BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

チェンソーマン 第10話 『もっとボロボロ』 感想

2022-12-14 11:19:34 | チェンソーマン
あいかわらずのアキ推しの邦画しんみり展開。

さすがにもうこのトーンには飽きた、というか、解釈違いの溝は埋められないから、MAPPAのチェンソーマンは、こういうダラダラとアキを愛でる作品で行く、ってことなんだろうな。

岸辺とデンジ&パワーのやり取りも、これじゃない感は拭えないし。

それに、最後はやっぱり「未来の悪魔」のセリフで占めるべきだよね。

すでに指摘されてるけど、これ毎回変わるEDまで関心を向かわせるために、わざとやってることなんだってこともわかってきたし。

なんか、このチェンソーマン、なまじMAPPAが社運を賭けちゃったから、グッズ展開とかメディアPR展開とか、むりやり人工的にブームを作ろうとしている姿があからさまに見えてきて、ちょっと引いてしまう。

もはや死に体のカルチャー誌という「雑誌」の表紙をチェンソーマンのイラストが飾ったり、中を見れば、無理やりCVの面々を着飾らせてインタビューに答えさせている。

『鬼滅の刃』よ再び! みたいな必死感ばかりが前面に出てきてる気しかしない。

なんていうか、そんなものないのに商法としては「チェンソーマン・ユニバース」でもつくりたいの?って思いたくなるような無理矢理のバブル感。

EDを毎回変える、ってのも、その一環でしょ?

プラットフォームとしての『チェンソーマン』w。

でもなぁ、そんなの別に見たかったわけじゃないからなぁ。

マーケティングばかり目立って、さすがに下品に思えてきたよ。

原作は決して手放しに礼賛できるようなたぐいのものではないと思うけど、たしかにタランティーノ作品に見られるようなエグさとポップさは見るところがあったのに、そういうところをことごとく潰してくるからな。

食べたかったのは、
和風化されたテリヤキバーガーじゃなくて、
デカいチェダーチーズがとろけたダブルバーガーだったんだよ。
で、隠し味にわさびが使ってあるくらいのね。

そういうズレを感じる。

ホント、もう今更なんだけど。
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