BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ダーウィンズゲーム 第83話 感想: 5年後のシブヤはさながらグリード版のゾンビランドだった!

2020-03-20 12:56:59 | ダーウィンズゲーム
5年後のシブヤ、というカナメたちの世界線は、グリードが人間にも侵食しているものだった。

そのグリードたちを討伐するのは、なんとオボロとシゲル。

あれこいつ誰だっけ?と思ったけど、シゲルって、あのカナメの高校でパシリをさせられていたオタね。

そのシゲルが、オボロ(シギルは一通さんのようなベクトル変換w)を差し置いて、彼のシギル「ザ・スピナー」を使って、一気にマンモスグリードもねじ上げて瞬殺w

でも、確かにオボロがこぼしたように、シゲルの倒し方に何の品もなく、まるで子どもが虫の足を引き抜くみたいだ、というのは、うまい言い方だね。

つまり、自分が圧倒的に優位な立場にあると確信しているからこそ振るえる暴虐っぷりw

マジでイキったオタクw キモいな―、ヘイト集めるなぁw

いやー、このシゲル、どう考えてもこの先、闇落ちするタイプだよね。

俺が一番!って、イキるタイプ。

それが元いじめられっ子のオタクタイプっていうのだから、ある意味でテンプレも甚だしいw

でも、どう見てもキモいタイプだから、さっさと退場してほしい。

こういうあたりにそこはかと、この作者の、ヤンキー万歳!、オタク死ね!って、基本的な視点が投影されているようで。

さすがはチャンピオンw

しかし、GMとシロガネの同盟?も、これ、どこまで続くのだろう?

シゲル同様、このシロガネも、どちらかというと、モラルで動くタイプというよりは、科学的好奇心が最後には勝ってしまう、いわゆるマッドサイエンティスト枠のように見えて仕方ない。

となると、むしろ、このシロガネのほうが先にグリード側(のGM?)を選んでしまって、そのままシゲルも、彼の駒として使う、という展開もありえる。

いずれにしても、当面の間は、シロガネとシゲルがいかにこの世界のGMならびにカナメに対して裏切りを図るのか、それが物語のドライバーになりそうだな。


で、もう一つの物語の駆動力は、カナメが見せたククリの描いたGMの似顔絵について、スイが見たことがあるかも、と思ったところかな。

すでにカナメはGMと接触しているわけだから、意外と早く、GMとカナメたちも合流するのかもしれない。

このマンガのテンポの良さからすればありそう。

オボロをすでにカナメのもとに送っていることだし。

にしても、あの似顔絵からもしかして?と思えるスイも大概だけどw

ともあれ、GMとの合流は今後の鍵。

そして、晴れてオボロもサンセット・レーベンズ入りかね?


あと、今回の地味wな見どころはレイン。

スイの5年後の成長ぶりを見た後だから、俄然、レインの女性としての成長ぶりに期待したのだけど。。。

あれれ、全然変わってなかった!

13歳で成長が止まってしまった・・・枠ってことな? 不憫なw

でも、そうやって、カナメ時間でいえば半年前に別れた仲間と無事、というか、意外とすんなりと合流を果たし、レーベンズの拠点に到着。

そこで、最後に、グリード化した人間の「検疫」をしたところで終わり。

ここに来て、リュウジの「嘘を見抜く」というシギルの重要性が増しているのはすごい。

まわりには、もう人間の皮を被ったグリードが存在する世界なわけだから。

まさにゾンビランド。


ということで、最後まで読むと、今回の主題は、サンセット・レーベンズのメンバーの再開と、5年後のシブヤの惨状の紹介、そしてGMたちの腹づもりのちょい見せ、というところ。

要するに「5年後のシブヤ」という新章の舞台説明。

なので、次回から具体的に事件が動き出す!ということだろうな。

で、問題は、シュカたちがいつこのシブヤに帰ってくるのか、ということで。

まぁ、十中八九、カナメたちの危機に駆けつける、という形になるのだろうけど。

その場合、GMとククリの間でのやり取りも生じて、そこから、いよいよこのダーウィンゲームの真の目的の片鱗にも触れられることになるのだろうな。

なにしろ、あのマンモスグリードたちは、GMによれば、だいぶ距離のある?世界線からの侵攻のようだから。

つまり、あまたある世界線の間での、「進化」を通じたサバイバルゲーム、というのが、ダーウィンズゲームの、きっと本質だろうから。

一種のシミュレーションゲーム。

もちろん、その場合、では、その、複数の世界線の間での「適者生存」のゲームを仕組んだ存在は誰か?ということになるわけどw

普通に考えたら「自然という名の神」ということになるのだけど。

ともあれ、面白くなってきた。

とりあえず、次回、オボロがどんな形でカナメと再会するのか。

意外と、オボロはカナメスキーの一人だからねw

あとは、まぁ、ニューヨークにとばされたシゲルが、どんな形で現地のグリードマスター?としてのGMに出会い、そして籠絡されるのか?

あー、そうか、意外と、ケモナーな感じのムチムチの女性GM(でも実はババア)が、グリードたちのGMだったりしてw

そして、イキったオタのシゲルは、甘言にコロッと落とされるのかもw


ともあれ、この物語、意外とクセになる。次回が楽しみ!

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痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。第11話『防御特化と強敵。』 感想: さすがは最強ペイン、メイプルは凌げるのか!?

2020-03-19 00:06:31 | 防振り
うーん、ギルド戦、面白くなってきた!

しかし、まさか1回で、「VS炎帝ノ国」から「VS集う聖剣」まで行くとは思っていなかった。

まぁ、「VS集う聖剣」は次回(というか最終回?)まで繰り越しだけどねw

もっとも、その前の「VS炎帝ノ国」でのミィの火力もすごかったけれど。

あれ、機械神を得ていなかったら、メイプル単騎ではさすがに対抗できなかったんじゃない?

だって、単純に最後は火力勝負になっていたし。

いやー、なんていうか、とにかく普通の強敵プレイヤーが出てくると、メイプルという存在そのもの自体がたしかに規格外に見えるから不思議。

だって、ミィじゃないけど、あの自爆(=自殺)攻撃でも「防振り」のスペックで、メイプルは生き残っちゃうんだからね。

あれは、確かに反則だよ。

その上で機械神という超絶砲台を身に着けているのだから、確かにメイプルはズルいw

ミィじゃなくても、あれは泣きたくなるでしょ。

しかし、そういう意味では、メイプルはまだ、あの悪魔変身たる「暴虐」を出していないよね?

次回、VSペイン戦で、暴虐を使うのかな?

まぁ、それくらい使わないと、あの正統派最強のペインには通用しないように思えるけど。

ただ、その場合、ペインのいかにも聖騎士のような出で立ちからすると、どう考えても、暴虐メイプルはラスボスというか、ただのモンスターにしか見えないよなー。

はたして、それで「悪」のほうが勝つ展開でいいのだろうか?

いや、暴虐メイプルに対して、ペインが、というか、他の「集う聖剣」のメンバーも、どんな顔をするのか、楽しみだけどw

今回、ミィをはじめとした「炎帝ノ国」の面々が機械神を目にした時の「あの目w」にペインたちもなるのかね?

うーん、楽しみだなぁ。

あとは、地味に、サリーやイズたち「楓の木」のメンバーが、「集う聖剣」のフレデリカたちとどうやりあうのかも、気になる。

多分、一応、互いに戦闘の相性、というのもあると思うのだよね。

なので、いい意味で、相性のいい者同士で真っ向からぶつかり合ってくれるといいのだけど。

しかし、こんな感じなら、この「VS集う聖剣」戦については、2話連続でやって欲しかったかも。

多分、一番、盛り上がるよね。

そうそう、気になったのは、あのまま、拠点の穴蔵みたいなところでギルド戦を続けるのだろうか?

ちょっと絵的にもったいなかったかな。

「VS炎帝ノ国」戦のように、広い空間で戦うほうがやっぱり面白そうな気がした。

ともあれ、次回、メイプルはどうペインに一矢報いるのか?

あと、サリーはメイプルの危機を救うのか?

見どころ満載な気がするw

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五等分の花嫁 完結総評6: 伏線未回収も困ったものだがそれ以上に終盤にあって当然の重大イベントが尽く省かれているのはおかしいでしょ

2020-03-18 20:09:21 | 五等分の花嫁
五月のキャラクターブックで明らかになったとおり、作者はあの四葉エンドがベストだと思っているようなので、これは夢オチだから『ぼく勉』みたいに、ある時点から新ルートが開始される、というのは基本的には考えても意味がなくなった。

・・・という前提で『五等分の花嫁』を完結したラブコメ漫画として見たとき、やっぱり、これはお世辞にも成功した作品とは言えない。

いや、伏線回収ができていないから、とか言う話を抜きにしても、単純にラブコメとして、ぜんぜんダメだと思うんだよね。

なぜなら、告白後の肝心な描写をすっ飛ばしていているのだから。

なにがおかしいってさ、秋の学祭に行った「告白」後の展開として、その二人で過ごすクリスマスの描写もなければ、ヴァレンタインデーの描写もない。

これはさすがにおかしい。

何をそんなに急いで、3年生の冬の一番ラブコメとして盛り上がるはずの描写を抜かしているのだろう。

受験があるといっても、どうせ風太郎はA判定なんだから、クリスマスもヴァレンタインデーもイチャラブしたって全然平気なはずなのに。

四葉に至ってはスポーツ推薦で入試はいらないわけでしょ? 

(いや、そんな部活に所属していない助っ人に推薦の声がかかるわけないじゃない?という常識的な反応はとりあえずおいておくとして。)

だったら、ヴァレンタインデー上等!って感じで過ごせばいいじゃない。

基本、スラップスティックコメディの『ぼく勉』にだってヴァレンタインデーのチョコの話は(全員、受験生であるにもかかわらず)あったじゃない。

なんでやらないかなぁ。

クリスマスとかヴァレンタインでちゃんと四葉と風太郎を二人で描けば、とりあえず、四葉をビッチ呼ばわりする空気も払拭できたんじゃない?

加えて、その冬の高校生活描写があれば、振られた四葉以外の五つ子との和解なりの場面も描けたと思うのだけど。

五つ子と一緒という意味では、大晦日とお正月の描写があってもよかったわけでしょ?

だいたい、普通、受験生だったら、正月には合格祈願に行くでしょ?

少なくとも、風太郎と五月は。

あるいは、大晦日だったら、もうマルオと勇也も同級生だったことはバレているんだから、マルオのマンションで、中野家と上杉家で忘年会なり年越しそばを食べるなりすればいいじゃない。

多分、そういう「普通の」描写があれば、四葉と風太郎に対しても、生暖かい目で祝福される、という雰囲気になったと思うのだけどね。

それをどうして、あんなに急いで駆け足で終わらせたのだろう?

だって、学園祭は秋だよ。

そこから卒業までまだ、半年近くあったはずで。

それを115話以降で描けばよかったのに。

まぁ、だから逆に、あの終わり方は夢オチでしかなくて、再起動がある、と思ってしまったわけで。

せめて、卒業式はちゃんと描くべきだった。

結局、一花の卒業の有耶無耶にされたままだし。

あれだけ、家庭教師の設定から、五つ子の進むべき進路は何か?というのが、物語の鍵になっていたはずなのに、それもあっさり捨て去ってしまって。


ともあれ、あのエンドは夢オチではない、リブートはないというのなら、単純に、ラブコメの終盤の展開としては、あまりに雑で、お世辞にも褒められたものではない。

物語の構成としては単純に破綻している。

キャラのコントロールのしやすさとか脇においても、物語の流れはきちんとコントロールしてほしかった。

結果としてはラブコメとしては恐ろしく中途半端な凡作になってしまった。

なんていうか、最低限のジャンルの約束は、やはり果たすべきだと思う。

これなら『ぼく勉』のほうが、よっぽど誠実だと思う

しかし、まさか、そんなふうに思う日が来るとは思っていなかった。

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五等分の花嫁 完結総評5: コントロールしやすかったヒロイン、それが五月!

2020-03-17 14:45:34 | 五等分の花嫁
五月のキャラクターブックの中で、作者が「五月はコントロールしやすい」と発言していたのだけど、

なるほどなぁ、と思う一方、

ひどい話だなぁ、とも思う。

というか、そもそもキャラクターについて、そういうコメント、普通、公開するかな? とも思って、やっぱり、この作者、なんだかなかぁ、と思ってしまった。

どんどん株が下がっていくばかりなのだけど。

いや、ただ作者の株が下がるだけならいいけど、そうすると、この先、あまり実りある「再起動」なんて期待できそうもないので、ひたすら冷めていく感じ。

しかし、そうなると、マジな話、あれこれ、この先の展開はどうなるのだろう、と考えながら読んできた人たちは、完全に肩透かしを食らったってことになる。

夢オチかどうか、とか検討するなんて、事実上、無意味だよ、と、作者自身から言われたようなもの。

なにしろ、五月は、ただコントロールしやすいヒロインだったんです、と言えてしまうくらい、もう作者自身が突き放した物語になってしまっているのだから。

要するに、五月って、物語を進めるための、いわばパベットとしてあっただけで、それがたまたま五つ子と同じ顔をしていただけ、ということでしょ?

それが、五つ子の一人ではなく、友だちキャラの一人くらいだったら、そういう一つ格下のキャラを配置して、その人に狂言回しをしてもらってもいいとは思うけど、

仮にも『五等分の~』というタイトルを付けながら、そのうちの一人は、実は、最初から本戦には関係ない便利要員でした、みたいなことをいわれてもなぁ。

だって、恋愛ゲーム、というか花嫁レースのカマセですらない、ということで。

だったら、少なくとも最後の最後で、五月が風太郎に対する恋心に気づいた、なんて描写、わざわざ入れるなよ、と思ってしまう。

残酷だよ、キャラに対して。

いや、正確に言えば、五月推しだった読者に対して、その発言はあまりも残酷だから、さすがに公式には発言を控えろよ、ということかな。

別に、五月推しということではなかったけれど、物語の流れからすれば、五月が花嫁になるのは結構自然な流れだと思っていただけに、その感情すらマニピュレートされていた、というのは素朴にショックだった。

だって、零奈に扮したところとかも、マジで、作者が都合よく使っただけ、ということでしょ。

ということは、四葉に感じる天然の邪悪さは、実は作者の邪悪さが無意識のうちに投影されていた、ということになるし。

うーん、これは応えるな。

なぜなら、そもそもあのイキった四葉とか、風太郎にあれこれ隠したままの四葉とかについても、本心から何の問題もないと思っているにちがいないから。

いやー、やられた。

さすがに、ストーリーテリングの部分で、そんなバイアスがかかっているとは思わなかった。

完結後、ずっと思っていたのは、四葉を花嫁にするなら、せめて、誰もがぐうの音も出ないほどに納得できるくらい、四葉が、五月はもとより、一花や二乃や三玖よりも「いい子」なのだと思えるエピソードを描いておいてくれよ、と言いたかったことなのだけど、そもそも、そんな「不足」を作者が感じていないのだから、もはや取り付く島もない。

書くにしてもまたの機会にしたいけど、四葉って、完結したところまでの内容でいけば、普通に「ビッチ」と呼ばれても仕方ない、嫌なキャラになってしまったと思うのだけど。

まぁ、それはいいか。

ともあれ、五月はコントロールしやすかったのか。

いやはやホントに不憫なキャラクターだ。

しかし、こうなると、読者の側からすると、「五つ子」という、いわば5人のクローンのヒロインたち、という設定にだいぶ騙されていた、というのが真相だね。

読者の側で、「幸せも五等分」といっていたことから、五月にも勝手に下駄を履かせて、あれこれ期待値を高めてしまった、ということだな。

これが最初から5人バラバラの、特に血縁もないキャラだったら、もう少し自由に見れていたのかもしれない。

であれば、こんなに終了後、嫌な感じもしなかったのかも。

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鬼滅の刃 第198話 『気付けば』 感想: 夜明けまで鬼殺隊という虫けらどもに粘られた無惨様、哀れ…

2020-03-16 13:49:53 | 鬼滅の刃
ひたすら無惨の足止めを試みる伊之助、善逸、そして、炭治郎。

ここに来て、伊之助と善逸が想像以上に踏ん張っているのが少し意外。

いや、気持ちはもちろん分かるのだけど。

この二人も、上弦の鬼との戦いでそれぞれ因縁に気付かされてしまったがゆえに、無惨に対して激しい感情を持つに至ったってことかな。

もちろん、直前に柱たちに救われた、というのもあるだろうけど。

でも、いくら無惨が珠世の薬で弱っているからと言って、柱から見ても格下の伊之助と善逸がここまで踏ん張れるとは思わなかった。

むしろ、物語的には、珠世の薬による弱体化によって、二人にも見せ場を作ったと思っておけばいいのかな。

とはいえ、無惨も簡単にやられるわけもなく、必死の抵抗を示したところで、満を持しての甘露寺と実弥の二人の柱の乱入。

そして、炭治郎の頭を食らおうとした無惨に対して、二人の間に割って入った伊黒。

いやー、これ、さすがに蛇柱は、これで落命だよね?

しかし、もはや無惨が、鬼というよりは、ただの怪物になってしまっていて。

これはこれで、どう決着つけるのだろう。

もっとも、今回全体が、200話でなにかメモリアルな出来事を描こうとするための、文字通りの時間稼ぎにしか思えないところもあったけれど。

さて、次回、日の出を前に無惨はどうなる?

そして、この土壇場でやはり鍵を握るのは、人間になった禰豆子、なんだろうなぁ。

いよいよ次回のラストで登場か?

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ぼくたちは勉強ができない 第151話 『機械仕掛けの親指姫編』 感想: なるほど理珠ルートは大学生編として描くのか!

2020-03-16 13:30:38 | ぼく勉
前回の150話で、空港での感動的見送り&キスで終えた「うるか編」。

その翌週にあっさり理系編がスタートw

この、サバサバした感じはいいなぁ。

そして、舞台は、高校を卒業して、みな大学生になった近未来の時間軸。

このあたりもいいよね。

大学生編にしてしまえば、もう先生(家庭教師?)と生徒、という関係からは解き放たれるので、フラットな関係で恋路を描ける。

それを単に、うるかが告白に至らなかった未来として描く。

いや、素朴に上手いと思うよ。

極論すれば、うるかとは遠距離恋愛で結局、破綻した、とか思ってもいいわけだし。

まぁ、関城ももれなくついてきた、というのはご愛嬌だけどw

でも、これくらい「軽い」感じのほうが、このマンガの雰囲気にあっていると思う。

なんか、なかには、このパラレルワールドのルートを「傍流」とか言っている人もいるようだけど、ぜんぜん、そんな感じはしないけどなぁ。

別に、うるかルートがメインとは思わないけど。

むしろ、この感じだと、うるかだけ海外留学して遠距離恋愛にならざるを得ないから、高校卒業時にタイミングよく、まず在庫処理を先に済ませておこう、という感じに見えるけど。

いや、大学生編として、パラレルワールドを展開するならね。

そして、この展開は、むしろ、スラップスティックっぽくていいけど。

そもそも幽霊が登場するようなテキトーな世界なわけだし。

それに、このパラレルワールドって、どう考えても文乃と真冬先生が本命でしょ?

そのためにも、直前にそれぞれ理珠とあすみん先輩を配置して、それぞれコミカルな展開で、ちょっと口直しをしておきましょう、ってことなんじゃないかな。

ということで、理珠編はさくさくと進めてくれていいけどね。

といっても、どうなんだろう、4話くらいは最低でも使うのかな?

まぁ、うるかにあれだけ尺をとったくらいだから、それくらいの物語はあってもいいところ。


しかし、そういう意味では『五等分の花嫁』の悪手は、結末をはじめから結婚式にしてしまったところだよなぁ。

四葉エンドでも、今回の理系ルートのように、高校卒業後の世界を描けるようにしておけば、また、違った新展開も可能だったのにね。


ということで、「大学生編」にまで一気に時間軸を進めたのは素直に、あ、上手いなぁ、と思ったのだった。

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虚構推理 第10話 『虚構争奪』 感想

2020-03-15 15:33:34 | 虚構推理
あれー、おかしいなぁ。

小説はそれなりに終盤も面白かったのだけど、映像にすると、全然ダメだ。

( 城平京 『虚構推理』 感想 )

演出そのものがどうみていちゃちい。

そもそも、鋼人七瀬の顔を潰された姿が映像的にはNGだよな。

琴子の「虚構推理」の過程を逐一、映像で説明していくのは、その意図とは完全に逆に、小説の面白さを損なってしまっている。

あのあたりは、まさに、なんか琴子がもっともらしいことを立て続けに提案していく様、畳み掛けていく様子が、「虚構推理」という虚構を本物の推理のように錯覚させていくところにあるのに。

それを、その琴子が方便としてでっちあげた「虚構」をバカ丁寧に説明してしまっては、しかもネットの「ななし」たちからのレスポンスまでバカ正直に描いてしまったら、虚構の「ウソっぽさ」の方が際立ってしまう。

ということで、この作品、映像化は完全に失敗だな。

というか、物語の展開の妙を楽しみたかったら、原作を小説として、絵なしで読め、ということ。

まぁ、マンガもあるみたいだけど。

でも、「考える」という行為を使ったゲームである「騙し合い」については、徹底的に「内省」として黙読で楽しむべきなんだな、というのを痛感させられた。

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マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 第11話 『約束は午後三時、記憶ミュージアムにて』 感想

2020-03-15 02:25:36 | まどマギ
うーん、まったくわからん。

わからないにもほどがある、ってくらい、ホントにわからない。

てか、これ、もはやまどマギとは関係ないよね?

魔女と魔法少女が戦うという構図ではなく、魔法少女のチームの間での抗争、という感じにしか見えない。

で、問題は、それで何をやりたいのかが、まったくわからない。

いろはが妹を探しているのはわかるけど、それとマギウスの翼とか、っている話とのつながりがなんかよくわからない。

やっぱりキャラが多すぎて、その結果、間にどうでもいい会話が挟まれすぎるから、会話ばかりのくせに、何をしたいのか、見えないのって、さすがにちょっとひどいんじゃないかな。

せめて、まどマギ本編との時間軸とか関わりとか明らかにしてくれると、どういう感じで見ればいいのか、想像はつくのだろうけど。

それすらないからねぇ。

さすがに、これはもう脱落かな。

FGOと違って、もう一度最初から見直してストーリーの流れをつかもうという気もおこららないし。

FGOは終盤、物語が華々しく動いて、そこでキャラも集結して目的を持って連携して動くようになったから、その結果、一応、バラバラだった糸が一つによれてきた感じがしてきて、だったら、その理由を知るために見直してみるかという気にもなったのだけど。

そういう気に一切させないからね、この展開は。

それで、作画も崩れてきたら、もう見るところないし。

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Fate/Grand Order - 絶対魔獣戦線バビロニア - 第20話 「絶対魔獣戦線メソポタミアII」 感想

2020-03-15 01:49:35 | Fate
うむ、ディテールはあまりよくわからなかったけど、とにかく総力を結集してティアマトを倒した、ということだよね。

てっきり、前回の最後で出てきた翁とかがティアマトを一撃で倒してくれるものと思っていたのだけど、結論から言えば、超強い助っ人が駆けつけてくれた、という以上の意味はなかったわけね。

むしろ、功労者はギルガメッシュ。

だって、止めはエアで刺した、ってことでしょ?

あれって、いわゆるFateのサーヴァントで出てきてる「ギル」の姿だと思うのだけど、突然、サーヴァントとして登場したのは、一応、前回死んだから、という理屈でいいのかな?

それで、例の血の気が多いころのギルの姿で現れた、と。

でも、やっぱり、どうしてあそこでタイミングよく現れたのかが、今ひとつわからないけど。

まぁ、マーリンも「駆けつけた」というくらいだから、ゲーム設定的にはなんでもあり、ということなのかな。

あとは、意外と藤丸が最後で活躍した、ということか。

てっきりガイド役だとばかり思っていたけど、一応、最後は主人公らしいことをした、ってことね。

にしても、ティアマトの「怒り?」の理由もよくわからなかったかな。

要するに、子離れを拒む母親のようなものだった、ということ?

で、最後の最後でエレシュキガルが自滅。

あれは、藤丸と契約していなかったから、自前の魔力が切れた次点でアウトだった、という理解でいいのかな。

まぁ、事実上の双子のようなイシュタルは残っているから、エレシュキガルが消えたも、あまり感じ入るものがないのが、ちょっと残念。

ともあれ、総力を結集したらなんとか世界を救えた、という理解でいいのかな。

そして、次回の最終回は、今回のエピローグなのだろう。

前々回からの怒涛の展開、並びに、それに伴う女神たちの退場は、見せ場としてはよかった。

結局、三女神同盟は、みな、それぞれの意志でティアマト討伐のために散っていったわけで。

よもや、そんな展開が待っているとは思わなかったけど。

その一方で、ティアマトの圧倒的強さの理由がよくわからず、最後に取ってつけたように、ギルが討伐方法を示唆して藤丸に実行させた、というのは、構成上は、限りなく禁じ手に近いようなご都合主義にも見えたけどね。

もっとも、止めは刺したのは、藤丸ではなくギルだったけどねw

とりあえず、ティアマトの討伐はかなったけど、やっぱり、次回のエピローグでもう少し、説明が欲しいかな。

正直、物語が終わるという気がしなくて、つまりは、あまりカタルシスを感じていない。

ただただ圧倒された、だけなので。

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ダーウィンズゲーム 第10話 『旧王(オールドワン)』感想: あーあ、ワンさん、カナメを本気にさせちゃったよ

2020-03-14 01:50:32 | ダーウィンズゲーム
カナメをおびき出すために、シノヅカを拉致して人質にしたワン。

そのワンに対して、当然、シノヅカ救出に向かうカナメ。

このあたりは、ホント、原作を読んだ時も、チームどうしの抗争だなぁ、と思っていたのだけど、思っていたよりもサクサク進めたな。

シノヅカをダーウィンズゲームに引き込んで救出、という作戦には、あぁ、なるほど、と思い、発動したシノヅカの能力をみながら、あれ、これ自力で脱出できる?と思ったのも束の間、そんなにわか能力じゃ、ワンを出し抜くことは不可能。

ということで、哀れシノヅカ、退場。


しかし、この流れは、原作、読んでいた時には、えええ???、というぐらいにテンポが良かったのだけど、映像にすると、ちょっとショボかったような。

多分、こういう場面展開が急なところは、マンガの方が画面の速度の緩急をうまくつかえるんだな、と感じた次第。

ともあれ、ダチのシノヅカまで解体してしまったせいで、ワンは、カナメを本気にさせてしまったわけで。

あーあ、ワンさん、寝た子を起こしちゃったよ。

ということで、次回、VSワン戦で、カナメが非道になる、ということで。

しかし、そうすると、次回11話で、ワンとの決着をつけるのはいいとして、12話はどうするのだろう?

というか、これ、1クールだよね? 2クールじゃないよね?

やっぱり、ちょっと半端なところで終わってしまって、まさに、俺たちの戦いはこれからだ!エンドになりそうだな。

ホントは、この先が面白くなっていくんだけどね。。。

しかし、前回の、シュカvs雪蘭の戦いがよく動いてすごかった分、今回は、作画的には地味だったので、その分、次回に期待かな。

なんか、こうなると、花屋が登場したあたりが、一番、緊張感があったように思えるのだけど、どうだろう。

来週、あれくらい、盛り上げてくれるのだろうか。

やっぱり、高層ビルの閉鎖空間と、海辺の倉庫街という開放空間の違いなのかな。

オープンスペースだとちょっと緊張感に欠けるのがなんだなぁ。

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