BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

五等分の花嫁 完結総評4: むしろマルチエンド展開でのリブートはエゴを押し通して四葉エンドにした作者に対する編集部からの救済策だと思うのだけど?

2020-03-13 17:02:24 | 五等分の花嫁
例の『ぼく勉』のパラレルストーリー展開の公表以来、『五等分の花嫁』についても同種のマルチエンドの展開についてあれこれコメントされるようになってきているけど、その中で、ちょっと気になったのは、

マルチエンド展開は、エンタメ重視で、ストーリーテリングを放棄している(から望ましくない)

というような意見をいくつか目にすることがあったのだけど、

さすがに、それって偏見じゃないかなぁ。

別に、マルチエンドだからといって、ストーリーテリングを放棄しているわけではない。

むしろ、複数の結末を重ね合わせることで描くことができる物語もある、でしょ?

もっとも、そういう語り方は、小説なマンガよりも、「ステージ」の概念が自然と出てくるゲームの形式のほうがあっているのかもしれないけれど。

でも、それを小説で導入して成功しているケースはたくさんある。

語り手が語りを呼び込んでいくタイプの枠物語なんて、それこそ『千夜一夜物語』の頃からあるわけだから。

なので、さすがに、マルチエンドだから(ゲームっぽくて)エンタメ!、というのは、言い過ぎだと思う。

『ぼく勉』の場合であれば、素直にうるかエンドで納得だから余計なことするな!、っていえばいいだけだと思うけどね。

同じことは『五等分の花嫁』がマルチエンドを導入した場合でもいえるだろうから。


もっとも『五等分の花嫁』の場合は、四葉エンドがあまりにも雑な展開だったからやり直せ、といっているのとほぼ同じだから、ちょっと動機は違うのだけどね。

ゲームの比喩に近づけるなら、『五等分の花嫁』というゲームのプレイヤーとして春場ねぎは失格としか思えないエンドを選んでしまったから、プレイヤーを変えてもう一度やり直せ!というのに近い。

ゲーム実況を見てたら期待はずれだったから、違う人がプレイするゲームを見たい、というのに近いよね。

だから、正確には、四葉エンドに納得できない人たちが、勝手に二次創作をすればいいだけなんだけど。

ただ、今日日、この二次創作のうち、旨味のある部分は、作者というか、作者を抱えた製作チームが、しっかり手を出す領域なのだけど。

たとえば、『禁書目録』に対する『超電磁砲』なんか、まさにそれで。

いや、スピンオフはちょっと違うじゃない、というのはわかるけどね。


まぁ、だから、作者が手を出せる二次創作として、『五等分の花嫁』の場合は、四葉エンドは夢オチだった・・・解釈からの真エンドへの展開への期待なわけだけど。

夢オチの可能性については何回か書いてきたし、じゃあ、リブートの地点、すなわち夢が始まったあたりはどのあたり?ということについても書いてきているので、ここでは省略するけど。

ただ、単純に、四葉エンドって、それまであった「花嫁は誰だ?」的なミステリーとしての楽しみを完全に放棄しているからダメだ、と思うわけで。

もっとも、どうやら作者は、ガチで四葉、というよりもアニメでCVをやった「あやねる」に対して、自分のほとばしる想いを風太郎に託して伝えたかっただけのキモオタ絵師だったようだから、作者本人はあれでもう十分満足しているのだろうけどね。

そういう意味では、マガジン編集部は四葉以外のエンドを考えていたけど、最後は、作者のエゴに押されてしぶしぶ四葉エンドを認めた、というのが真相なのではないか、と思い始めている。

つまり、編集部としては、ただ「思い出の子」を探し当てるだけの話じゃラブコメとして全然面白くないから、せっかく五つ子というミステリーにありがちな「双子設定」の強化版の設定を導入するなら、それを可能な限り利用して、花嫁当てゲームにしてみよう、と考えて、連載を始めさせたのだと思う。

で、その編集部の狙いは見事に成功したのだけど、でも、多分、その成功に一番不満だったのが、作者である春場ねぎだった、ということなんじゃないか。

おそらく、いよいよ四葉の過去に触れた(修学旅行後の)エピソードのあたりから、そうした作者のエゴが前面に出始めて、基本的には113話あたりから以後は、もう編集部もさじを投げて作者の好きにさせたんじゃないかな。

つまり、まずは作者本人が見たいエンドを描かせないと、作者のモチベーションが持たないレベルにまで、作者と編集部の亀裂は達していたということ。

で、その結果、編集部側との協議の上で仕込んできた伏線の多くは、なかったこととして放棄された。

でなければ、あんな取って付けたような鐘キスバレを最終話でやるはずがない。

基本的に、日の出祭以後の性格破綻した四葉は、それまで我慢してきた作者の反動だった、と思えば納得できるし。


ただ、こう考えてくると、すでに作者は満足してしまっているのだろうから、いまさら、四葉以外のエンドを、その「四葉=あやねるラブ」が重い作者本人に書かせるのは難しいよね、きっと。

ということで、次の一手があるとしても、しばらく冷却期間をおいてからになるのだろうな。

さすがに、あの終わり方で太鼓判を押すマンガ編集者はそうそういないと思うけど。

だから、あったとすれば、マルチエンドによるリブートは、どちらかというと編集部による作品の救済が狙いだと思う。

そういう意味では、中途半端に人気が出てしまった結果、編集部が作者のたずなをきちんと握れなくなったのが原因だろうな。

人気が出た結果、作者と編集部の力関係が入れ替わってしまい、作者のエゴを押させることができなくなった、・・・というのが真相じゃないかなぁ。

逆に、こう考えてくると、限りなく『五等分の花嫁』の再起動は困難なのではないかと思えてくるのだけどね。

ワンチャンあるとすれば、むしろアニメ2期のほうかね。

あちらはストーリーの原案を編集部が脚本家と一緒に詰めて、作者の納得さえ取れればいいいはずだから。

うーん、でもそれも難しいかなぁ。

まぁ、だんだんどうでもよくなってきているのだけどね、さすがに終わってから1ヶ月も経つとw

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Fate/Grand Order - 絶対魔獣戦線バビロニア - 第19話 「絶対魔獣戦線メソポタミアI」 感想2: なんだ、これってよくできたメソポタミア神話だったんだ!

2020-03-12 18:42:13 | Fate
FGOの19話が、なんかすごいことが起こっているということはなんとなくわかるのだけど、その割には、今ひとつわけが分からなかったので、改めて第1話から見直してみたのだけど。

そうしたら、なんかスッキリした。

これって、なんちゃって・メソポタミア神話、の話だったんだね。

なまじFateなんて名前がついていて、ギルや凛に似た女神がでてきたりしていたから勘違いしていたけど。

ついでにいえば、ギルがあまりに賢王として振る舞っていて、あれ、これなんか違うと思っていたけど。

でも、そういうFateに由来する先入観を外してみれば、ただメソポタミア神話をアレンジした物語でしかなかったんだね。

ギルの冥界下りにしても、その先にエレシュキガルがいるのも。

通しでみ直したら、面白さに気づいた、という点では、シュタゲのときに近いかも。


もっとも、最初からティアマトの名も出ていたわけだから、もっと早く気付けよ、ということなのかもしれないけれど。

でも、三女神同盟で南米の神ケツァルコアトルが出てきたり、サーヴァントとしてレオニダスとか牛若丸とか、出てきたりしたあたりで、勝手に、何でもありだと思ってしまったのがいけなかったんだな。

素直にメソポタミア神話とか『ギルガメッシュ叙事詩』とかが下敷きになった物語で、その上にFateっぽく英雄や神がサーヴァントとして組み込まれているだけだったんだ。

いや、何を今更、と思うかもしれないけれど、ゲームをやってないんだから仕方がないよね。

ともあれ、その仕組み、というか構造がわかったら、素朴に面白くなった。

だって、アナにしたって、彼女、要はメデゥーサなわけでしょ?

で、そのアナが、要はゴルゴーンの幼体だった、ってことでしょ?

それで、神話の世界では時間の流れはあってないようなものだから、将来の幻滅した自分を自ら滅ぼすために、ゴルゴーンが現界した時代にメデゥーサがやってきた、というだけなんだよね?

じゃあ、何でそれをマーリンが気づいているの?ということになるけど。

それにしたって、きっと、ギル同様、マーリンが千里眼で、しかもその千里眼は空間だけでなく時間にも適用されて、過去も未来も等しく見渡せるから、とかいう感じなんだろうな。


ということで、これは完全に「神話」だったわけね。

で、ラスボスたるティアマトを成敗すれば、よくわからないけれど、その特典として、聖杯がついてくる、という感じと思っておけばいいんだろうな。

裏返すと、あまり聖杯の意味に拘る必要はなかった、ということで。

うん、なんか、このあたり、すっかりだまされていたよ。

と言っても、勝手にそう思っていただけなんだけど。

で、そういうフレームがわかると、ギルが突如として死んで冥界下りをしてから以降の話も、逆に納得できる。

というか、結構、うまく脚色しているし、18話のラストで、ケツァルコアトルの必死の踵落としにも関わらずしぶとく生き残るティアマトのもとに、多分、アナの記憶をもったゴルゴーンが現れる、というのも理解できるし、そのアナ/ゴルゴーンが、19話で自らを盾にするというのもわかる。

アナ/ゴルゴーンからすれば、それが藤丸+マシュに対する返礼だった、ということだよね。

で、さらにいえば、キングゥが、身体に残ったエンキドゥの記憶に従って、ギルを守るために身を挺したのも理解可能。

というか、キングゥについては、事実上、エンキドゥが記憶操作された存在、くらいに受け止めておくとしっくり来る。


ということで、18話中盤から19話にかけての、畳み掛けるような展開は、たしかに素晴らしい。

話の流れがわからないと、ただポカーンとするだけだけどw

でも、逆にストーリーの骨子がわかったところで各回を見直すと、確かに、毎回見せ場となる、超動きのあるシーンがあって、それはそれで楽しめる佳作だったことがわかってきたw

といっても、見ていれば最低限わかる、という構成になっていないのは、制作側の失敗だと思うけれど。

でも、これ逆に、最後の山場のシリーズを描いたあとで、シリーズの始めから時間を掛けて映像にしていけば、それなりに「長持ち」するコンテントになるんじゃないのかな?

まぁ、藤丸がだらしなくてしんどい、というのはあるけれど。

でも、彼にしたって、Fateの衛宮士郎のような面倒な孤高のヒーロー性なんかを求めるから間違うわけで。

藤丸に対しては、ただの語り部、バスガイド、あるいはツアーのアテンド、くらいに思っておけばストレスはないよね。

なまじ、主人公と思うからイライラするだけのことで、


ということで、見方がわかってきたら、面白くなってきた。

もっとも、それもこれも、この物語が偽神話であり、主人公は(藤丸ではなく)ギルだ、ということに気づいたからなのだけどね。

とまれ、続く20話はどうなるのだろう。

実は意外と楽しみにしている自分がいることに気づいてきたw

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痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。第10話『防御特化と出撃。』 感想: さすが空飛ぶ要塞メイプル!ギルド戦も面白くなってきた!

2020-03-12 00:48:13 | 防振り
いよいよギルド戦が本格化。

しかし、対人戦といってもギルドどうしの集団戦は、それなりに騙し合いがあるから面白いね。

モンスタークエストとはまた違った趣で。

前半はサリーが無双したと思ったら、後半はメイプルが無双w

しかも、なんだかんだ言って、メイプルは、以前とは違って、攻撃力も増やしているから、ホント、空飛ぶワンマン要塞となっていて、ハンパない。

てか、あの天使モード、実際に飛ぶこともできるのかw

チートだなぁw

でも、サリーの危機に、メイプルが単騎で救出に向かう、というのは、地味に燃えるよ!


ともあれ、そんなどう考えても、ゲームバランスを崩しているメイプルに加えて、なにげに楓の木のギルドメンバーも、それぞれユニークなスキルを持った一騎当千?になりつつあるしw

といっても、今のところ、相手が単なるモブの集団か、有能なプレイヤーはいても、あとは有象無象のプレイヤーというギルドなので、楓の木の面々とマッチアップにならないところが悩ましい。

その点では、今回の最後の、炎帝の国の3人と、メイプルたち3人が対峙する、というのはいい感じだけどね。

そういう意味では、次回は、もっと盛り上がるのかもしれない。

作画的にも、ここのところ、すこし地味な感じのものが続いたので、ギルドvsギルドのマッチアップになったところで、ビュンビュン動く第2話とか第3話あたりの超絶映像が出てくるといいなぁ。

とはいえ、メイプルにしても、今のところ、スキルを個別に使っているにとどまっているから、スキルの連続技やコンボで、今までにないスゴみを出してほしいところ。

まぁ、それはVSペイン戦で本格的に発揮される、って感じかなー。

とにかく、楓の木の総合力マックスの姿を早く見てみたいw

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UQ HOLDER! 第170話 『不死祓い』 感想

2020-03-11 15:47:03 | UQH/ネギま!
「VS.不死狩り編」開始、って、せっかく火星まで来たのに、またぞろ脇道にそれるような展開になってしまった…。

まぁ、裏神鳴流の話だから、一通りこの「VS.不死狩り編」が決着を見た暁には、九郎丸の兄貴が味方になるなり、あの「概念切り」みたいな「不死祓い」って技を、九郎丸や刀太も使えるようになって、対ヨルダ戦の切り札にするということかな。

ヨルダだけ斬って、ネギくんだけは残す・・・みたいな?

もしくは、九郎丸の身体の中に収まっている、桃源神鳴流の「神体」ってやつを九郎丸なり刀太が利用できるようになる・・・とか?

ともあれ、この「VS.不死狩り編」が、ヨルダ討伐に向けた必須アイテムなり必殺技なりを手に入れるためのものなら、横道にそれても、まぁ、仕方ないかな。


それにしても、最後、「不死祓い」で、文字通り真っ二つに斬られた刀太は、次回、どうやって復活するのだろう?

もっとも、裏神鳴流の剣士たちの目から見れば、あんな魔族化した刀太なんて、ただの不死のモンスターにしか見えないだろうから、問答無用で斬りたくなるのもわかるw

やっぱり、いまは火星にいるから、ここで「火星の白」の使い方に改めて習熟するようなイベントが来るのかな?

とりあえず、不死祓いを自力でなんとかできるようにならないと、この先、どうしようもない気がするし。

それとも、ここで裏神鳴流の中の分派がいて、刀太を直しつつ、しばらくの間匿うような新キャラが登場するのだろうか?

それはそれでありそうな展開だけど。

あとは、九郎丸が高揚して思わず出した「羽」だよね。

あれは何なのだろう?

ネギま!のときの刹那が出していた羽にも似ているけど。

もしかしたら、九郎丸は、刹那の遺伝子を使って作られた存在だったりするのかね?

でも、そもそも、この裏神鳴流には、月詠がいるんだよねぇ。

だから、何らかの形で、刹那絡みのネタも関わっているようには思うのだけど。


で、最後に、思わず悶ていた九郎丸だけど、うーん、ああいうのはいいや。

なんか、あれをエロと思え、というのがそもそも厳しい。

だって、九郎丸って、両性具有体、って感じだから、まず、あの姿をどう受け止めればいいのか、ということがまずは気になってしまう。

むしろ、九郎丸に語らせることで、無理矢理、あれが疑似性行為だと、読んでる側に強要されているのが、ちょっと困る。

吸血行為が擬似的な性行為というのは、吸血鬼ものの定番だから、さして驚くにも当たらないわけで。

ストブラでさんざんっぱら、見せられてきているし、正直、あちらのほうが正しくエロい気もする。

ということで、九郎丸の扱い、面倒なので、女子なら女子に、とっとと変えてほしい。

男子のままにするなら、今回のような描写は、むしろキモいのでやめてほしい。

なんか描写が中途半端すぎるんだよね。

そういう意味では、両性具有体って設定は、要するにこれは人形です、って言っているようなもので、表現としてセーフゾーンを確保するために使っている方便のようにしか見えないかな。

そういう点では、ただの表現の実験なのかもしれないけれど。

でも、だとしたら、ちょっと趣味が悪いよね、半端に倒錯が混じっていて、かつ、そうした読み方を強要されるのは。


とまれ、刀太、なんとかして生き延びろw

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五等分の花嫁 完結総評3: 『五等分の花嫁』も『ぼく勉』にならって物語を再起動させるべき!

2020-03-10 14:44:32 | 五等分の花嫁
『ぼく勉』の最新話でマルチエンド展開がなされることが公表されて、そちらの感想でも『五等分の花嫁』もマルチにすべき、と書いたので、エントリーを変えてもう少しふれておこうかな、と。

で、『五等分の花嫁』については、すでに何度か触れてきたけど、マルチエンド、というか、とにかく「やり直し」をすべき、と思っている一人。

理由は、現状の結末では、物語として破綻しているから。

先に断っておくと、特に五つ子の誰かを推しているわけでなく、あくまでも、物語のそこら中にばらまかれた伏線を、もう少しちゃんと回収してほしいから。

でないと、単に作者が都合よく読者の気をそらすために、「紛らわしい伏線もどき」を、まさに撒き餌としてばら撒いたようにしか見えなくて、端的に言って、不快。

なので、これも先に断っておくと、特に五つ子に推しはなく、純粋に新種のラブコメとして楽しんでいた(と思っていた)方なので、あの終幕を見てからは、むしろ、ストレートに不満は作者に向かっている。

つまり、特定の推しのいる人たちが、春場ねぎは擁護して、たとえば出版社の大人の事情に憤慨する、という感じではなく、単純に、あんな物語で筆を置きやがって!、という点で、春場ねぎに直接、不満を抱いている。

ついでにいえば、その結果、(特定の「推し」はないとはいったけれど)物語が終わって、四葉のことが嫌いになったし、合わせて、あの結末を作中で選択した張本人である風太郎についても呆れている。

もちろん、この先、「実は・・・」という具合に「新章」がしれっと立ち上がる可能性はあるかもしれないのはわかっていて、それを期待している一人ではあるけれど、でも、いまだ、特に新しいプロジェクトが公表されているわけでもないので、『五等分の花嫁』はあの形で完結した、と今では思っている。


そのうえで、まぁ、『ぼく勉』もああして世間の空気を読んでw、マルチストーリーを選択したんだから、『五等分』もそうしてみたら、というオススメね。

ちなみに、日の出祭前までの物語の展開からしたら、推しはいないとはいうものの、花嫁にふさわしいと思っている順でいうと、

五月>一花>>>>>二乃=三玖

という立場(もちろん、もはや四葉は論外)。

これは、伏線として重要視されてきた、

京都の子、
鐘キス、
零奈

との整合性をつけるのが第一だと思っているから。

なので、自ら零奈を演じていた五月が筆頭で、次点が、実際に6年前の京都で風太郎と会っていた一花。

逆に、6年前の京都の話から外れている二乃と三玖が劣後する。

実は、二乃の場合、6年前に風太郎を見かけているのと、結婚式場におけるミサンガの問題があるので、三玖よりは上だと思いたいところもあるのだけど、その一方で、高校の修学旅行編を経て、二乃と三玖の関係は、ほとんど双子のようなものとして確立されてしまったので(実際、二人は一緒にお店を始めてしまうし)、どちらが勝てばどちらかが泣くことになるため、結果的に、選択されにくい立場として同等になってしまったかなぁ、と思っている。

で、なんで、京都の子の話や、零奈の件が大事か、というのは、今まですでに何度か書いてきているので、そちらを見てもらうとして。

(たとえば、 五等分の花嫁 第118話 感想4: 119話以降の展開ではやはり「零奈問題」は爆弾だ )


『ぼく勉』との違いという点では、『五等分の花嫁』の場合は、完全なパラレル、というよりも、異なるルートを重ねるたびに、それぞれのルートのヒロインの新しいバックストーリーが開示されて、そうした事情を含めて、物語の「真エンド」に向かう、という展開が合っているんじゃないかな、と。

というか、そのプロトタイプは、すでに一度、日の出祭の時に、五つ子ごとのパラレル展開としてやっているだよね。

あれを本格的にやればいいんじゃないかな、ということ。

なので、マルチストーリーを走らせる起点としては、あの99話とか100話とかの、日の出祭初日のところからなんだろうな、と思っている。

たとえば、いきなり横道にそれてしまうかもしれないけれど、あの日の出祭期間中に三玖が語った「この恋が実らないことをすでに知っている」という(感じの)セリフについては、結局、その後、何も触れられなかったし、そもそも、それが何のことを指すのか、というヒントも、それまでの物語描写にはなくて、ひたすら、唐突な一言だった。

で、それは、明らかにその発言(独白)をするための情報のピースが欠けていた、ということと解釈すべきで、そのような話を改めてはさみながら、それぞれの物語を完結させていく、というのが、やはり美しいのかな、と。

だって、三玖はもうこれは絶対ムリ!って思っていたところで、風太郎に選ばれたりしたなら、それは三玖にしても、三玖推しの人にとっても、この上なくハッピー!、ってことでしょ。

なので、あの日の出祭のパラレル展開は、後日、物語を分岐させて再起動させるための仕込みだったのではないかと(かなり作者に対して好意的ではあるけれど)思っていたりする。

そういう、新たなバックストーリーの補填とともに新しいエンドが用意されて、それで、読者からすると、そうした新たに追加されたバックストーリーも含めて、真エンド?に納得する、という展開でいいんじゃないのかな、と。

その意味では、確かに『ぼく勉』のうるかルートはよくできていて、なぜなら、あの最後に明かされていた成幸とうるかのエピソードって、成幸が文乃や理珠たちと出会う前の出来事なので、理珠ルートや、文乃ルートにおいても、あのエピソードの存在はそのまま生きてくる、というか、全く矛盾はしない新情報に過ぎないわけで。

となると、そうした新しい情報を読者は足し算した上で、次のルートを読むことが可能なわけで。

あれと同じような「加算式」のマルチルートをしていけば、面白いんじゃないかな、と。

で、『五等分』だったら、日の出祭からリブートをかければちょうどいいかな、と。


・・・と、そんなふうに思っている。

まぁ、どうなるかはわからないけど。

でも、あの終わり方はないわー、と思っているので、なにかしらやり直しを図るべきだと真面目に思っているんだけどね。

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映像研には手を出すな! 第10話 『独自世界の対立!』 感想: ソワンデ書紀も金森氏たちの仲間入り?

2020-03-10 12:11:21 | 映像研
今回のポイントは、微妙に生徒会書紀のさかき・ソワンデが映像研のサポーターになりつつある感じがしてきたことかな。

まぁ、いわゆる戦友ポジション?

どうやらソワンデにとって大事なことは、自分たちの世界をきちっと自分の手で作り上げられることにあるようで。

要は、ヒッポホップ魂? もしくは、ラッパー魂?

なので、映像研が予選会議で、第1作を映像した時点で、こいつら予算なくてもやれる奴らじゃん、とふとこぼしたわけで。

なので、彼女からすると、映像研のやつらは、泳がしておくとなんかおもしろいことしてくれそう・・・、という感じなんだろうな。

直接、応援はしないけど、マイナスになりそうな案件には早めにアラームを鳴らして警告してくれるタイプ。

今回の、コメットAの参加へのアラームも、そういうことなんだろうな。

大事に至る前に警告し、生徒会、すなわち自分の立ち会いの下で、教師と映像研の協議の場も設けておいて、突如として大事が発生したときに、教師どもがヒステリーを起こして大事にするのを防ぐために、予め面通ししておいて、言質をとっておくための儀式にしたんだろうな。

そうして、半分、教師たちも運命共同体にしておいて、やつらが保身で動いて教育委員会とか校長とかを説き伏せられるように。

もしくは、しっぽ切りはあくまでも教師の責任にとどめるように。

・・・という具合に、書紀というよりも、思い切り政治家的振る舞いをしてきていているソワンデの今後の絡み方が気になってきたw

てかさ、そもそも表向きの面倒なことを引き受けさせる、一種の傀儡として、今の生徒会長をあてがっているのもミエミエだよね。

ということで、このソワンデの「状況支配力」、すなわちルーラーとしての能力が、どこでいかんなく発揮されるのか、それが、今後の見どころの一つになりそうw

ともあれ、浅草氏は、はやく、今度の作品のなかの敵の姿を明らかにしようねw

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鬼滅の刃 第197話 『執念』 感想: 無惨様、マジで珠世の手のひらの上w

2020-03-09 14:03:05 | 鬼滅の刃
いやー、無惨目線で見たら、ホント、どいつもこいつも鬼滅隊のやつらは虫けらばかりで、嫌になっちゃうんだろうなぁ、と思わずにはいられないくらい、見た目、劣勢に立たされている無惨様w

でも、すっかり、珠世さんの術中に落ちていて、本当は小心者で臆病者のチキンである子がわかってきてしまうのが、無惨のいいところ。

というか、このあたりのテンパりっぷりは、マジで『ジョジョ』のディオだよね。

余裕こいてたら、痛い目に合わされるw

しかし、そう思うと、『禁書』の一方通行は、根性、座ってたなぁ。

一通さんの場合は、「俺が弱くなったからといって、お前が強くなったわけじゃないだろう」と吠えて、相手を一蹴していたからなぁw

こういうところが、ヒーローになれるキャラと、せいぜいがヴィランどまりのキャラの違いなんだろうなぁ。

無惨の場合は、ちょっと自分の思う通りにいかないとテンパっちゃうんだからw

その本質は、チンケな悪者、ってことだよねぇ。

もっとも、いまだに無惨のほうが強いことも確かなので、この先、一応立ち上がった岩柱や水柱、そして伊之助や善逸、たちが、いかにしてこの弱りきった無惨に最期の一振りを入れるか、にかかってきている。

しかし、そうか岩柱や水柱は、伊之助や善逸をかばったから、足や腕を奪われたのか。

いわれてみれば、なるほど、という結果だけど、こういうところが、『鬼滅の刃』が中毒を起こさせるところだよね。

なんだかんだいって、みんな情が厚い。

今回の、伊之助や善逸の動きなんて、完全にそうだもんね。

守られたから、今度は、俺が守る、やり返す、というシンプルなロジック。

それが、鬼滅隊に基本的に広まっているのだから、そりゃあ、無惨も、どれだけ倒しても湧いて出てくる虫けら、と言いたくなるよなぁ。


とはいえ、物語的には、双方多大に消耗した結果、無惨vs鬼滅隊は、一種の均衡状態に陥ってしまったのも確かなことで。

となると、この近郊を破るワイルドカードが、やっぱり禰豆子、になるのかなぁ。

問題は、人間に戻ってしまったと思しき禰豆子が、どんな役回りを果たすのか?

改めて、無惨の捕食対象となるのか?

そうして、無惨は、禰豆子の身体を乗っ取ろうとするのか?

それこそ、『ジョジョ』第1部で、ディオがジョナサンの身体を乗っ取ったように。

でも、これまでの流れからすると、その展開まで含めて、無惨の臆病者ぶりを知り尽くした珠世の手のひらの上の出来事のように思うのだけど。

その意味では、珠世は、『ジョジョ』第2部のジョナサンのようなキャラを、この最終決戦で果たしているのかもしれないw

つまり、いつの間にか、無惨を上回る詐欺師を演じている、ということでw


とにかく、再び物語の流れは見えなくなった。

次の一手が気になる。

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ぼくたちは勉強ができない 第150話 『[x]=白銀の漆黒人魚姫 ―完―』 感想: 素晴らしい!これこそ『真・五等分の花嫁』w

2020-03-09 13:38:38 | ぼく勉
うん、うわさ通り、うるかエンドは、あくまでも5つあるルートのうちの一つだった!、というオチ。

さすがはジャンプの編集! 時代の空気をよくわかっていらっしゃるw

しかも、この後続く4つのルートの順番が、

理珠、
文乃、
あしゅみい先輩、
真冬先生

ってところがミソ!だよねw

普通に考えれば、真冬先生が「真・エンド!」ってことだよね?

いや、一応、公式には「パラレルストーリー」とあるから、一応、それぞれは独立した話、ということになるのだろうけど。

でも、それでも、各パラレルストーリーの前に描かれたあるルートのエピソードを、読者はすでに知った上で、次のストーリーに進むわけだから、全くの「パラレル」というわけにはいかない。

何が言いたいかというと、Fateの、セイバールート、凛ルート、桜ルート、という流れに近いルート展開も可能ではないのか?ということ。

つまり、パラレル、というよりも、螺旋階段を登る感じでルートを位置づける。そうして、最後に登り突いたところが「真エンド」という展開ね。

もともとこうした螺旋状のマルチエンド展開は、『五等分の花嫁』の方で考えていたのだけど、真冬ルートを最後に持ってくるというのなら、むしろ、『ぼく勉』の方があてはまる、ということになりそう。

いやー、しかし、まさか『ぼく勉』のほうが、マルチエンドを仕掛けてくるとはねー。

でも、この展開だと、むしろ、うるかルートが最初に置かれたことがスッキリするのがいい。

要するに、幼馴染エンドって、もっとも「ありきたり」のルートだよね、とまずは、言い切ってしまっているようなもので。

これ、実は、思い切り『五等分の花嫁』の四葉エンドをディスってることにもなって、すばらしい。

だって、簡単に言えば、「運命の子」ルートって、ものすごく陳腐だから、よほどの大事件がない限り、どこまでいっても「(ぼくにとってだけの)運命の子」でしかない、ということをばらしてしまっているから。

うん、まったくもってそう。

なので、今回、成幸がうるかに指輪を渡すシーンで、え? お前もいきなりプロポーズするわけ?、いやいや、恋は一回きりじゃないだろ、さすがに?、とツッコまずにはいられなくなったところで、頁を開いたら、「ルート1/5」とあって、思わず納得しまったほど。

だったら、この場合、指輪を渡すので、無事ルートクリア!ってシグナルってことなわけだよね。

これは、次回以降、それぞれのルートでも終着点が想像しやすくていいよ。

それにしても、最初は、マジで、なんでいきなりプロポーズ?ってホントに思ったからなぁ。

でも、それが一種のネタであり、エンドマークの印であるわかったので安心したってこと。


あと、ルートの分岐点が、例の花火大会で成幸の手を、未来の彼女が取ってくれた時というのは、これまでの確認だから、ああなるほど、と思うくらいだったけど、そのときに、花火の火が5つに分かれて落ちてきている、という表現は、単純だけど、まさに「運命の力」っぽい、ファンタジー的な演出で上手いなぁ、と素朴に感心した。

だれが、どの火の魔法にかかりましたか?という感じで、そこはかとなく、きちんと、それぞれのルートが発生する予感をさせるのがいいじゃない。

なんていうか、一種のブーケトスみたいなもので。

もっとも、これ、成幸ママが見ている夢なんじゃないの?という感じではあるけどね?

というか、むしろ、成幸ママが、誰が来ても大歓迎!と喜色満面でいる描写が何度かされてきたこと自体、このマルチエンドのための仕込みだった、と思えるくらいw


そうそう、

「[x]=白銀の漆黒人魚姫」

という表記を見て思ったけど、各エピソードタイトルに必ず入っていた「[x]」って、実は、選ばれる相手は誰か、という意味での「正解」のことだったのね。

だとすれば、最初から、マルチエンドは想定内だった、ということにもなって。

わかってしまえば、マルチエンド込みの展開だったことが、最初から示唆されていた!ってことになるので、ここも上手いなぁ、と思った。

要するに、マルチエンドは、はじめから用意されていたことだった、ということで。

その意味では、アニメ2期の最後で、うるかエンドを打ち込んできたのも、「え、やっぱり、うるかエンドなの?」と信じ込まされるうえでは有効な手だったわけで。

ここは、素直にやられた~!と感じたw

でも、その「遊び感覚」が、このマンガの本質であるスラップスティックっぽいところをよく表していて、一本取られた!、って感じ。


いやー、ホント、やられた。


しかし、こちらも最後は「五分の一の確率」ですか。

もうすっかり『五等分の花嫁』のお株を奪ってしまった感じで。

さてさて、本家『五等分の花嫁』は、この『ぼく勉』の動きにどう対応していくのだろうw

でもねー、こうなると、同じことをしても二番煎じと言われるのが関の山だからねぇ。

期せずして、「ペプシ・コーラvsコカ・コーラ」みたいな対決になってしまったw

ともあれ、まずは、次回からの理珠ルートに期待しよう。

気になるのは、やっぱり正統派ヒロインであるはずの文乃ルートと、ちょっと禁断の恋っぽい真冬ルートだけどねw

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虚構推理 第9話 『鋼人七瀬攻略議会』 感想

2020-03-09 01:00:13 | 虚構推理
いやー、わかっていたことだけど、琴子の妄言をわざわざ映像にするのって、バカバカしいにも程があるよねw

しかも、それに「ななし」さんたちが、ツッコミをいれていくのだから、恥ずかしいことかぎりないw

というか、琴子のいう「ニセ犯人」が全身黒タイツのような影武者で表現するのって、アニメとしてどうなのよ?って思わざるを得ない。

それに、逐次、合いの手を打つ紗季さんって・・・w

うーん、やっぱり、この話は、アニメ化に全く向いてなかったねー。

こんな、琴子がPCをカチャカチャするところくらいしか描写がないのって、どうよ。

まぁ、九郎くんは何度も死んでいるわけだけどw

いまどきスレッド立てて「ななし」が書き込みしながら議論する、というのも、なんか、古臭いしね。

いや、実際古いわけだけど。

虚構争奪議会、とか言っても、なんだかなぁー。

せめてその議会における議論は、それこそ『防振り』みたいに、素直にスレッドに書き込みされていくスタイルにすればよかったのに。

「ななし」ってかいてある顔の形をしたやつにセリフを読み上げさせるのって、ホントに間抜けだよ。

紗季さんのセリフなんか、状況説明の地の文をむりやりセリフにしたようなものだし・・・。

合っていないのは予測できるとして、もう少しアニメ的に処理できなかったのかな、構成とか。

似たような推理物として、森博嗣の『すべてがFになる』のアニメもひどかったけど、mだ、あちらのほうが『虚構推理』よりもよく見えるくらい。

なんだか、このまま、特に盛り上がることなく1クール、終わりそうだなぁ。

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Fate/Grand Order - 絶対魔獣戦線バビロニア - 第19話 「絶対魔獣戦線メソポタミアI」 感想

2020-03-08 01:18:45 | Fate
なんかすごいことが起こっているのはわかるのだけど、話がさっぱり。

ていうか、これ、ティアマトが、ただの超巨大怪獣にしか見えなくなってきたw

それを、とにかくこれまで出てきた味方やサーヴァントや敵や神や王様が総出でやっつける、という話なんだよね?

で、藤丸って何してるの?

というか、何をしたら彼の目的は達成されるの?

基本的に、藤丸って、「みんなの力を貸してくれ!」としか叫んでいないような気がするのだけどw

なので、ギルガメッシュが墜ちた時点で、あ、これもう、エレシュキガル頼み?と思ったら、ホントにそうで。

にもかかわらず、やっぱり、エレシュキガルだけでは役不足で・・・

で、マーリンはまだ理解できるけどw

最後の爺さんは誰ぞ?

前に、エレシュキガルの「三女神同盟」の契約を切った爺さんであることは、声からわかるけど、あの爺さん、ティアマトを倒せるほど強いわけ?

いや、それよりも何よりも、とりあえずティアマトって「神」なんだよね?

で、数多の神が今まで挑んで、せいぜいが足止めくらいしかできなかったのだよね?

前回のケツアルコアトルにしても、今回のゴルゴーン=アナにしても。

あとキングゥにしてもギルガメッシュにしても半分神ようなものなわけでしょ?

それが総当りでぶつかっても、あの程度なんだけど。

で、そんな無敵怪獣ティアマトを、あの爺さんが倒せるわけ?

だったら、あんなに犠牲が出る前に倒してくれよ!と言いたいところだけどw

一応、冥界からは出られないという設定なのかな?

だったらわかるけど。

でも、最後の切り札が、いきなり出てきた爺さんって、さすがにちょっと物語として破綻してないか?

いや、ゲームの展開を知らないからだけなのかもしれないけど・・・さ。

うーん。


ともあれ、次回で決着なのかな?

そして、また今回冒頭のゴルゴーン=アナの登場のように、次回のAパートで、あの爺さんによって、もしかしてティアマト、瞬殺されたりするの?

だったら、ホントに藤丸とマシュって何のためにいるのか、全然わからないのだけどw


あー、でもね、冒頭のゴルゴーン=アナの再登場は、地味にジーンと来た。

あれは、まさにかつての友の危機に駆けつけた旧友、という感じだし、

アナの心情を考えれば、自分に良くしてくれたウルクへの恩返し(といっても、もうすでに街は壊滅状態、人はほぼしんでしまっているわけだけど)、という感じだったのだろうな。

それも含めて、アナ、って実はいいキャラだったのね。

正直、牛若があんな扱いになっていたので、結構、良キャラを使い捨てするタイプの物語かな、と思っていたところなので、あのアナの姿は、よかった。

あとは、細かいところをいったら、キングゥの天の鎖とかも、やっぱりそう動くよね、とか。

あそこは、地味に、キングゥではなく、エンキドゥの身体が何をすべきか知っている、というのが震えるところではあるw

ということで、次回、はよ!

ていうか、これ、IとIIに分けるのはいいけど、一挙放送の方がかっこよかったんじゃないかなぁ。。。

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