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パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

辛いことは忘れたい、みんなで渡れば怖くない

2015年07月09日 21時54分57秒 | あれこれ考えること

準決勝までは大騒ぎだった女子サッカー ワールドカップ
決勝でアメリカに2-5の完敗をしてからは
マスコミもいつもの感動をありがとう 
みたいなトーンに変わって扱いも、はやく忘れたいと言った雰囲気 

でもこの結果はある程度想像ができた
一言で言えば、世代交代が上手く行かなったこと
前回と変わった選手は澤が宇津木、近賀が実吉であとは一緒
4年間の時間は大きい
4年前のほうが前に進む勢いとかエネルギーが感じられた
そして訳もわからない勢いもあった 
熟成よりは運動能力の低下、瞬発力の低下が大きい
そしておまけに各国とも日本のようなサッカーに対する対処法が
進化している

同じようなことは、先回のブラジルで行われた男子のサッカー
ワールドカップにも見られた
4年前世界を席巻したパスサッカーのスペイン
彼らも4年の間に歳をとり、世界は対応法を考えた
その結果、スペインはオランダに大敗

でも今日のテーマはサッカーのことじゃなくて
日本のメディアとか日本人の辛いことは見たくないと言う心情のこと
どうも日本人は反省をしたがらない
反省をすることはポジティブでないような雰囲気
常に前を見ようということは、この国では
辛いことを忘れたいに通じている

話は突然変わってTV局のニュースの話
Youtubeのある動画が、日にちを変えて全局で〈NHKを除いて?)
紹介されている
裁判官と被告人が同じ中学の同じクラスだったという偶然で
被告人が突然号泣するという動画
これが何故かわざわざ日にちが変わって各局で流されている
何故なんだろう?
と不思議に思わざるをえない
何故同じネタなのか?
何故日にちを変えてまで、同じネタを繰り返すのか?

ここからはいつもの独断
結局、メディアは先頭を走るのが嫌な集団
誰かが走ってくれれば、それを追っかけて責任をとらずに
まことしやかに流しっぱなしにするだけ

最初のなでしこを忘れたい雰囲気で報道する姿と
話題のYOUTUBEの動画を時間をずらしてメディアが責任なく追従する姿は
そこか似ていないか
そして残念なのは結局それらに振り回されることの多い我々

いったい現在の本当の姿はどうなのか
これだけ進んでいるにも関わらずよくわからないことがある
集団的自衛権反対のデモの姿は、今度はあまり放送されていないし
掲載もされていない 

フランスの新聞は宗教に対しても批判的に報道するのは
かつて宗教が招いた矛盾や社会的にまずい点を
繰り返さないためだとされるが
日本は先の戦争を鼓舞したかもしれない報道を
どの様に反省しているのだろうか
沖縄の2紙は反省を踏まえて批判的立場をとっているらしいが
日本国内は、今は大本営発表に追従していないか

漠然とした不安
反省をしないで前を見ることがポジティブと言う考え方が支配する世の中
こんな風潮に、不安を感じてしまうのは心配性のせいなのか
それとも、、、


 


 

コメント
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