パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

人の醸し出す空気(オーラ)

2018年04月19日 08時37分49秒 | Weblog

そこはまず第一に真面目さ・厳粛さが求められる場所
帽子・外套の着用は許されず、ただ座って聞いているだけの
我々にとってもどこか緊張感を要求されるところ
ましてその人物が部屋に入ってくるだけで、その場の雰囲気は一気に
ひんやりとした張り詰めた空気が漂う

ところが今は人事異動の季節
前回と同じような張り詰めた空気を覚悟していったが
驚くことに後任の新しい人物が入ってくるやいなや空気は
どこかほんわかとした柔らかなものになった

そしてその印象は時間が経って、実際の会話のやり取りにおいても
ますますその印象を強めるばかりで、少しばかり例外的な傍聴席から弁護人へのアドバイスにも
声だてて制止することもなく(それが適切かどうかはわからないが)
しょうがないなあ、、みたいな雰囲気で、いい意味で見逃していた

その場所とは裁判所でその人物は裁判長
1年以上続いている裁判の何回目かの傍聴での出来事
一見理性的で客観的で、専門家なら誰でも同じ様な答えが出そうな裁判システムだが
実際には裁判官の人間性におおいに左右されそうなことが、最近はなんとなくわかってきている

ただ新しい裁判長は、それを人徳と言うのかわからないが、最初から好感を持てる雰囲気、表情を持っていた
正直なところ前の裁判長なら不利な判決が出たら文句を言ってしまいそうな気持ちになっただろうが
今回の人なら「そういう解釈もあるのかな」と少しばかり許せるかもしれない、、みたいな気分になれている

この印象は自分だけでなく一緒に傍聴した数人も同じ印象をもったので
法廷から出るやいなや、今度の裁判長はめちゃ明るい、、との声が出た

引き継ぎの確認をして、論点の整理をして、当たり前のように進むが、ここでも人間の行うことの方向性の違いが少し見られた
前回までの裁判長は重要視していなかったような証拠が、注目すべきものとして扱われるような雰囲気だ
裁判のことはどのあたりまで表に出して良いのかわからないので正確なことはかけないが
要は人の表情とかオーラが醸し出す雰囲気は周りの人に与える印象がだいぶ違うということ

そのことを思うと昨晩、新城市の地元で行われた議会報告会で
怒号が飛び交い誰も聞いていないと思われる状況下で、一方的に自分たちの用意した書類を読んで
強引にその催しを進めようとした人物の表情やオーラは、、、、まったくいただけないものだった

ここで取り上げている裁判とは ⇒新聞各社の裁判の記事

怒号が飛び交うことになっているのは⇒新聞報道のその後

ホント、人間性ってのは表情やオーラに出るものだと強く実感した
(一番困るのは本人は他人からどのような印象で見られているかわからないこと)

コメント
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