パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

昔は遠足、今は校外学習

2023年10月26日 09時31分04秒 | 子どもたちのこと

月木のルーティンワーク、近所の子達との小学校校門までの付き添い
子どもたちも当たり前の日常になっているので
本来の目的の挨拶は、どちらかといえばそんなにされていない気もする

今日は6年の子が修学旅行でいないので、5年の子が班長
集合場所にいつも遅れてくる子の家のボタンを押しに出かけて
みんなは少しだけ待つ

「ネエネエ、おじさん、今日、足湯に入るんだよ」
3年の子が話しかける
そういえば、今朝はランドセルを背負っていない
そのかわりがリュックサックになっている

「今日ね、校外学習で本当は阿寺の方に行く予定だったんだけど
 道が通れなくなっているので変わって、足湯に2箇所入るんだって」
「それ、どこかな?」
「わかんない!」
しっかりしている様でも、こんなこトンチンカンのことが結構多い
(それが楽しい)

「あのね、バスで行くんだけど、足湯もバスも初めてだから嬉しい」
そうか、今は車であちこち行く家庭が多いから
みんなでバスに乗るのも楽しいのか
(修学旅行の行き先は、奈良京都だがバスでずっと回る予定だそうだ)

1年の女の子に話しかけてみる
「今日、校外学習だってね、どこ行くのかな?」
「わからん!」
この子は良いカッコしいの気持ちがないから、いつもこの様な答え方をする
先日は
「Kちゃんと、弟の〇〇くんと喧嘩する?」
「する!」
「どんな喧嘩?」
「殴り合い!」
とびっくりするような答えを返してきた

校門までの道に踏切がある
「Kちゃん、この電車に乗ったことある?」
「ない」
「新幹線に乗ったことある」
と続けて答えた
「新幹線のって楽しかった?」
「うん」

月木の付き添いしていると、休み明けの月曜日は機嫌が悪い子が多い
木曜日は学校生活のリズムに慣れているので、おしゃべりになっている

子どもたちはみんなリュックサックを背負って、中に弁当を入れて
どこかいつもと違う空気を楽しんでいるかのよう

9月から引っ越してきたブラジルのLくんもリュックサックを背負っている
でも彼は何をするのかは、きっとわからないだろうな

ということで、今日は6年生は修学旅行
他の学年は校外学習でお出かけになっている

校門で待ってた大人たちは
「昔は遠足って言ってたが、今は校外学習
 鳳来寺山は階段を登ったものだが、今は駐車場から歩くだけのようだ」
と懐かしんでいる

子どもたちは教室に入らず、外で集合したまま座っている
まだまだ圧倒的に知ってることの少ない子どもたち
そこから信じられないくらい、いろんなことを覚えていく時間を過ごことになるのだが
新しいことを覚えられないとか、探しものをいつもしている我が身を思うと
その可能性が羨ましく思えて仕方ない



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