BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

境界線上のホライゾン 4(上) 感想

2011-09-14 20:38:49 | Weblog
いやー、このシリーズはホントに面白い!

来月からアニメが始まるけど、そのプレビューを確か6月くらいに見て、
何だかとても気になって、結局、3巻までを夏に読んだ。
で、今回、リアルタイムで4巻の上を読了。

この物語は、よく出来ている。
世界設定も、物語進行も、非常に良く練られている。
これだけ登場人物が多数出てくるのに、きちんとひとりひとりのキャラが立っているのが凄いところ。

(同じような設定の『禁書目録』よりも遥かに・・・1000倍くらい? 物語展開がうまい。)

10月からのアニメでもCVの割り当てが話題になってるみたいだけど、
確かに2巻以後に登場するキャラも多数いて、かつ、その中からも、
物語の本筋に絡んでくるキャラが続々出てくるので、
今後のためにも、CVのストックも必要になるほど。

3巻まではCVイメージが固まっていなかったけど、
今回は、既に発表された人たちで脳内変換されていて、
いずれも合ってる感じがしていた。
主役級の10人くらいはバッチリ!という感じ。

いやー、セージュンの沢城さん、とか、
アサマチの小清水さん、とか、
ミトッサンの井上さん、とか、
トーリの福山さん、とか、
葵姉の斎藤さん、とか、
どれも、ぴったりのイメージで驚くよw

で、この物語は各巻ごとの引きが凄いのだけど、
この4巻についても絶妙の引きで終わってる。

感想といいながら、全然感想になっていないのは、
やはり、お話としては、4巻の中、下を読んでからでないと書きにくいな、と。

あと、1~3巻の間のことにもどうしても触れることになるのだけど、
それは、多分、10月からのアニメに合わせて触れるほうが面白そうなので、
とりあえずは、ホライゾン、面白いぞ、と言っておこう。

今回目立ったのは、二代、ウッキー、ネシンバラ、立花夫、里見、あたり。
彼らは4巻全体で物語を引っ張るんだろうな。
(あ、ネシンバラは今回限りのネタキャラかもしれないけれどw)

とはいえ、物語に安らぎを与えてくれたのが、
意外と、アデーレと鈴さん、それに立花嫁。
あ、それとメアリーねw
あと、アサマチとミトッサンは王道的安定感w

いずれもネタバレになるから、気になる人は読んでくださいな。

それにしても、川上稔のストーリーテリングの妙には脱帽する。
中盤でだれそうなところで、きちんと盛り上げるネタを振り込み、
ページを繰る手を休ませない。
そして、最終コーナーでまたもや一気に読ませる。

ほんと、川上稔は緩急の付け方が上手い。
これだけの人数のキャラを動かせるのだから。

今回、ちょっと日本史色が強くなって、ちょっとどうかなーと思っていたら、
後半で、きちんとそこも補ってくる。

来月の4巻中が楽しみでならないw
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