BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

チェンソーマン 第9話 『京都より』 感想

2022-12-07 16:48:17 | チェンソーマン
もう、ボソボソ話すのやめろよ! 何言ってるか、わかんねぇんだよ!

・・・ってのが、今回、ホントに思ったこと。

デンジとサムライソードの戦いはたしかにスゴイし、

それ以上に、コベニのなんか超絶体術もスゴイし、

だが、それを越えてマキマの遠隔での呪殺し?もスゴイのだけど。

でもさ、こうなるならなおのこと、邦画テイストはマイナスだったなぁ、って思う。

だって、マキマの呪殺は、邦画ではなく洋画的なポップな展開の中でやるからこそ、異質性が生きるわけで。

それを、すでに悪魔による殺害を、呪いによる変質的な殺しとして描いてしまっているから、全然、違和感がないんだよね。

原作は、そういうところ、和と洋のミスマッチをうまく使っていたはずで。

ていうか、本来、悪魔は洋モノなんだよ。

対して、和モノは妖怪なんだよね。

なんか、そこを完全に履き違えているので、なんかスゴイけどあれれ?って思う。

冷製パスタ頼んだはずなのに、ざるそばがでてきた感じ。

だから、どうしてもチグハグになる。

強いて言えば、たしかに京都組は和テイストなんだけど。

東京組は洋モノよりのごった煮なんだよ。

それを全部、邦画的に表現するから、東京が過剰に和テイストになっている。

これじゃ、帝都ですらなく江戸時代テイスト。

で、そうじゃないのがチェンソーマンだと思うんだけどね。

ということで、今回は、デンジにしてもコベニにしてもマキマにしても、スゴイことをスゴイ映像でやってるのだけど、でも、これ違う、と思ってしまう。

呪術廻戦やるなら、このテイストでも良かったと思うのだけど。

でもさ、チェンソーを持ち出すところがすでに洋モノホラーなんだからさ。

そこは邦画じゃなくタランティーノで行ってほしかったよ。

いや、邦画のチャンバラ好きなタランティーノの洋画を生かして、というネジレの上にネジレが必要だったんだよ、きっと、チェンソーマンには。
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