パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

京都の紅葉、今年は源光庵と光悦寺へ

2013年11月26日 20時44分30秒 | 旅・旅行
この季節の楽しみの一つ
京都の紅葉狩り
今年は少しばかり地味に京都市北区鷹峯の
源光庵と光悦寺
と言っても

源光庵は、悟りの窓と迷いの窓で有名なところ
観光客はここで写真撮影
しかし、光のコントラストが強すぎて上手くいかない
庭は見頃、全体が同じ色でないところが良い

散り紅葉もきれいなもの


京都の紅葉はなんでこんなにきれいなのかといつも思う
手を入れているからか
それとも単に自然のおかげか
はたまたきれいになるべく仕掛けがしてあるのか

この後光悦寺に

入り口が悔しいくらいオシャレ
紅葉のトンネルが雰囲気を作っている
しかも単に赤一色ではなく素敵なグラデーション

この寺を見まわっている間に思い出したのが
「見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋(とまや)の秋の夕暮れ」
藤原定家の歌
これは結構好きな歌で、
カラフルな世界から一気にモノトーンの世界に
場面転換してその寂しい感じが際立つ
人工的とはいえその効果はすさまじい

西行の
「心なき身にもあはれは知られけり鴫(しぎ)立つ沢の秋の夕暮れ」
より今は好ましく思う

毎年歩きすぎて疲れるので今年は早めに切り上げて
今出川堀河の鶴屋吉信へ

2階の休憩所ではカウンターで職人さんが生菓子を目の前で
つくってくれるサービスがあった


つくってくれるお菓子はもうひとつ別のものがあったけれど
見ていて楽しそうだったのでこちらを選択
抹茶とセットで

この後、錦市場の杵つき餅屋で京風の雑煮
そのあと近くの誠心院へ

錦市場からも京極からも四条河原町からも近い誠心院は
和泉式部の眠っているお寺さんだけれど
恐ろしく注目されていないみたい
まるで忘れられた存在

賢そうで、しかも感情の濃い和泉式部
今なら恋多き女として注目されるかもしれないのに
なんだか寂しくてかわいそう

今日は休日でないので程々の人出
今週末は大変な人出になるんだろうな

それにしても京都の紅葉は本当に凄い


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« レッド・ローズ・スピードウ... | トップ | 川又、大迫、柿谷 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

旅・旅行」カテゴリの最新記事