BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

境界の彼方 最終話 『灰色の世界』

2013-12-19 15:50:09 | Weblog
何なんでしょうね―、これは。
最終二話で、なんか、メチャクチャな展開。
京アニだから、絵や動きはとても綺麗なのだけど。
それだけ。

さすがに、こんなにお話の帳尻があわない、ってのはどうなのだろう。

もう、物語とか話の流れとはどうでもよくて、テンプレ的な刺激のあるセリフをコラージュ的につなげていって、あとは、作画の綺麗さ、というかイラスト的綺麗さがあればいい、って、作る側も、割り切ってるってことだよね?

ある意味でアニメって表現の極北、ってことで。
絵以外は、あとは尺に収まってさえいればいい。

うーん。
なんていうのか、これ、二次創作を楽しむ、って感覚を文字通り映像にしました、ってことだけなのか。

いや、お話の全てに帳尻を合わせろ、なんてことはさすがにいわないけれど、とはいえ、最後、不愉快です、の人がどうして生還?したのか・・・くらいは、それっぽい理屈を残してほしいと思ったかなー。

最強の姉ちゃんが半妖だったのは何故?とか、あの気色悪いコスプレ母ちゃんは何だったの?なんてことは、この際、一切無視するとして。

でも、不愉快さんの生還は、ちょっとは説明しようよ。

前々回あたりから、あの「境界の彼方」って存在は何なの?、でも、そのうち説明されるから一応今はスルーでいいよね、って感じで流していたのだけど、まさか、それが全く説明なしで終わるとは思わなかった。

なんだろう、この物語無視の展開は、マンガだったら、ヤンキー目当てのチャンピオンみたいなものだよね。自社の作品は、とにかく二次創作好きのコアなオタクの中二病願望を叶えるためのものと、京アニ自身がもう割り切ってしまった、ってことなのかね。

まぁ、確かに、氷菓以後の京アニって、程度の差こそあれ、ずっとそんな感じだし。

これなら、中二病をネタにしてイタイ二人を扱った「中二病でも~」の方がよっぽどマシに見えてくる。まだ、中二ってどうよ、というアイロニカルな自意識があったから。

でも、その、ちょっと俺、このままでいいのかな、と若干躊躇するような、中二病的自意識まですっかり外して、ベタに中二病を表現してしまったら・・・、どうなのよ?

その上、話はメチャクチャだし。

わけがわからないよ。

やっぱり、京アニは、他の出版社で定評のある作品を、二次創作感覚全開で映像化する、ってことに注力したほうがいいと思うのだけど。ハルヒもらき☆すたけいおんも、全部そうだったわけだから。

なんだか痛々しいよ。

別にアンチをきどるつもりはないけど、それにしてもねー。
どうしちゃったんだろう、と思うよなー。

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