「どうする」100回目、おめでとう。
昨夜のNPO法人びわ湖トラストの理事会での話。
「木之本のトチノキが伐採されそうなんですよ」
樹齢数百年のトチノキの巨木が25本、切られてしまうかもしれない。
山林所有者から200万円で購入した伐採業者は、ヘリコプターを使ってトチノキを岐阜に運び、家具の材料として売る。
1立方メートルあたり20万の高値で取引されるらしい。
それらの多くが中国へ売却される。
そのために、大きなトチノキが必要なのだ。
爾来、滋賀県の山村では、トチノキの実が非常食として食されていた。
いわゆるトチモチだ。
だから、人々はトチノキを大切に保存してきた。
300年余りもの時代を経て、食料があふれ、トチノキは安く買いたたかれ、伐採されようとしている。
滋賀県庁の担当職員がなんとか阻止しようとしているのだが、難しいようだ。
伐採業者は、伐採しないために5000万円を要求しているという。
市場価格の3倍を要求しているのである。
そんなお金はどこにもない。
さて、どうしたらよいのだろうか。
指をくわえて傍観するのか。
それとも知恵でもって解決するのか。
新しい悩みの種だ。
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とりあえず、最終回の「どうする」でした。