BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

チェンソーマン 第4話 『救出』 感想

2022-11-02 08:45:38 | チェンソーマン
コウモリの悪魔を倒したところからの、「デンジVSヒルの悪魔」戦。

確かにアクションはすごかったのだけど、でも、やっぱりそのアクション事態が、呪術廻戦でみたようなもので、なんというか、デジャビュ感のほうが強くて、いまいち乗れなかった。

あとは、これはもうMAPPAの作風なんだろうけど、妙にキャラの表現がぬるっとしているんよね。テカっているといってもいいのだけど。

どうもその雰囲気が苦手なのかもしれない。

TRIGGERの作風が見るものを選ぶのと同じ感じかな。

なので、アクションがすごくて神回だった!って声があるのはわかるけど、そのアクションの味付けがちょっとだめだった。

単純にこれは好き嫌いの問題だという自覚はあるけどねw

その一方で、アキの日常シーンの描写はやっぱり過剰。

もちろん、終盤でアキとデンジとパワーの日常が、彼らにとってだけでなく物語構造上も重要だったりするので、そのためにも時間をかけたのかもしれないけれど。

でも、原作を読んだ時の印象は、こんなジメジメした日常ではなくて、もっとカラッとしたものだったんだよね。

ちょっとタランティーノ風というか。

なので、やっぱり監督の邦画趣味での味付けは、全体的に明後日の方向にあるな、と思った。

過剰に日本的にしているのもちょっと違う。

日本を舞台にしながら、西洋的悪魔の話をしていて、その悪魔がポップなチェーンソーとか銃だ、というのが、原作の白い画面が表現しているものだと思う。

なんていうか、日本臭を除いた大友克洋の『AKIRA』というのが、デンジとパワーのイメージかなぁ。

まぁ、アキは、ちょっと日本臭があるけどね。

ここまで来ると作品の解釈の違いのせいだから、なんともいえないのだけどねー
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