BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

プリンセスコネクト!Re:Dive 第6話『旅立ちの調べ ~星空はスパイスの香り~』感想: アオイのボッチぶりに笑っていたら、突如として風雲急を告げる超展開が始まっていた!

2020-05-12 11:31:25 | プリコネ
なんか、盛りだくさんな上に、アップダウンの多い展開でビックリ!


冒頭で、前回の最後で拉致された病院(という名の監獄?)から3割増しの元気で帰ってきたキャルを見て、

おおー、律儀にそこから始めるのかw、って感心していたら、

そのまま、美食殿初のクエストにスタートして、なんか、ほのぼの野営しているのを見ながら、

いやー、のんびりバカやってて、いいパーティだなぁ、と思っていたら、

翌朝、二日酔いを覚ましに顔を洗いに行ってたユウキが、お約束のように獣人に拉致されて、

お、いよいよ、冒険の始まり? とワクワクしていたら

突然、ボッチのエルフが助けてくれた。(←エルフってやっぱり矢を射るのはうまいのねw)

正直、ここまでの展開でも十分、いいリズムで面白かったのだけど、

このボッチ・エルフのアオイが、『グレイプニル』のエレナに続いてまたもやざーさん声で、あれ、もはや、ざーさんって、コミュ障キャラしかやらないの? キョドったきゃらしかやらないの?と思いつつ、なんか相棒の木を使ったアオイのほぼ一人芝居に苦笑w

ユウキを心配した美食殿の3人が駆けつけたところで、これもまたお約束どおり、ボッチ・アオイが自滅してw、うん、なんてよくできたテンプレ!って感心していた。

いや、これ褒めてるからね。

要所要所で、アイキャッチで「プリコラ!」と入れてくるのも、微妙にリズムを作っているし。

っていっても、完全に「このすば」のリズムなんだけどねw

でも、それもあって、ホント、これ、安心してみれるなぁ、と思っていたのだけど。


ところがリマwが再登場したあたりから、なんか雲行きが怪しくなって、あれよあれよという間に、なんか怪しげな「影の存在」によって、新たに登場したリマのパーティが全滅(でいいのかな?)。

特に、ハツネが再会を楽しみにしていたシオリは、この影に取り込まれて雲散霧消という形で忽然と消えてしまった。。。

ちょっと、あまりの急展開に何が何やら……、って感じで終わった!


いやー、すごいな、この緩急の切り分け。

しかも、後半のシャドウパートは、美食殿パーティはほとんど出ていないし。

あれだけ、前半ではほのぼのパーティで存在感あったのが、後半で一気にユウキたちこそがモブになってしまったw

えーと、これも褒めてるからね、展開について。

簡単に言えば、前半はコミカルなギャグ、後半はシリアスなストーリー、ってことになるのだけど、そのためにも、前半はアイキャッチと多用して、ここはギャグだよ、笑っててね、というシグナルを出していたんだな、って。

あとは、たまたたこのアニメでは、美食殿を中心にして物語を作っているけど、もとがソシャゲであることを思うと、本来は、複数のパーティが複数のバックストーリーを背負いながら、ゲーム全体のシナリオを動かしているんだな、って。

今回は、なんとなくそのマルチストーリーの姿がわかるような作りだった。

もっとも、きっと、次回、美食殿の面々も加わって、この事件の解決には当たるんだろうけどさ。

そういう意味では、今回の後半では、事件だけを起こすにとどめて、次回以降で、この事件に決着をつけようとしているのも、構成としてなるほどなぁ、という感じ。

ともかく、始まりと終わりで、お話の流れのギアをきっちり変えてきているのは面白いなぁと。

うん、だから、次回は結構楽しみだな。

今までは、一話完結で、ギャグを楽しんできただけだけど、一巡したところで、大きくお話を動かすというのは、見ていて心地よい流れだな。

これで、いよいよユウキの隠されたブースト力?もちゃんとお披露目されるのかな。

まぁ、なんだかんだいって、キャルが、パーティメンバーの穴を埋めていくんだろうけどねw

しかし、今回についていえば、そんな進行役のキャルをさしおいて、物語の流れをさらっていったのが、ボッチのアオイだったw

あ、そうか、よくよく考えれば、アオイが登場したところで、物語展開のギアが入れ替わったのか。

うん、ホント、そういうところ、上手いよなぁ。


ということで、次回、マジで楽しみだ!

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ぼくたちは勉強ができない 第157話 『[x]=機械仕掛けの親指姫編⑦』 感想: こうして関城家は一歩ずつ家族の絆を取り戻したのだった……え?

2020-05-11 12:42:29 | ぼく勉
ホントに関城家の話しかしていないのだけど。

これだけでいいのか?

この関城家を支えるための共同作業が、理系のヴァージンロードに向かっているのか?

そんなわけ無いと思うけどなぁ。

成幸にしたって、要所要所で地縛霊みさおの力を使っているだけだし。

なんか、ラブコメでないのはわかっていたけど、これだとスラップスティックコメディとしても二流のルートになってしまうけど。

ほんとにそれでいいの?

てか、ボードゲームをみんなで作る、というのがすでに???なんだけど。

これは、いくらなんでも、緒方理珠に魅惑の女子力がなさすぎなんじゃないか。

これなら、うるかルートで正解だったじゃん!ってことにしかならないと思うのだけど。。。

これは、わざと個別ルートの期待値を下げるためにやっているだけにしか見えなくなってきたw

むしろ、とっとと終わらせてほしくなってきたかも。

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鬼滅の刃 第204話 『鬼のいない世界』 感想: まるまる後日談、そして(ホントに!)現代日本へ!

2020-05-11 12:13:04 | 鬼滅の刃
いやー、タイトル通り、まるまる無惨戦の後日談。

病室で安静にされていた炭治郎は、確かに健在だけど、さすがにご都合主義といわれるのが作者も嫌だったのか、鬼化によって復元していた左腕と右目は、肉体としてはそこにあるけど、使い物にならないらしい。

そして、その傍らで、禰豆子は、本当に人間に戻って、普通に喋っているし。

えっと、あの禰豆子の記憶=妄想空間に、竈門父が伝えてきた、急げ、炭治郎が危ない!とかいう警告は、一体何だったのだろう?

いやまぁ、今回の愈史郎の説明によれば、炭治郎が人間に戻れたのは、しのぶの薬だけではだめで、禰豆子の血液の中の抗体があったから!ってことなので、禰豆子があの場に駆けつけたことは確かに意味あったのだけど。

いやー、ほんとに「鬼滅の薬!」だったのね。

てか、鬼化って、感染症!だったのかよ!って、ツッコみたくなったよw

いくらなんでも、時流のコロナ・ウイルスに流されすぎじゃね? 決着の付け方が。


それにしても、一番の驚きは、ほんとにあれで無惨様が死んだってことだよなぁ。。。

マジで薬で死んだのか。。。

その事実がジワジワ後から来る感じで、困った。

まぁ、皆の思いが結集して勝利を収めた!ということなのだろうけどね。


で、あとは、炭治郎とカナヲがきっとこの後、夫婦になるのだろうなぁ、とか。

意外と、禰豆子と風柱がいい仲になるのかな、とか。

イノシシ仮面は、厨房の女の子にうまく飼われることになるのだろうな、とかw

とまれ、そうして、時代は現代へ!、ですよ。

ホントに現代へ、だよ。


うーん、マジで『ジョジョ』だったね。

で、これはジョジョ2部で石仮面の謎に迫るのが物語の発端になったのと同じように、鬼化ウイルスの発生源を突き止める話として立ち上がるのだろうね。

つまり、現代の東京で再び鬼による事件が起こり、その鬼の事件を追っていた警視庁なり公安の刑事が、鬼に襲われたところに炭治郎の子孫の「呼吸の使い手」たちに助けられるか、あるいは、大正時代の記録から炭治郎たち「日の呼吸」の使い手たちの存在にたどり着き、協力を依頼する、とかになるのかね。

とにかく、鬼化ウイルスを探す旅。

あるいは、ジョジョ6部的に、ディオの骨が神父の手に残っていたように、無惨様の細胞が、どこかに残っていて、てか、むしろ、無惨様の骨がどこかにしまわれていて、本体が万が一にも倒されたら、その骨から再生が試みられて、バックアップ体が誕生するという方式かな。

ジョジョ3部的にいえば、その骨から復活するのに100年かかった、でもいいけどw

あ、その場合は、飛散した細胞の一部から完全体にまで復活するのに100年かかった、でもいいけどw

ともあれ、そうして、炭治郎たちの子孫が登場するのと同じように、無惨様の複製体が再び現代の東京の雑踏に再臨する!…とかでも、もういいよw

気になるのは、風柱と水柱の技がどういう形で伝授されているか、だな。

まぁ、第2部が昭和が舞台なら、まだギリギリ柱二人も生きているかもしれないけれど。

それが、21世紀の今なら、確実に孫、下手をすると曾孫の時代だよね。

まぁ、確実に愈史郎は再登場すると思うけど。

そうか、やっぱり愈史郎がスピードワゴン・ポジションだったかぁ。


しかし、無惨様、ホントにあれで死んだのか。

何がショックかって、あれが一番ショックだよ。

で、次にショックだったのは、ヒノカミ神楽と日の呼吸。

出番があったようでないに等しい、という肩透かし。

うーん、ショックだなぁ。。。

かといって、いくら複製体といっても、それでまたいきなり無惨様が現れてもなぁ、という気もするので、

仮に、第2部で無惨様復活体が出てきたとしても、炭治郎たちの子孫に瞬殺されて、その無惨IIを超える、本物の鬼wが現れるんだろうな。

つまり、無惨IIはあくまでもストレイチオ・ポジションで。

その後ろで、カーズ級の強者が待ち構えているという展開。

そうして、強者インフレが始まるのかなぁ。。。


ともあれ、期待する軸がすっかり変わってしまったけど、次回、一体どんな現代が描かれるのか、まずは心して待つことにしよう。

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グレイプニル 第6話 『収集者』 感想:ケモミミ娘吉岡のあざとさにクレアはきっとご立腹だろうな!

2020-05-11 02:01:36 | グレイプニル
ようやく紗耶香と吉岡の登場回w

いや、池内たちも登場しているけれど、挨拶はまだ後だったけっけ。

でも、紗耶香のチームが出てきて、ようやく修一とクレアもチームのバックアップを受けながら行動することができる。

しかし、こういう利害関係で即席にチームを作れてしまうとkろは、ハンターハンターっぽいな。


ともあれ、レズの紗耶香はまぁいいとしてw

ケモミミのあざとい吉岡は、これ、まじで天然だから始末悪いよなぁ。

いや、最初にきぐるみの修一にクレアが入り込んだときも思ったけど、これ、どう考えても逆レイプでしょ?

で、それをクレアについで行うのが、あざといケモミミ娘って、どうよ!って感じで。

とにかく、クレアにバレたら激怒は必至、ってことでw


ただ、なんだかんだ言って、この紗耶香のチームとは死線をともに乗り越えていくことで、いい仲間になっていくし、

こんなあざとい登場をしていた吉岡が、あとで、あんなに重要な役割を担うとは思わなかったんだけどね(気になる人は原作をどうぞ)。

ただ、こういうエロとかグロとかで、適宜驚かせながらも、きちんとそうした事件・事故も、後の伏線として活かしてしまうのが、結構、この作品の面白いところだから。

ということで、次回からがいよいよ本番の、異能力バトル開始!

それにしても、今回の吉岡の振る舞いでもわかるけど、修一の着ぐるみ設定、ホント、よく考えたよな。

もっとも、こうなると修一の着ぐるみ自体が十分あざとい能力、ってことになるのだけどw

ともあれ、次回、吉岡が着ぐるみ修一の中に入ったことを知った時のクレアが、どんな顔をするのか、見ものだなぁw


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かぐや様は告らせたい?〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 第5話 感想: 藤原書記のテンション高いとやはり面白いw

2020-05-10 17:17:20 | かぐや様
やっぱり藤原書記から始まると面白いね。

いや、マジで、白金の音痴特訓のあたりは、笑ったよw

これ、原作は全然読んでないので、この先の展開も全くわからない口だけど、でも、この作品は、結局のところ、藤原書記の使い方次第なんじゃないの?ってものすごく感じたけどなぁ。

だって、もはやかぐやがポンコツ過ぎて、単純に突っ込まれる側にしかなっていなくて。

その意味では、白金も同じなんだけどw

そういう中、藤原書記だけが、天然?の爆弾投下で、状況をガラッと変えたり、これどうすんだ?と思っていたところで、強制的にオチをつけたりすることができるので。

ある意味、この作品の無敵キャラだよね。

実際、伊井野からも、なぜか一目置かれているわけだしw

こうなると、単純に藤原書記の出番を増やしてくれたほうが楽しいかな。

あ、あとは、早坂ね。

実際、白金とかぐやが藤原書記もしくは早坂にいじられる、というのがもはや定番担っているわけで

藤原書記は、陽気に明言していじり、早坂は、影でコソコソいじるわけで、その感じはだいぶ違うわけだけど。

とにかく藤原書記の出番を増やす方向でよろしく。

その一方で、伊井野だっけ、あの子はキャラ的に必要なのかな?

どうも、キャラにしても中の人にしても、作品的にミスマッチな気がするのだけど。

中の人は、『ぼく勉』の理系の人だねよ?

彼女は、どうも芝居の幅が狭いので、伊井野のようなガチ真面目でイキった役をやるとまんま理系と同じに聞こえて、正直、かぐや様の世界にはノイズにしかならない気がするのだけど。

ちゃんと物語をまわす役になるのかな?

なんか、単純に、白金とかぐやを藤原書記を筆頭に周りの子たちが適当にいじり倒して、で、ときどき最底辺の石上がネタにされて終わり、というお決まりの展開でなんら不都合を感じないのだけど・・・。

とりあえず、次回、スーパー・チューズデーに期待!でいいのかな?

てか、この先、なにするんだろう?

その先の見えなさが問題といえば確かにもんだいかもしれない、この作品の場合は。

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ソードアート・オンライン 第24巻 『ユナイタル・リングIII』 感想: いよいよ本格的にソードアート・オンラインとアクセル・ワールドを一つのサーガ/ユニバースにする試みが始まった!

2020-05-09 18:56:38 | SAO/AW
前巻の最後で、菊岡の待つ銀座の高級喫茶店にアルゴとともに現れたキリト。
アルゴと菊岡の初対面はどうなるのか?

一方、前巻まではダラダラとした序章を見せられているようにしか見えないユナイタル・リング。
少しは、物語がどこへ向かおうとしているのか、明らかになるのか?


・・・ということで、とりあえず、スペース、空けときます。





































いやー、面白かった!

久しぶりに発売日にそのまま読み切れた!

それくらい、物語のテンポが良かったのと、結構、内容が盛りだくさんだったから、なのだけど。

一番大きかったのは、ユナイタル・リング編がようやく立ち上がり始めたかなと思ったところで、いきなりアンダーワールド編の新章も始まったこと。

しかも、200年後のアンダーワールド世界。

こちらのほうがやはり驚きが多かったので、気になったところを先に書いてしまうと、

とにかく200年後の世界だから、事実上、全く新たな世界に近いということ。

けれども、その200年前との違いの多くは、本来は、星王キリトと星王妃アスナの二人が整備したものであること。

にもかかわらず、キリト本人は、アンダーワールドからの帰還後、その200年の間の記憶を消去しているので、彼にとっても目新しいものばかりであること。

なのだけれど、ロニエとティーゼの子孫である(そして二人の面影を残した)当代の整合騎士であるローランネイとスティカにとっては、キリトは星王として敬愛してやまない対象であること。

そして、その上で、新たに登場した整合騎士団長のエオラインというのが、仮面の上官という点では、まったくもってシャアwのようなのだけど、でもどうやら、キリトの印象では、ユージオの転生?とでも思わないではいられない存在であること。

実は、事前にアンダーワールド編へのダイブはあることは知っていたので、てっきりこのエオラインというのは、おそらくはフラクトライトとして存命しているはずの茅場晶彦のアンダーワールドにおけるアバターだと思っていたのだけど、でも、どうやら、そうではない、というのが、今回の中間結論。

もっとも、この先、茅場がなりすましているという可能性もあるのだけど。


ともあれ、ユナイタル・リング編の中に組み込まれる形で、アンダーワールド編も再起動したということで。

これは、やっぱりワクワクしてくる。

まぁ、ユナイタル・リング編の渦中に始まるということは、十中八九、後で、この2つの世界も交叉していくのにちがいないのだろうけど。


それから、今回思ったのは、このユナイタル・リング編は、まちがいなくアクセル・ワールドの加速世界を準備する物語になるということ。

だって、今回、もう随所にAWとの関連を匂わせる発言や描写が目白押しだから。

まず、のちのニューロリンカーの開発に至る道として、FLA(主観時間加速)機能の説明とか、それが民生化するのは30年後の2056年だろうという話とか。

アリスのボディのアクチュエータ音とか書かれると、AWのレイカーの中の人のフー姉のこととか思い出してしまうわけで、こういうところも、AWとの連続性意識して書かれてきているような気がする。

あるいは、整合騎士団の「神器」が封印された、とかね。

これ、どう見ても、ブレイン・バースト世界の神器のことだよね。

となると、やっぱり、このユナイタル・リング編の先には、AW世界を用意した「知性間戦争」の話に行き着くのだろうな、と。


というか、作者は、もう、SAOとAWの世界を完全にリンクさせて、ひとつながりのサーガにしようとしているよね。

実際、SAOの集大成って雰囲気を醸し出してきているし。

カムラが出てくる以上、劇場版の『オーディナル・スケール』が出てくるのは当然として、今まで、実は、本編のSAOとは異なるアナザーストーリーなんじゃない、と思っていたSAOプログレッシブも、どうやら本編の、つまり正史のなかに位置づけられるらしい。

だって、プログレッシブにあった四層のゴンドラの話のことをキリトが思い出すシーンまで、今回あったので。

そもそも、ユナイタル・リングという世界の試み自体、「ザ・シード」の頒布によって勝手に各地で作られていたVRMMORPGの統合、というものだし。

今回、ユナリン編の最後で、昆虫の姿のプレイヤーが出てきたけど、その《インセクサイト》ってゲーム、これ、昔、ユウキたちスリーピング・ナイツの面々がダイブしてた虫ゲーだよね。

そういう感じで、いままでバラバラに語られていたものが、文字通り、一つのユニバースとしても統合されてきている。

いやまぁ、その結果、初登場のエギルの奥さんがカマキリ姿で現れる、というグロい展開になったわけだけどw

ともあれ、こんな感じで、一気に、SAO/AWの「正史」と「ユニバース」を語ろうとしてきているのが、これでもか!とばかりに伝わってくる展開だった。

正直、ユナリンだけだったら、マジで生産者ゲームでしかなくて、キリトたちが一からゲーム内の街を作っていくような話で退屈になってしまうところだったのだけど、でも、そこで行われている「ゼロからの作業」が全て、この先、ブレイン・バースト世界の雛形をつくるための経験になるんじゃないかな、と思うのだよね。

そういう意味では、虫型プレイヤーって、ブレイン・バーストのアバターの原型のひとつになるんじゃないか、とか。

作中で、アルゴが言っていたように、ユナリン世界はとにかく「過剰」で、でも、その「過剰さ」は、むしろ、プレイヤー側のゲーム的常識を覆させるために予め用意された「過剰さ」であるとしたら、要するに、心意技同様、本人が望む姿が自由にアバターなりに顕現するという、ブレイン・バーストの世界構築原理そのものにスライドしていくように思えるのだよね。

プレイヤーの自由な発想を引き出すために用意された「過剰さ」。

もちろん、全部が全部、直接、ブレイン・バーストに現れたなにかになるわけではないだろうが、けれでも、何らかの形で未来のカタチを用意しているようにも見える。

つまり、ユナリン編とは、ほとんどブレイン・バーストの初期開発過程である、という気がしてならないんだよね。

というか、そう思って読むと、なるほどなぁ、と思えてしまうところが多い。


そういう意味で、本巻を、いきなりアルゴと菊岡の遭遇から始めのたは上手い。

いや、前巻はそのシーンで終わっていたから、自然といえば自然なんだけど。

でもね、ユナイタル・リング事件が始まる前に、アルゴと菊岡(というかクリスハイト)が接触していたことの意味は大きいよ。

しかも、もともとユナイタル・リングではなく、アンダーワールド関係の話で、とはね。

実は、発売前にあった予告で、今回、アンダーワールドにまたキリトがダイブするというのを聞いて、いやまた唐突だなぁ、と思っていたのだけど、

でもこのアルゴと菊岡の一件はその唐突さを解消するエピソードでもある。

しかもその上で、アルゴを菊岡側の、アンダーワールドの話の側に絡ませてくるのだから。

アルゴの再登場は、多分、カムラ絡みだとは思っていたけど、それでいきなりアンダーワールドまで繋げるのは、展開がうまいし、早いな、と。

そのイントロがあった分、その後本巻で、ユナイタル・リングへのダイブが始まってもたるい感じがしなかったし。


しかしよく考えると、驚くことに、本巻の冒頭ではまだ前巻から1日しか経ってないのね、作中では。

さすがに、この時間の流れは遅すぎるぞ!と感じたので、ある意味、その間にアンダーワールドを挟んだのは、まさに、展開が中だるみしないための策でもあったんだなと痛感。

となると、この先も、ユナイタル・リングとアンダーワールドの両方が舞台になっていくのかな?

まぁ、アンダーワールドが舞台なら、アスナとアリスの二人がメインヒロインで行く展開としても鉄板になるけどw


あと、いくつか気になるところもあって。

キリトにかけられた、ムタシーナのスペル《忌まわしき者の絞輪》だけど、結局、解除法がわからないまま終わってしまったけど、これ、どこまでひっぱるネタになるのだろうか?

流れ的には、ムタシーナの中の人は神邑樒なんじゃないかな、とか。

多分、このユナリン事件をしかけたのはカムラだろうから、となると、ムタシーナが、キリトも思っていたとおり、アドミニストレータや茅場晶彦のような、ラスボス兼ゲーマスのようなポジションになるのかな、と。

となると、解呪はだいぶ先になりそう。

だって、オリジナルのアインクラッドのように「プレイヤーの死=中の人の死」ではないけれど、しかし、プレイヤーの窒息死を招くような呪文っていくらなんでも悪質だから。

その悪辣を正すのがユナリン編の山場だとすると、結構、引っ張りそうな気もするんだよね。

どちらかというと、キリトが解呪の方法をアルゴとともに探る、という方に期待をしてしまうけど。

その場合は、その過程で、アルゴがムタシーナの正体を突き止めそうだけど。

そういえば、アルゴが菊岡の依頼の報酬として求めたSAOプレイヤーって誰なんだろう?

当然、そのリアルも気になるわけで。

そういう意味では、アルゴ、最後のところでどうして、昆虫プレイヤーたちと一緒にいたのだろう?

アルゴの動きは、やっぱりイレギュラーだよね。


で、他に気になったのは、

仮想研究会、ってどう見ても、加速研究会、の前進だよね、ブレイン・バーストの!とか、

アスナの誕生日イベントが来るってことは、やっぱりAWの黒雪姫の誕生日の話だよね、とか、

クマ使いだから、という理由でバシン族から尊敬の目を無駄に向けられるシリカが、ウソップみたいで笑えたとか、

いろいろあるのだけどw

でもさすがにちょっととりとめなくなりすぎたので、とりあえずここまで。

しかし、《ザ・スカルリーパー》が受肉化するとは。

やっぱり、このユナリン世界、ゲーマスの悪意を感じるんだよねぇ。。。

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『とある科学の超電磁砲T』、第14話も延期なの?上条さんの奥の手、お預けかぁ。

2020-05-08 20:18:11 | 超電磁砲/禁書目録
結局、14話も延期かぁ。

いよいよ上条さんのターンか、ってときに延期はホント、もったいないなぁ。

前回の流れから素直に上条vs鬼化美琴、の決戦を見たかったけれど。

普通に放送できていれば、1ヶ月前に終わってたところなのにね。

話自体は悪くないのに、これだけテンポが悪いと、正直、なんかミソがついちゃうなぁ。

大覇星祭編は、途中までやってしまっていたから仕方ないのだろうけど、素直に全部、延期でもよかったのかもしれない。

やっぱりリズムというか、テンポは大事だからなぁ。


とはいえ、冷静に考えると、いまだに大覇星祭かよ?というツッコミも入れたくなりw

そもそも3期までに間が空きすぎだし。。。


なんていうか、これはマンガのように週刊化されていないラノベだからいけないのかね?

ふりかえると、結局、10年代の作品って、こんなのばっかりで。

どれもこれも10年かけても終わっていないw

まぁ、だから3期までこんなに間があいても問題ないのかもしれないけれど。


ともあれ、次週の14話には期待。

だって、竜王の顎が出てくるんでしょ? 例のイマジンブレイカーの更に奥にあるやつ。

文字通りの奥の手w

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『鬼滅の刃』、次の204話からどうやら現代編に突入するみたいなのだが、血鬼術バトルに様変わりするのかな?

2020-05-07 19:59:23 | 鬼滅の刃
なんかチラッとバレ画像を見てしまったのだが、どうやら『鬼滅の刃』、本当に現代編に行くみたい。

いやまぁ、前から、この作品は『ジョジョ』オマージュが激しかったから、第2部、第3部、と続く気はしていたけど。。。

その意味では、大正時代というのは、それほどジョジョ第1部のイギリスとも時代的にはズレていないし。

もしかしたら、本当に最初から現代編もかんがえていたのかもしれないけど。

もちろん、打ち切られなければ、という感じだったのだろうけど。

しかし、となると、もう作者と編集者は、ufo tableに足を向けて寝れないねw

どう見ても、アニメがあったからこその原作の大ヒットなわけだし。


で、ともあれ、現代編に突入、ということは、無惨様はマジで、あのまま死ぬ、ってことか。

しかし、そうなると、次の敵は誰になるのか?

そもそも、炭治郎や禰豆子は、あれでホントに真人間(というのはちょっと変だけどw)に戻ることができたのか?

そのあたりの設定の作り方が難しいよね。

本当は、炭治郎と禰豆子は変わらず、珠世のように現代まであのままの格好で生き延びていると面白いのだけど。

でも、それだとジョジョにならないから、やっぱり子孫が鬼滅隊に入る、という展開になるのかなぁ。

とはいえ、一応、無惨様を倒したわけだから、あれで鬼滅隊も因縁に終止符を打って解散!ってことになりそうだけど。

で、それぞれの柱の呼吸法だけは、竈門家のヒノカミ神楽のように、一種の伝統芸能として継承されていく、ということなのかな。

あと、炭治郎の子孫というのは、炭治郎とカナヲの子、ということになるのかな?

まぁ、そういう組み合わせもほしいところだけどw

そのあたり、女流漫画家として、荒木飛呂彦とはちょっと違って、いかにもなズラし方を仕掛けてくれるとちょっとおもしろいのだけど。

とりあえず、ジョジョ第2部の、石仮面/カーズ編のように、そもそも無惨を鬼にした医者はなんだったんだ?というところから入るのかな?

ジョジョが第3部から、波紋を辞めてスタンドに移ってしまったけど、そういう意味では、鬼滅は、最後まで「日の呼吸」で行ってほしいのだけど。

あ、でも、現代日本だと、大正時代よりもさらに帯刀がありえないか。

となると、やっぱり、スタンドバトルとなるのか。

あ、そうか、みんな血鬼術使いになるのか!

そうか、それがあったねw

とりあえず、風柱の子孫が、なんかやってくれそうな気がするw

いやいや、愈史郎がいるじゃないか! 

彼は鬼だから100年後で生きているよね!

じゃ、愈史郎がスピードワゴンの役回りかなw

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ガールズ&パンツァー 最終章 第2話 感想

2020-05-06 15:24:29 | Weblog
ガルパン最終章第2話、ようやく見ることができた。

……のだが、すっかり第1話を忘れていて、そこから見直すことになった。

で、率直に言って、これ、最終章って必要だったのかな?

端的に、蛇足にしかみえなくなってきた。

劇場版で終わりにしておけばよかったんじゃないかな?

旬を逃した感は否めない。

だってさ、この最終章って、そもそも桃の進学のために対抗戦トーナメントを戦っていく、ということでしょ?

なので、そこからして、すでに戦いの緊張感がない。

いや、これはもう戦車道なので様式美だから、と強弁できなくもないのはわかるのだけど。

でもさー、もともとのテレビシリーズのときの大洗の面々の焦燥感のようなものが全く無いところで、純粋に戦車戦だけを見せられてもやっぱり退屈だよ。

しかも、トーナメントだから、新たにBC自由学園のように取ってつけたようなフランスチームを出さざるを得ないわけで。

で、そのメンバーがベルばらのパロディとかいわれても、なにそれ?としか思えなくて。

さすがに古すぎなんじゃない?

それをファン向けだから、と言われてもなぁ、と。

正直なところ、幼稚だよね、発想が。

で、BC自由学園に勝ったら、次は、劇場版で初登場した知波単との戦いというのもねー。

あの知波単は、突撃しかない脳筋だからこそ際立つカラーなわけで、それを今さら、変に知恵を付けられても、白けるだけなんだよね。


ということで、第1話と第2話を続けてみた結果、なんか蛇足感ばかりが募って、全然面白いと思えなかった。

しかも、これ、まだ4話も残ってるんでしょ?

さすがに、この配信全盛のご時世で、イッキ見できないコンテンツなんてほとんど無意味でしょ?

最初のガルパンは確かにいろいろな意味で面白かった。

設定もキャラもカメラワークもギャグも、どこかしら眼を見張るものがあった。

続くOVAにしても劇場版にしても、そのテレビシリーズの波に乗ったボーナストラックという感じはあった。

実際、劇場版の基本プロットは、

窮地に立たされた主人公たちの下にかつてのライバルたちが結集し、新たな敵に立ち向かう!

という王道の展開をベースに、

姉妹の間の葛藤や、

戦車道の家元どうしのプライドを掛けた闘い、

という人間っぽい要素をまぶした上で、

度肝を抜くような奇襲や知略戦、と、1対1のタイマン

を組み合わせた戦闘シーンの連続で、物語として一気に駆け抜ける力強さがあった。

だから、思い切り「お祭り感」があったわけだけど。

それに対して、この「最終章」は全てにおいて「間延び」しているようにしか見えなくて、心底、退屈。

もちろん、個別の戦闘シーンとか、そう来たか?というものがあることにはあるけど、でも、それにしても、もはや、これまでにもなかったっけ?そんなシーン?、って感じで既視感を覚えちゃうんだよね。

ということで、続きを出すなら、もう4話分作って、一気に流すくらいでいいじゃない?

そうでなければ、せめて2話ごとにして2回で終わり、というのでいいんじゃない?

それくらいのスピード感がないと、単に時代遅れの烙印しか押されない、文字通りのオワコンになってしまうと思うけれど。

テレビシリーズや劇場版のできが良かった分、余計にそう思う。

このままだと単なる出がらしにしかならなくなると思うけどなぁ。

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プリンセスコネクト!Re:Dive 第5話『愛情たっぷりポリッジ~トワイライトな運命をのせて~』感想: キャルさまは主さまのためにお星さまになったのでした!マルw

2020-05-05 14:54:56 | プリコネ
なんていうか、前回のホームづくりのときもそうだったけど、いつの間にか、キャルが最もギルドのことを気にしている委員長キャラというか、良い子、になっていて笑ったw

まぁ、第2話の冒頭だっけ、猫耳娘っぽく、猫たちがじゃれる姿を愛おしく見ていたから、潜入スパイ役?とはいえ、宿り木が見つかってホッとしてしまったのだろうね。

一昔前のツンデレチョロイン、ってことだけどw

そういう意味では、最初から最後までキャル回だった気もするw

あ、なんか、変なお姉さん?おばさん?たち3人のギルドも出てきていたけど。

彼女たちも今後なんか役割あるのかね?

実はちゃんと、ユウキの右胸あたりにある痣の治療?もしていてみたいだし。

あの痣はやっぱり1周目の世界のことだったり、いま2周目だけど記憶を失っていることだったり、ユウキの設定に関わることなのかね?

で、あとは、慌てふためくコッコロが微笑ましかったwってことかなぁ。

そういう意味では、美食殿の面々は、みなキャラが立っていて面白いな。

それも含めて、このすば的ドタバタがうまくあっている気がして、心地よいのだけどw

そういう意味では、あのモブのおっさんたちも、もはや書き割りのようなNPC枠ってことで、全然気にならなくなってきたw てかCVの人、キャラ違っても毎回同じだしw

原作未プレイだけど、これだけを見ても普通に笑えるし、とはいえ、原作の大事そうな箇所についてもちゃんとプレゼンしているように思えるから、ソシャゲ原作のアニメとしては成功している方じゃないのかな。

まぁ、キャラ推しの既存プレイヤーには物足りないところがありそうなのもわかるけど。

でも、とりあえず、この世界の雰囲気とか成り立ちとかの情報を適度にまぶしつつ、キャラをコミカルにきちんと動かしているのだから、これで十分だと思うけどな。

もっとも、ぼちぼち、OPにあるような冒険に美食殿の面々もでかけてほしいのはたしか。

あのOPを見る限りでは、当面、ユウキの役割は、他の3人、特にペコリーヌの能力のブースト役のように見えるから、ああいう形でまずはクエストをいくつかこなして欲しいぞ。

この世界がSAOや防振りのようなMMORPGの世界であることはわかったので、正しくブーストのエフェクトをじゃんじゃん描いてくれていいのでw

防振りが死なないSAOだったように、プリコネはキレイなこのすば、でいいと思うんだよねw

めぐみんの爆裂魔法のように、ペコリーヌの力技炸裂!そして直後に爆食い!で全然オッケーだよw

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