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パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

久保が今季9点目のゴール

2023年05月24日 09時35分26秒 | サッカー

サッカーのスペインリーグも残りあと少し
既に優勝はバルセロナに決まっているが、
現在4位の久保のレアル・ソシエダは
来季のチャンピオンズリーグ出場に向かって正念場だ

今朝というより深夜行われたアルメリア戦では
久保が決勝点ゴールを決めて勝利し、勝ち点を68まで伸ばした
5位のビジュアレアルの1試合少ない状態で60
今日のうちに同じ試合数になるが下位のチームとの戦いで
勝利の確率が高いから実質的な勝ち点差は5点のままといったところか

ヨーロッパでサッカーをしている選手にとってチャンピオンズリーグ出場は
まさに檜舞台のようなもので、このリーグの覇者は実質世界一のチームと言える
ワールドカップと違って自国の選手ばかりでなく、各国から優秀な選手を集め
十分に練習が行われ、戦術の共通理解もなされ熟成もなされているから強いのは当然だ

現実的な見方ではワールドカップは選手の見本市で
ビッグクラブ、中堅チームはワールドカップで活躍した選手に目をつけ
補強の対象としている

スペインリーグでは上位4チームがチャンピオンズリーグに参加できる
だから久々のチャンスを目の前にしたレアル・ソシエダはあと二試合は
死にものぐるいで戦うだろう
ただ次の相手が、シメオネ監督のしぶといアトレティコ・マドリードで
バルサ、レアル・マドリーに並ぶスペインの強豪だ
あと少しまで来ているが、ぜひとも頑張ってほしいものだ

ところで久保は最近、レアル・マドリーとの試合でゴールをあげ
通算8得点までいっていた
そして深夜の試合では9得点目を、右サイドからカット・インして
ゴールのファーのサイドにきれいに蹴り込んだ

最近は出来不出来のムラが無くなり、
コンスタントに高いパフォーマンスを続けている

でも日本のメディアはそんなに騒いでいない
大谷の活躍と同じくらい簡単なことではないのだが
日本の様々な情報はアメリカ優先なのがこれからも分かる

ところでサッカーのように点の入らないゲームは
多くゴールを決める選手は違いを生む選手と言われる
メッシもエンバペもレヴァンドフスキもハーランドも
本当に特殊な才能と思う

そこで多くの得点をあげるにはどうしたら良いかを想像してみる
まずはゴールに近いところでシュートする
豪快なミドルシュートは見栄えがするが、確率的には近いほうが圧倒的に良い
次にゴールの正面からシュートする
右サイド、左サイドの選手がカット・インして決める場合も多いが
圧倒的に多いのは真ん中からのシュートだ

この2つの条件をどのようにに生み出すかということになるが
味方からのパスとかクロスがピッタリ合うのも一つだが
守る側はこの条件を潰すべく中を固めている
だから良いボールの供給だけを待つ選手は
結局は多くの点をとる選手にはなれない
得点を多くとるには自らの力でこの条件の場所まで行って
シュートする力がないとだめだ

最近の久保はこれができているように思える
足元から離れないドリブル、密集の中でもパスもシュートもできる持ちかた
そして膝から下の鋭い振り

ワールドカップ後、プレミアリーグで大活躍した三苫もドリブルに特徴がある
だがドリブルの種類が違う
三苫のほうがよりウイングタイプで、ドリブルの走るコースは左のタッチライン沿いだ
久保もウイングでドリブルすることが多いが、彼のほうが真ん中で
ボールを前に運ぶドリブルができている
そして印象だけだが、彼のドリブルはメッシに似ている
一方、三苫のドリブルはネイマールに似ていると言われる

ところで話は変わって
スコットランドリーグではセルテックの古橋が得点王になっている
でもワールドカップで選ばれたのは古橋ではなく前田大然だった
戦術的なこともあり走力のずば抜けた前田を選んだとか
古橋は与えられたチャンスをものにできなかったともいわれるが
問題は古橋に供給するボールの質が、
スコットランドリーグの選手たちと比べてどうだったのか?
を検討しなければならない
ストライカーというよりフィニッシャーの古橋は日本代表に選ばれても
クロスの質が高ければそれなりの活躍はできそうな気がする

ということで今朝はサッカーの話
日本代表もポジション争いが激しそうだ

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名古屋グランパス対ヴィッセル神戸戦(久しぶりのサッカー観戦)

2023年05月04日 10時07分46秒 | サッカー

シニア無料招待を利用してGW後半の一日、豊田スタジアムにでかけた

やはり芝生のグランドは良いな!
選手はやりやすそうだし、キーパーはダイビングキャッチしても
擦りむき傷は無さそうだし、観客の目にも良さそうだし、、、
3年ぶりのサッカー観戦でそんなことが浮かんだ

Jリーグが始まった頃は芝生はこんなに良くなかった
雨の瑞穂競技場では水たまりがところどころできて
そのせいで途中でボールが止まったり
PKの蹴ったボールがキーパーの逆を取ったにもかかわらず
水たまりで止まってしまったりして
せっかくの熱戦に水を差されるというのはこういうことか!
と思ったものだった
同様に見る方も大変でかっぱを着ながら見たものだった

それが今では日本のサッカー場の芝生のレベルは
世界でもトップクラスとなっている
昨日のスタジアムからの視界はこんな感じ


席は


シニア無料で両隣りとも埋まっていた
念の為、この席は普段は幾らなんだろう、、
と調べてみると、大人3,400円だった

スタジアム往復の電車賃(名鉄国府駅から豊田)は1,900円で
駐車場代金700円の合計2,600円だから
普通なら6,000円の出費となるところを半額以下で済んでいる

豊田駅からスタジアムまでは1キロちょっとあるが戦いの前の
どこかザワザワした非日常の雰囲気を感じながら歩くのも悪くない

この試合、テレビで見ていたらどんなふうに感じたのかわからないが
(この地方ではこの試合の中継があった)
生で見るのと、きっと違った印象をもったと思われる

試合開始はバタバタする
ゲームが落ち着かない、、という表現がされるが
約10分ころ神戸の大迫がヘッドで得点
上手くいい場所に侵入して決めた、、というより
なんかあっさり決められた感じ

漠然と感じたことは、神戸の方が意図があるプレーが多かったということ
グランパスの攻撃は縦に速いことを目指していても
殆どが相手の網に引っかかって、そこからカウンターになってしまう

また高いボールの勝負は神戸の方が勝っていた
このレベルの戦いでは、さすが前日本代表の大迫はヘッドもポストプレーも
効いている感じで神戸に前を向かせるのに役立っていた

グランパスのパスはサイドには問題はないが
中央からの縦のパス、いわゆる楔のパスとかスルーパスは効果的なものはなかった
パスコースがバレていたり、微妙にパスコースが雑だったりしていた

パスセンスというのは、縦のパスの時に現れる
良い選手のパスは縦のパスがよく通るものだ
(イニエスタは縦のパスがうまい、昨日はサブにも入ったいなかった)
選手の才能を見る時、中央の縦のパスが難なく通る選手はいい選手と見ていいと思う
DFでも縦のパスとか前線へのフィードが正確な選手は
そこからが攻撃の起点となるり護りだけの選手ではない役割だ
(富安も守りだけでなくパスセンスが評価されている)

サイドの選手の才能の見分け方は、クロスを入れる時にボールを
守りの選手にぶつけるか、ぶつけないかで判断できると自分はずっと思っていた
昔のことだが、ストイコビッチが左サイドにいて、中にパスを送るとき、
彼はほとんど守りの選手の身体に当てるパスはなかった
海外の試合を見ていても、優秀選手は守りが中に入れさせないようにしていても
ちゃんと中に入れて決定的なチャンスを生み出している

試合は2点目もなんとなくあっさり神戸が得点し
戦いの糸口が見えないグランパス(なんだか出たとこ勝負に終止しているように思えた)
このまま終わるのか、、と思ったが、
ユンカーがマテウスのシュートをキーパーが弾いたところを詰めて得点し一点差となった

それでも同点になる気配はそんなに濃くはなかった
こういうときの会場というのは応援する熱気が選手を後押しする
時間がどんどん過ぎていき、残り時間が無くなっていくにつれて大声になっていく

ほとんどラストプレーに近い時間
何しろシュートを撃たねばことは始まらない
相手のゴールに攻め入って少し強引でもシュートチャンスをつかむしかない
ペナルティーエリア付近で、ボールが行ったり来たりしていた時
藤井の足元にボールが来た
この時のシーンはまるでスローモーションで見ていたかのように鮮明に覚えている
彼は目の前に来たボールをすぐに蹴らずに、一旦フェイントで相手を交わし
ボールを右に持っていきシュートしネットに突き刺さった
その瞬間の会場の大音声の喜び、熱気は、まさにサッカーを生で見る醍醐味だった

神戸の選手は悔いが残るのはわかる(審判に何やら抗議していた)
センターサークルの試合再開キックオフに神戸の選手が
やけくそに大きく蹴ったところで試合は終了
グランパスは負け試合を拾ったという感じ

それにしてもナマでの記憶というのは不思議なもので
最後の藤井の相手を交わしてのシュートというのは
その瞬間だけ時間が止まったような、まるでスローモーションのように見えたし
今でも思い出すことができる

家でこのシーンを動画で確認したが、記憶の中のシーンのほうがずっとリアリティがある
こうしたことがあるから、生観戦はやめられない、、という人が生まれるのだろう

GW後半の一日
ちょいと疲れたが、良い日だった





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R.ソシエダ、R.マドリーに勝利!久保が得点!

2023年05月03日 09時07分15秒 | サッカー

今日はシニア無料のトヨタスタジアムでのグランパス対ヴィッセル神戸戦
その前に朝の5時から久保の所属しているレアル・ソシエダとレアル・マドリー
の試合をDAZNでちょいと覗いた

現在4位のレアル・ソシエダは来季のチャンピオンズリーグの圏内で
残り数試合は負けられない試合が続く
今朝は強敵のマドリーで、前回の対戦は確か引き分けだった
今度はホームの戦いだが、負けなければ上出来くらいの感じで見ていた

前回はよく負けなかった!と思えるほどレアル・マドリーの攻撃はすごかった
その記憶があるので、今回も引き分けでも仕方ないくらいと思っていたら
後半開始すぐに久保がおいしいゴールをあげた

ソシエダのFWのセルロットがマドリーのDFにプレッシャーをかけると
たまらずキーパーにパスをしたのだが、そのパスが少し乱れて
そこを狙っていた久保が抜け目なくシュート
これは難しいシュートではなく、ごっつあんゴールに近い

久保はこれで今季8得点
前の試合は技ありゴールだったが、その前のゴールはセンタリングを
流し込むだけの比較的簡単なシュートだった
得点を重ねるのは難しいシュートを決めるのも必要だが
簡単なシュートを決めることも大事だ
つまりは、シュートを決める場所にいること
それがこの上なく大事だと思う

簡単なシュートを決める位置にいること
それがもっとできるようになれば得点はもっと増えるだろう

レアル・マドリーの選手の並びを見てると、ベンゼマ、ヴィニシウス、モドリッチがいない
そのためか攻撃の迫力が前回と比べて今ひとつない
確かにひとりひとりの技術は高く、ほとんどミスをしない感じで
相手を押し込むところまではできているが、そこから先は得点を感じさせる雰囲気はない
それを思うと、サッカーにおける点取り屋というのは極めて特殊な能力だと実感する
(一番の特殊能力を感じたのはドイツのゲルト・ミュラーだった)

各国のリーグ戦も終盤で、選手の疲労や怪我、イエローカードの累積でベストメンバーが
組めないことが多い
今日のマドリーもその影響だったのだろうか
久保も最近、スタメンを外れていたこともあったが、それは疲労とか
次に控えた大事な試合のため温存していたと思われた

この試合は2−0でソシエダの勝利
まずは大事な勝ち点3をゲットした
だがこの先、首位のバルセロナ(前回は0−1で負け)
3位のアトレティコ・マドリーとの試合が控えている
この日の勝利でチームの雰囲気も随分上がったものと思われる

スペインリーグは結局のところ毎年、バルセロナ、レアル・マドリー、
アトレティコ・マドリーの3チームが上位を占めて、あとは多少の入れ替わりが
あるだけのようだ(ドイツも同じような傾向か)
だが、このリーグの試合を見ていると一人ひとりが本当にうまいのに驚く
時にはバルサのパスゲームを実践していると思えば
セリエA並のフィジカルコンタクトの多い厳しい戦いも見られる
(日本人がスペインリーグで活躍できないのはそのせいだと思われる)

日本のテレビは相変わらず野球偏重の傾向が見られるが
今季のサッカーは、久保も三苫も堂安も古橋も盛田も各リーグで
目をみはる活躍をしているので、もう少し取り上げてほしいものだ

ところで今日のグランパス対ヴィッセル神戸の試合
勝ち負け関係なくイニエスタが出てくれたらなあ、、と思う
出ない時のことも考えて、試合前の練習風景を
しっかり見ておくべきかもしれない






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チームになっていない感じ(ウルグアイ・コロンビア戦)

2023年03月30日 09時28分59秒 | サッカー

テレビは相変わらず野球の報道が多い
なんでもWBCに関連付けて取り上げている
それで視聴率が上がるとしたら、民放の宿命でこれは仕方ない
最近はスカパーやネット配信で専門チャンネルが活躍しているが
まだまだ圧倒的に地上波見る人が圧倒的に多いようだ

サッカーはJリーグの試合中継をDAZNに委託するようになって
少しだけ地上波でも流すようになっている
このために、熱心なファンしかJリーグの試合を見ていない
観客はそれなりにいるようだが、以前のような持ち上がりには欠けるようだ

先日の国際親善試合キリンカップの二戦目、対コロンビア戦は所用のため
録画で見ることになった
1−2の逆転負けの結果を知っているゲームを見るのはどこか物足りない
だが次のワールドカップに備えて新しいチームづくりのこの時期は
結果も大事だが内容も気になる

そういう視点で見てみると、チームになっていないな、、という印象
2失点のシーンも崩されたというより、どこ気の抜けたところで
あっさり入れられてしまったという感じ
これは自身の経験からすると確固たるキャプテンがいない時に
見られるパターンだ

攻撃面の新しい試みとしてサイドバックが内側に入って三苫とか伊東
堂安をより活かすシステムにトライしているようだが
全体的に安全なバックパスが多く、ボールを前に運べていない

ボールを前に運ぶのにパスの依存が高いのが日本
スペインなどは結構ドリブルで持ち上がるシーンの印象が強い
そこの違いをスペインのチームに所属する久保は感じ取って
自分の役割はボールを前に運ぶことと感じているようだ
(ボールを前に運べた選手は過去に中田英、本田がいる)

三苫もボールを前に運べるが、ドルブルするコースがタッチラインに近い
伊東もタッチライン沿いに縦に抜けるプレイが得意だ
久保もサイドに張れば縦に行くが、左右の真ん中でボールに触るほうが
自分の特徴を活かせると自覚しているようだ

ドリブルはそれぞれ個性がある
三苫はネイマールのそれに似ているし
久保はどちらかといえばメッシに似ている
日本の選手に出てきてほしいのがイニエスタのドリブルができる選手で
人が多くても真ん中をスルスルと抜けていく、そういう技術をもった人

野球の華々しい結果と比べて、三苫の活躍以外に褒めるところがないサッカー
だが日本のFIFAランキングは20位で
対戦したコロンビアもウルグアイもそれより格上だ
だからそんなにうまくいくはずがない
(だが見てる方はそれで良しとはしない)

それは仕方ないとして、やっぱり問題は前々から言ってるが
点取り屋がいないことだ
前目にいてもそれはプレッシャーをかける役割で
点をとる役割でなかったのがこの前のワールドカップ(前田の役割)
結果としてそれがうまく行ったのは認めるが
そのままの戦術では弱者のそれで、いかにも情けない

野球よりもコミュニケーションが必要なサッカーというゲーム
海外から帰ってきて二三日の練習で直ぐに本番というのは
どのチームもそうだが難しいのはわかる

それもあるが、森保さんの監督ぶりにも若干飽きがきた
それは悪い方の予想があたってしまうということで
選手の選択、配置などに新鮮味がない
にもかかわらず先日の試合では森保メモを試合中の選手が
回し読みして若干の混乱をしていたようだ

話は変わるが、日本は媒体が大騒ぎして
一人の選手を称賛するスターシステムがあるが
これなどは、選手のためにも全体のためにも
もう少し考えないといかんのではないか、、と思ったりする

録画を見ていて、やはり試合には勝たないとつまらない!
というのが、正直なところ!








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地元出身の選手は、つい応援してしまう

2023年03月25日 09時12分21秒 | サッカー

ワールドカップ後、サッカー日本代表の最初の試合はウルグアイが相手
大好きなストライカーのスアレスがいないが
南米のチームは現実的な試合をするので、日本も戦いにくいだろうと予想した
(結果は1−1の引き分け)

森保さんはワールドカップでで三苫をスタメンで使わなかったのを
批判されたのを気にしてか、スタメンで使った

スタメンは、キーパーがシュミット・ダニエル
DFは右から菅原、板倉、瀬古、伊藤
ボランチは、遠藤航、盛田
攻撃的MFは左が三苫、右が堂安、真ん中が鎌田
そしてワントップが浅野

吉田も長友も酒井宏樹もいないが、彼らの年齢を考えると
後継者を考えなくてはならないので、当然の選択と思われる

鎌田は日本代表の試合はイマイチフィットしないようだ
2.3度ワンタッチの良いパスをつないだが
インパクトのある活躍をしたわけではなかった

三苫は前半の早い時間に見せ場があった
自陣から敵陣までドリブルで持ち込んでいったが、
残念だったのは浅野が三苫の走るコースと被ってしまったこと
彼が左に行けばパスのコースは空いたと思われるが
このあたりは二人の感覚の違いかコミュニケーション不足かわからない

堂安は前半に一度ヘッドで折り返す場面はあったが
彼もインパクトを与えた感じではない

浅野は前半、菅原からのパスをゴールの枠に飛ばせなかったが
古橋だったらできたのではないか、、、と古橋の不在が残念だった
(古橋はベストメンバーの中盤構成の時に試してほしい
   彼の起用は中盤がお試し起用の時が多かった)

少し安心したこともあった
酒井宏樹が今まで安定感たっぷりに活動していたポジションの菅原が
思いのほか良かった
後で知ったのだが、彼は隣町の豊川出身だそうだ
それだけで、応援したくなるのは人の常
野球県の愛知から代表選手が出てくるのは嬉しい

今回、怪我をした富安の代わりに愛知県出身の藤井も選ばれている
グランパスの選手だがチームが3バックに戦術を変更してから
よく使われるようになって、慣れとともに成長している感じはあった
(愛知県人頑張れ!)

野球の素晴らしい結果と比べて便秘のようなスッキリしないサッカーの試合
だが、サッカーの試合は概ねこういうことになりやすい
代表監督はいつも勝利を要求されるが
レベルアップのために思い切った選手の起用もときには必要
森保さんには若手をもっと起用してほしい
(横浜マリノスの藤田チマも早めに試してほしい)

冬の高校のサッカー選手権では、愛知県代表ののチームは
いつも一回戦で敗退してしまう
このように代表に選ばれるような選手も出始めているので
愛知県の高校はベスト8くらいを目指してほしい

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監督の資格(サッカー)

2023年02月07日 09時25分57秒 | サッカー

野球とサッカー
案外知られていないことに監督の資格がある
野球の場合は引退と同時に監督に就任みたいなことがあるが
サッカーはそういう訳にはいかない
それはサッカーの監督になるには資格が必要で
時間をかけて試験・実地を行い
コーチの資格からステップアップしてやっと監督になれる

高校のチームも監督はライセンスをもった人しか監督になれない
(ある高校は総合監督とかいう位置づけで
 資格のない人が監督を仕切るシステムを構築した)
現日本代表の監督、森保さんも井原さんも名波さんも
時間をかけてクリアして監督業を行えるようになった

ストイコヴィッチがグランパスの監督に就任する時
彼は日本の監督の資格にクリアしていないのではないか
と問題視されたことがあったが、これは彼が国際的な資格を
有していることから許された

これはどの国も同じような制度だが、何事も例外はあるもので
ドイツのベッケンバウアーは監督資格を取る時間がなかったので
それまでの実績を踏まえて監督に就くことが許された
(という話をうっすら覚えている)

監督と同様に審判も資格が必要で、自分が手にした資格は4級
講習を受ければそれで得られるようなもので、公式の試合では
たしか小学校くらいしかできなかった(気がしてる)
タレントだった三井ゆりさんも、ワールドカップの中継で
有名になった日向坂46の影山優佳さんも4級のライセンスをもっている(らしい)

審判も監督も経験が必要で、結局は場数を踏まないと上手くいかない
審判は走るスピードもスタミナも必要で、上のレベルの資格は
それがクリアできないから、挑戦しようとは思わなかった

こうして監督にはある一定のレベルが確保されるのだが
人間とは不思議なもので、監督によってチームは変わる
それは小学生のレベルでもはっきりわかる
自分の作るチームは毎年、それいけどんどんの攻撃中心チームで
一緒にやってた仲間の作るチームはまずは守りを固めるチームだった

名古屋グランパスは伝統的なチームカラーが無いようで
風間さんが監督の時はパスを繋いで超攻撃的なチームで
見るには面白かったが、守りが絶望的なほど貧弱だった
風間さんの後の監督はイタリア人のフィッカデンティは
それとは真逆で守りを固めたチーム作りで、無失点記録を続けた

結局は練習内容とか何に時間を要しているかでチームはできていく
そして選手の起用とかそのポジションも監督の個性が出る
この監督とあの選手は合わないな、、
と直感的に思うことがあるが、案外それは当たっている

プロの選手は、監督とのめぐり合わせが大事で
今シーズンのレアル・ソシエダの久保は
初めて相性の良い監督に出会えたようで
毎回いいパフォーマンスを見せている

それにしても日本人はどのスポーツも〇〇ジャパンといって
監督の名前を〇〇に当てはめて報道することが多い
確かに監督は重要だが
この伝え方とかどこか組織論的(権威主義的)なあり方に
不満をもってしまうのはへそ曲がりすぎるか








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ビッグチームへの移籍について(その功罪)

2023年02月02日 09時56分12秒 | サッカー

相変わらず三苫が素晴らしい活躍を見せている
FAカップのリバプール戦の勝ち越しゴールは、
浮いたボールを右足アウトでショートバウンドでトラップ
すこし浮いたボールを右足で蹴ると見せかけて目の前の相手をかわし
同じく右足でシュート、これは誰が見ても驚きを覚える

時期が同じ頃、このシュートにそっくりのシュートを
セリエAのナポリの選手が行ったらしく、動画を見ると少し似ている
だが思い出して一番似てるのは、Jリーグのセレッソ対アントラーズ戦で
柿谷曜一朗が行ったその年のベストゴールに挙げられたシュートだ
胸のトラップをして、浮いたボールを右足で目の前のDFをかわすように
左にもっていき、そのボールを右足で決めたアクロバティックなシュートだ

柿谷曜一朗はもっと若い時の(U18?)だったかの韓国戦でも
似たようなシュートを決めていて、ゴール前に立ちはだかった選手を
浮いたボールでかわしてシュートを決めている

サッカーは記録ではなく記憶という言葉が、頭に浮かぶ
記憶に残るシュートはズラタン・イブラヒモビッチが圧倒的に多く
そのアクロバティックなシュートをYoutubeで見るたびに
「笑うしか無い」状態となる
サッカーは勝ち負けだけでなく、こうしたシーンも必要だと思う

三苫はワールドカップ以後好調を維持しているので
今年の夏はビッグクラブに移籍の話が出てくる可能性がある
三苫同様好調を維持しているレアル・ソシエダの久保も
ビッグクラブの移籍(マドリーに復帰)は巷で囁かれている
だが、このビッグクラブの移籍が良いことかどうかはなかなか難しい

それはチーム内の競争でコンスタントに試合に出られない可能性が
出てきてしまうからだ
ビッグクラブは当然のことながらスーパーな選手の集まりで
骨格となっている選手と競ってスタメンの位置を確保するのは
並大抵のことではない

日本人のブランド好きは、日本人選手がビッグクラブの加入して
その一員になったことで大騒ぎするが、
本人のためにそれが良いことかはなかなか難しい
その例が香川真司のマンチェスター・ユナイテッドへの移籍で
結局のところ、彼はチーム内のポジション競争に勝利できなかった
そして試合に出られないことからベストパフォーマンスを
維持できなくなり、彼の評価も下がってしまった

南野も以前のイングランドのビッグチームであるリバプールでは
ポジションを取るまではいっていなかった
試合勘が不足し、調子を落とし、そのままワールドカップに臨み
彼のワールドカップにはなれなかった

久保も例えばレアル・マドリーに戻るとなると(あったとすれば)
ベンゼマ、ヴィニシウス、モドリッチ、ロドリゴ等と
チーム内競争に勝ち残らねばならない

ここでの移籍の判断が選手の将来を決めてしまう
ビッグチームに行って、チーム内での厳しい競争に勝って
さらなる高みを目指すか、それとも試合に出られる好調を維持して
自らのレベルアップを確固たるものにするか、、

ここから先は未来のことだから、どの選択が良いのかは
まるっきり運任せとなるかもしれない
ただ言えることは、久保は今シーズンから
レアル・ソシエダに入ったことは運が良かったと言える

運は自分で変えられるのか、それとも大きな流れに流されてしまうか
個人事業主のサッカー選手は、プレイ以外にも適切な判断が要求されるようだ



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ワールドカップ後の久保

2023年01月30日 09時29分49秒 | サッカー

ワールドカップ以後、プレミアリーグのブライトンの三苫がノリにノッている
香川の恩師、クロップの率いるリバプール戦でも
ゴールをあげて、やることなすこと上手くいってる感じだ

どの選手も一生のうちには、こういう時はある
香川もマンチェスター・ユナイテッドに移籍する時は
まさにこんな感じだった
チャンスの女神は前髪しか無いと言われるから
その時にしっかり掴むのもプロの世界では必要なのだろう

ワールドカップで堂安がスペイン戦で決めた斜め右からのシュートは
堂安の得意なコースだが、最近三苫が決めたシュートも
左右の違いがあるが同じような位置からのシュートで
あの位置は昔、デル・ピエロ・ゾーンと言われることがあった

ところで同じ様に頑張っているのが久保だ
今季のチームは彼にとって初めて相性がいいチームとなったレアル・ソシエダ
同じような体格とプレースタイルで試合途中で間違えそうになる
ダヴィド・シウバという目の前にお手本がいるようで
彼もまた本当のチャンスを掴みかけけているのかもしれない

今朝、日本時間5時のレアル・マドリーとレアル・ソシエダとの試合があった
早い時間なので録画を見ることにしていたが
目が覚めたので後半から見ることにした

いやはや驚いた
レアル・マドリーの強いこと強いこと
(さすが世界一のチームと言われることがある)
一人ひとりの選手の上手くて強くて判断が速い
パスがポンポンとつながる
だがその繋がり方はバルセロナのそれと違う
もっと硬質なイメージで、パススピードがすごく速い
バルセロナは過度に速いパスではなく
ミスのないようなパススピードを選択するが
マドリーは何しろ速い
そしてボールを取られそうになってもすぐに奪い返す
とにかく一人ひとりの技術が高い
流石にチャンピオンズリーグで最多優勝しているチームで
今季も優勝の可能性を持っている

スペインリーグは、レアル・マドリー、FCバルセロナ、アトレティコ・マドリー
のうちのどれかが優勝をするのが常らしい
この3チームが突出して、あとのチームは年ごとの成績にバラツキがあるそうだ
今年のレアル・ソシエダは現在3位をキープしていて、久々に訪れたチャンスの年のようだ

さて後半、攻められっぱなしで良いところのないソシエダ
久保もワールドカップのように守り主体で戦わなければならない時間が続く
だが見ていた時間内に2回ばかりいいプレーがあった
一つは自陣からドリブルで駆け上がったところ(左右に偏ることなく)
ボールを前に運ぶドリブルで速さもそれなりにあって
日本の選手ではあまり見られないシーンだ
(伊東のドリブルはもっと右サイドだし、三苫は左サイドよりだ)

もう一つは相手のペナルティーエリアの右からドリブルで仕掛けて
シュートしたが、キーパーにキャッチされたところ
人が多くても慌てずに仕掛けられるのは、メッシに似た感じ

このあたりで起きる時刻になったので、途中で見るのはやめたが
結果は0−0の引き分けだったようだ
あの流れで引き分けならチームは上出来の結果と思われる

ワールドカップ後、日本代表がより強くなるには、
個人のレベルアップと選手自身は自覚している
選手自身は自分に訪れたチャンスを何が何でも掴みきって
自己の成長につなげてほしいと思う

しかし、レアル・マドリーは強かったな、、

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ペレさんのこと(日本戦で覚えていること)

2022年12月31日 09時09分31秒 | サッカー

ペレさんが亡くなった
サッカーの神様と言われる人で、印象的なのは白黒の録画の
ワールドカップのスウェーデン戦の得点
(有名な得点シーンなので録画を見ただけだが)
ゴール近くで受けたボールを浮かし相手をかわしシュートを決めた
まるで漫画のようなプレイで、セレッソ時代の柿谷が
シーズンベストゴールを受賞したゴールみたいだが
もう少し優雅できれいだ
この時ペレは10代だった
若い時の発想力の凄さをまざまざと感じると同時に
それを実現する技術の高さにも驚きを覚えた

ペレさんは来日して日本のチームと戦ったことがある
その時、印象に残っているのは2つのプレイ
彼はコートの中央近くにいてゴールに向かって走っている
左サイドの味方から来たパスを受けドリブルをすると思った瞬間
彼は触らずスルーした
思わずハッとした
そしてこの瞬間を見れただけで、この試合を見た価値があったような気がした

そしてゴールシーン
相手と競り合いながら縦に走っている彼は
少し浮いたボールを頭で自分の有利な位置に持ち込んでシュートを決めた

観衆やテレビを見ている人が期待した得点を
あっさりと果たしてしまうのは
得点が入りにくいサッカーというゲームにおいては
特異な才能なのだろうと思う

今年はサッカー界の変化の年だったかもしれない
メッシが最後のワールドカップで優勝し
クリスティアーノ・ロナウドも選手生命の終わりに来ている
ベンゼマもアザールも、、次の時代のスターに席がとって変わられるようだ

爆発力のあるエムバペはこのあと、どんな活躍をするか
日本の三苫は順調に成長するか  などなど
興味は未来に向かっている

それにしても、日本はストライカーを育ててほしい
センターでどんと構えるならレヴァンドフスキみたいな選手か
ポジショニングで勝負するならインザーギみたいな選手を
4年の間で育てられるというか、発見できるだろうか
(やはり関心は日本のことになってしまう)

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ワールドカップ、PK戦の思い出

2022年12月21日 09時29分25秒 | サッカー

またまたサッカーの話
フランスはPK戦に弱いかもしれない
記憶に残っているフランスのPK戦は、自分がドイツを応援する
きっかけとなった試合で、ワールドカップスペイン大会での準決勝

フランスはプラティニ、ティガナ、ジレス等の優雅な中盤で
パスワークが素晴らしくシャンパンサッカーと名付けられていた
一方ドイツは質実剛健の感じで日本で知られている選手としては
リトバルスキーがいた

そのリトバルスキーが先制点を奪ったが、プラティニの得点で追いつく
試合は90分では勝負がつかず延長戦に!
ここでフランスが2点を奪う
サッカーのように点が入らないゲームはこれで勝負ありと思ったが
その後のドイツの粘りがすごかった
あまり格好のよくないオーバーヘッドと執念のシュートで同点に
この試合をリアルタイムで見ていた自分は本当に興奮した

決着はPK戦となった
ドイツの最初のキッカーはシュテーリケでゴールから外してしまう
その責任を感じた彼は肩を落として嗚咽する
それを近寄って慰めるドイツの選手
もつれた試合はフランスの選手もPK決められず
最後はドイツの勝利となった

ドイツはすごい
精神的にタフなドイツ、これ以後ドイツを応援するようになった
この大会はイタリアとドイツで決勝戦となったが
準決勝で力を使い果たしたドイツが
大会の得点王ロッシ等の得点で負けることとなった

ドイツはマラドーナとの決勝戦でも一度は2点差に追いつく
またいつの大会か忘れたがユーゴスラビアとの戦いでも
先行された3点(だったと思う)にも追いついた
ドイツに勝つのには苦労する、、
それが世界のサッカー界の認識だった

そのドイツに日本が逆転で勝ったのは一つの実績・歴史として大きく
日本のサッカー界の大きな自信となると思う
(と同時にドイツもメンタル強靭さが無くなってきているのかもしれない)

ワールドカップのPK戦でもう一つ覚えているのが
イタリア大会のアルゼンチン対ユーゴスラビア
ユーゴスラビアは監督がオシムさん、キャプテンがストイコヴィッチ
点取り屋としてサビチェビッチがいた
この試合はマラドーナ対ストイコヴィッチのエース同士の戦いと
試合としての勝負が見どころ
ところがユーゴスラビアは退場者を出してしまう
一人少ないユーゴはストイコヴィッチの信じられない頑張りで
幾度も得点のチャンスを生み出す
だが最後が決められず、ついにPK戦になった

このPK戦でストイコヴィッチは外してしまう
120分で獅子奮迅のプレイを展開し続けたストイコヴィッチが
どういう運命のいたずらか、、外してしまった
結局、PK戦にしぶといアルゼンチンが勝ち残った
(アルゼンチンはPK戦に強い)

負けず嫌いのストイコヴィッチは、個人的なパフォーマンスとして
マラドーナとの戦いでは「自分のほうが勝った」と口にした
それは負け惜しみではなくその通りだと納得した

そのストイコヴィッチが名古屋グランパスに来ることとなった時は
本当に驚いたし、彼の全盛期のプレイを見ることができたのは幸せだった

スペイン大会のドイツ対フランス
イタリア大会のアルゼンチン対ユーゴスラビアの試合は
名勝負として時々放送されることがあるが、
次に再放送されることがあったなら見逃さないように、、、





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