BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

鬼滅の刃 第197話 『執念』 感想: 無惨様、マジで珠世の手のひらの上w

2020-03-09 14:03:05 | 鬼滅の刃
いやー、無惨目線で見たら、ホント、どいつもこいつも鬼滅隊のやつらは虫けらばかりで、嫌になっちゃうんだろうなぁ、と思わずにはいられないくらい、見た目、劣勢に立たされている無惨様w

でも、すっかり、珠世さんの術中に落ちていて、本当は小心者で臆病者のチキンである子がわかってきてしまうのが、無惨のいいところ。

というか、このあたりのテンパりっぷりは、マジで『ジョジョ』のディオだよね。

余裕こいてたら、痛い目に合わされるw

しかし、そう思うと、『禁書』の一方通行は、根性、座ってたなぁ。

一通さんの場合は、「俺が弱くなったからといって、お前が強くなったわけじゃないだろう」と吠えて、相手を一蹴していたからなぁw

こういうところが、ヒーローになれるキャラと、せいぜいがヴィランどまりのキャラの違いなんだろうなぁ。

無惨の場合は、ちょっと自分の思う通りにいかないとテンパっちゃうんだからw

その本質は、チンケな悪者、ってことだよねぇ。

もっとも、いまだに無惨のほうが強いことも確かなので、この先、一応立ち上がった岩柱や水柱、そして伊之助や善逸、たちが、いかにしてこの弱りきった無惨に最期の一振りを入れるか、にかかってきている。

しかし、そうか岩柱や水柱は、伊之助や善逸をかばったから、足や腕を奪われたのか。

いわれてみれば、なるほど、という結果だけど、こういうところが、『鬼滅の刃』が中毒を起こさせるところだよね。

なんだかんだいって、みんな情が厚い。

今回の、伊之助や善逸の動きなんて、完全にそうだもんね。

守られたから、今度は、俺が守る、やり返す、というシンプルなロジック。

それが、鬼滅隊に基本的に広まっているのだから、そりゃあ、無惨も、どれだけ倒しても湧いて出てくる虫けら、と言いたくなるよなぁ。


とはいえ、物語的には、双方多大に消耗した結果、無惨vs鬼滅隊は、一種の均衡状態に陥ってしまったのも確かなことで。

となると、この近郊を破るワイルドカードが、やっぱり禰豆子、になるのかなぁ。

問題は、人間に戻ってしまったと思しき禰豆子が、どんな役回りを果たすのか?

改めて、無惨の捕食対象となるのか?

そうして、無惨は、禰豆子の身体を乗っ取ろうとするのか?

それこそ、『ジョジョ』第1部で、ディオがジョナサンの身体を乗っ取ったように。

でも、これまでの流れからすると、その展開まで含めて、無惨の臆病者ぶりを知り尽くした珠世の手のひらの上の出来事のように思うのだけど。

その意味では、珠世は、『ジョジョ』第2部のジョナサンのようなキャラを、この最終決戦で果たしているのかもしれないw

つまり、いつの間にか、無惨を上回る詐欺師を演じている、ということでw


とにかく、再び物語の流れは見えなくなった。

次の一手が気になる。

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ぼくたちは勉強ができない 第150話 『[x]=白銀の漆黒人魚姫 ―完―』 感想: 素晴らしい!これこそ『真・五等分の花嫁』w

2020-03-09 13:38:38 | ぼく勉
うん、うわさ通り、うるかエンドは、あくまでも5つあるルートのうちの一つだった!、というオチ。

さすがはジャンプの編集! 時代の空気をよくわかっていらっしゃるw

しかも、この後続く4つのルートの順番が、

理珠、
文乃、
あしゅみい先輩、
真冬先生

ってところがミソ!だよねw

普通に考えれば、真冬先生が「真・エンド!」ってことだよね?

いや、一応、公式には「パラレルストーリー」とあるから、一応、それぞれは独立した話、ということになるのだろうけど。

でも、それでも、各パラレルストーリーの前に描かれたあるルートのエピソードを、読者はすでに知った上で、次のストーリーに進むわけだから、全くの「パラレル」というわけにはいかない。

何が言いたいかというと、Fateの、セイバールート、凛ルート、桜ルート、という流れに近いルート展開も可能ではないのか?ということ。

つまり、パラレル、というよりも、螺旋階段を登る感じでルートを位置づける。そうして、最後に登り突いたところが「真エンド」という展開ね。

もともとこうした螺旋状のマルチエンド展開は、『五等分の花嫁』の方で考えていたのだけど、真冬ルートを最後に持ってくるというのなら、むしろ、『ぼく勉』の方があてはまる、ということになりそう。

いやー、しかし、まさか『ぼく勉』のほうが、マルチエンドを仕掛けてくるとはねー。

でも、この展開だと、むしろ、うるかルートが最初に置かれたことがスッキリするのがいい。

要するに、幼馴染エンドって、もっとも「ありきたり」のルートだよね、とまずは、言い切ってしまっているようなもので。

これ、実は、思い切り『五等分の花嫁』の四葉エンドをディスってることにもなって、すばらしい。

だって、簡単に言えば、「運命の子」ルートって、ものすごく陳腐だから、よほどの大事件がない限り、どこまでいっても「(ぼくにとってだけの)運命の子」でしかない、ということをばらしてしまっているから。

うん、まったくもってそう。

なので、今回、成幸がうるかに指輪を渡すシーンで、え? お前もいきなりプロポーズするわけ?、いやいや、恋は一回きりじゃないだろ、さすがに?、とツッコまずにはいられなくなったところで、頁を開いたら、「ルート1/5」とあって、思わず納得しまったほど。

だったら、この場合、指輪を渡すので、無事ルートクリア!ってシグナルってことなわけだよね。

これは、次回以降、それぞれのルートでも終着点が想像しやすくていいよ。

それにしても、最初は、マジで、なんでいきなりプロポーズ?ってホントに思ったからなぁ。

でも、それが一種のネタであり、エンドマークの印であるわかったので安心したってこと。


あと、ルートの分岐点が、例の花火大会で成幸の手を、未来の彼女が取ってくれた時というのは、これまでの確認だから、ああなるほど、と思うくらいだったけど、そのときに、花火の火が5つに分かれて落ちてきている、という表現は、単純だけど、まさに「運命の力」っぽい、ファンタジー的な演出で上手いなぁ、と素朴に感心した。

だれが、どの火の魔法にかかりましたか?という感じで、そこはかとなく、きちんと、それぞれのルートが発生する予感をさせるのがいいじゃない。

なんていうか、一種のブーケトスみたいなもので。

もっとも、これ、成幸ママが見ている夢なんじゃないの?という感じではあるけどね?

というか、むしろ、成幸ママが、誰が来ても大歓迎!と喜色満面でいる描写が何度かされてきたこと自体、このマルチエンドのための仕込みだった、と思えるくらいw


そうそう、

「[x]=白銀の漆黒人魚姫」

という表記を見て思ったけど、各エピソードタイトルに必ず入っていた「[x]」って、実は、選ばれる相手は誰か、という意味での「正解」のことだったのね。

だとすれば、最初から、マルチエンドは想定内だった、ということにもなって。

わかってしまえば、マルチエンド込みの展開だったことが、最初から示唆されていた!ってことになるので、ここも上手いなぁ、と思った。

要するに、マルチエンドは、はじめから用意されていたことだった、ということで。

その意味では、アニメ2期の最後で、うるかエンドを打ち込んできたのも、「え、やっぱり、うるかエンドなの?」と信じ込まされるうえでは有効な手だったわけで。

ここは、素直にやられた~!と感じたw

でも、その「遊び感覚」が、このマンガの本質であるスラップスティックっぽいところをよく表していて、一本取られた!、って感じ。


いやー、ホント、やられた。


しかし、こちらも最後は「五分の一の確率」ですか。

もうすっかり『五等分の花嫁』のお株を奪ってしまった感じで。

さてさて、本家『五等分の花嫁』は、この『ぼく勉』の動きにどう対応していくのだろうw

でもねー、こうなると、同じことをしても二番煎じと言われるのが関の山だからねぇ。

期せずして、「ペプシ・コーラvsコカ・コーラ」みたいな対決になってしまったw

ともあれ、まずは、次回からの理珠ルートに期待しよう。

気になるのは、やっぱり正統派ヒロインであるはずの文乃ルートと、ちょっと禁断の恋っぽい真冬ルートだけどねw

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虚構推理 第9話 『鋼人七瀬攻略議会』 感想

2020-03-09 01:00:13 | 虚構推理
いやー、わかっていたことだけど、琴子の妄言をわざわざ映像にするのって、バカバカしいにも程があるよねw

しかも、それに「ななし」さんたちが、ツッコミをいれていくのだから、恥ずかしいことかぎりないw

というか、琴子のいう「ニセ犯人」が全身黒タイツのような影武者で表現するのって、アニメとしてどうなのよ?って思わざるを得ない。

それに、逐次、合いの手を打つ紗季さんって・・・w

うーん、やっぱり、この話は、アニメ化に全く向いてなかったねー。

こんな、琴子がPCをカチャカチャするところくらいしか描写がないのって、どうよ。

まぁ、九郎くんは何度も死んでいるわけだけどw

いまどきスレッド立てて「ななし」が書き込みしながら議論する、というのも、なんか、古臭いしね。

いや、実際古いわけだけど。

虚構争奪議会、とか言っても、なんだかなぁー。

せめてその議会における議論は、それこそ『防振り』みたいに、素直にスレッドに書き込みされていくスタイルにすればよかったのに。

「ななし」ってかいてある顔の形をしたやつにセリフを読み上げさせるのって、ホントに間抜けだよ。

紗季さんのセリフなんか、状況説明の地の文をむりやりセリフにしたようなものだし・・・。

合っていないのは予測できるとして、もう少しアニメ的に処理できなかったのかな、構成とか。

似たような推理物として、森博嗣の『すべてがFになる』のアニメもひどかったけど、mだ、あちらのほうが『虚構推理』よりもよく見えるくらい。

なんだか、このまま、特に盛り上がることなく1クール、終わりそうだなぁ。

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