朝はバロック音楽が気持ちにフィットする
特に感情に訴えることもなく規則的に流れていく、それが朝のリズムに合う気がしている
土曜日の朝、このレコードを引っ張り出した
シフの演奏するバッハのパルティータ
ピアノでのバッハはグレン・グールドが有名で特筆されるものとされている
それは確かに興味深いが、少しばかり集中度が高すぎて楽しむという雰囲気になれないので
気持ちののったときしか聴けないでいる
だがこのシフのバッハはもう少し気楽に聴ける
何よりも歌うようなバッハで優しい感じが良い
でもバッハの基本的に真面目な音楽を聴いていると、次に聴くレコードはモーツァルトにしようと
ついつい思い浮かべてしまう
つい先日もそうだった
シフ、アルゲリッチのパルティータを聴いた後、モーツァルトのK310のイ短調のピアノソナタを引っ張り出した
するとなんと感情の豊かなこと、呼吸しているかのよう、楽譜を見ると機械的と思われるようなフレーズも
歌うように流れる、、、
モーツァルトは音が少ない(当時は多すぎるとされた?)
でもその必要最低限のところで素晴らしい効果を上げる
ピアノ協奏曲22番・23番の第二楽章などは、だんだん音が少なくなって、、ほとんど単音だけになるけど
そのその美しさは、、、
あらら、バッハから始めたが結局モーツァルト礼賛になってしまった
ほんとモーツアルトは良いなあ