BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

100万の命の上に俺は立っている 第6話『古代遺跡ホッズ・バニャザット・アラグッツ』感想

2020-11-07 00:46:24 | Weblog
やっぱりこれは不思議な話だな。

この世界の状況が完全にゲーム世界でデスゲームでもある点では、実はSAOのようなものなんだな、と思いつつも、なんでこんなに雰囲気が違うのか、というと、s

SAOみたいに、ゲーム内プレイヤーが一度に、平等にデスゲームに取り込まれたのと違って、この100万命の場合は、プレイヤーごとに召喚時期にズレがあって、全員の能力にばらつきがあるのが大きい。

あと、四谷以外のメンバーが、基本的にゲーマーでないことも大きい。

そのため、SAOのようにゲーム内に取り込まれてしまったけど、とりあえず、全員、自らSAOをプレイしてみたいと思うゲーマーの集団だったの、程度の差こそあれ、ほとんどの人間がゲーム内ルールについて一定の理解をもっていて、その点で初見どうしでも一定のレベルの強力は可能だった。

でも、この100万命では、四谷しかゲーマーはいないため、四谷以外は、実のところ、ただ異世界に飛ばされたくらいの認識しかないところかな。

そのため、ゲーム内ルールの理解の程度にばらつきがありすぎて。

結果的に、きちんとゲームクリアを考えているのが四谷だけになり、せっかく四谷がゲームイベント的対応をしようとしても、周りのメンバーがそれをぶち壊してしまう。

そこから、逆に四谷のほうが異端視される、という理不尽。

もっとも、四谷が善人かといえば、必ずしもそうではなく、むしろ、サイコっ気もあって、今度は視聴者側に立つと、四谷を主人公として見て共感しようとすると、期待を裏切られて、むしろ不快な気になってしまう。

結局、この物語がイマイチに感じるのは、プレイヤーという主人公たちがあまりにも自己中的で共感できる人物が皆無なところ。

なので、これは、気持ちを切り替えて、むしろ単純なゲーム中継と捉えて、ひたすら、彼らがゲームに向かっている様子を、ツッコミをいれなが見ていく、というのがせいぜいなのだろうな、って気がしてきた。

まぁ、とにかく、変なお話であることだけは間違いないと思う。

なので、もはや物語の本筋よりも、この物語は、なぜこんなにも不快なのか?ということの方に関心が移りつつあるように思うw
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