忠実にマンガの雰囲気を再現してほしいのだけど。

今回の後半の、ガゼル王とかがやってくる場面は、あまりにも画面がチープで、もう少し、背景にも力を入れなよ、とは思った。

さすがに、新シーズンの第1話だけのことはあって、キャラの作画は力が入っていたけどねw

ということで、次回、人魔会談、楽しみw

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