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パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

誰もが悪い事をしてしまう可能性がある!

2007年10月30日 20時44分00秒 | Weblog
後から後から出てくる食品表示の偽装
この分では、どこでもやってると考えても
あながちハズレではないだろう(残念だが)

しかし、これを簡単に、犯した人が悪いと
言いにくいのも現実だ
なぜなら先日の新聞にも出ていたが
ある赤福の社員(従業員)は判っていたが、なかなか止めるようには
口に出せなかったと言う
口に出せば辞めさせられたり、その他の仕事上の不利益を
被るようになると思ったらしい
外から客観的に見れば、それでも悪いものは悪いと言えそうだが
当事者になればそう簡単に物事は進んでいかないだろう

いつも思う事なのだが、
マスコミも、対岸の観客として事件を眺める庶民も
悪い事をした人間は特別で、自分たちとは違う人種と思っているらしいが
じつは環境、状況がその立場になってしまえば
誰もが容易に染まって変ってしまう可能性を充分に持っていることを
忘れているのだ(そのように感じる想像力が欠如している)

つまり人間は自分らが思う程、強くはいられない事が多い
たまたま自分が当事者でないだけかもしれない

だからと言って罪を犯した人を甘く見るというのではない
ただ誰もが悪い事を起こす可能性が近くに
いくらでもあるという事を忘れてはいけないという事だ

一番いいのは、罰則の強化より
悪い事を起こしそうな環境を
なるべく作らないようにする事ではないのか
それこそ想像力を働かして
無理のない社会をつくらなければならないと思うのだが、、、
コメント
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