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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ガールズ&パンツァー 最終章 第2話 感想

2020-05-06 15:24:29 | Weblog
ガルパン最終章第2話、ようやく見ることができた。

……のだが、すっかり第1話を忘れていて、そこから見直すことになった。

で、率直に言って、これ、最終章って必要だったのかな?

端的に、蛇足にしかみえなくなってきた。

劇場版で終わりにしておけばよかったんじゃないかな?

旬を逃した感は否めない。

だってさ、この最終章って、そもそも桃の進学のために対抗戦トーナメントを戦っていく、ということでしょ?

なので、そこからして、すでに戦いの緊張感がない。

いや、これはもう戦車道なので様式美だから、と強弁できなくもないのはわかるのだけど。

でもさー、もともとのテレビシリーズのときの大洗の面々の焦燥感のようなものが全く無いところで、純粋に戦車戦だけを見せられてもやっぱり退屈だよ。

しかも、トーナメントだから、新たにBC自由学園のように取ってつけたようなフランスチームを出さざるを得ないわけで。

で、そのメンバーがベルばらのパロディとかいわれても、なにそれ?としか思えなくて。

さすがに古すぎなんじゃない?

それをファン向けだから、と言われてもなぁ、と。

正直なところ、幼稚だよね、発想が。

で、BC自由学園に勝ったら、次は、劇場版で初登場した知波単との戦いというのもねー。

あの知波単は、突撃しかない脳筋だからこそ際立つカラーなわけで、それを今さら、変に知恵を付けられても、白けるだけなんだよね。


ということで、第1話と第2話を続けてみた結果、なんか蛇足感ばかりが募って、全然面白いと思えなかった。

しかも、これ、まだ4話も残ってるんでしょ?

さすがに、この配信全盛のご時世で、イッキ見できないコンテンツなんてほとんど無意味でしょ?

最初のガルパンは確かにいろいろな意味で面白かった。

設定もキャラもカメラワークもギャグも、どこかしら眼を見張るものがあった。

続くOVAにしても劇場版にしても、そのテレビシリーズの波に乗ったボーナストラックという感じはあった。

実際、劇場版の基本プロットは、

窮地に立たされた主人公たちの下にかつてのライバルたちが結集し、新たな敵に立ち向かう!

という王道の展開をベースに、

姉妹の間の葛藤や、

戦車道の家元どうしのプライドを掛けた闘い、

という人間っぽい要素をまぶした上で、

度肝を抜くような奇襲や知略戦、と、1対1のタイマン

を組み合わせた戦闘シーンの連続で、物語として一気に駆け抜ける力強さがあった。

だから、思い切り「お祭り感」があったわけだけど。

それに対して、この「最終章」は全てにおいて「間延び」しているようにしか見えなくて、心底、退屈。

もちろん、個別の戦闘シーンとか、そう来たか?というものがあることにはあるけど、でも、それにしても、もはや、これまでにもなかったっけ?そんなシーン?、って感じで既視感を覚えちゃうんだよね。

ということで、続きを出すなら、もう4話分作って、一気に流すくらいでいいじゃない?

そうでなければ、せめて2話ごとにして2回で終わり、というのでいいんじゃない?

それくらいのスピード感がないと、単に時代遅れの烙印しか押されない、文字通りのオワコンになってしまうと思うけれど。

テレビシリーズや劇場版のできが良かった分、余計にそう思う。

このままだと単なる出がらしにしかならなくなると思うけどなぁ。
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