DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

湖の鎮魂歌(113)

2013-11-25 16:26:35 | ButsuButsu


20年前、僕たちはみんな若かった。

そしてみんな輝いていた。

何でもできそうな気がしていた。

明日に希望を持っていた。

板倉先生が50代で、私が40代だった。

それから今日まで、みんな懸命に走り続けてきた。

成功して飛び立った若者もいれば、飛べなくて地に落ちてきた若者もいた。

それなりに懸命に生き、それなりに存在を自己主張してきた。

今日、板倉先生の告別式があった。

確かに一つの時代が終わった。

もうそろそろ、次の若者にバトンを渡す時期なのだろう。

板倉先生は、誰にバトンを渡したかったのか。

今となっては聞くすべはないが、受け継がなければならないことはいくつかある。

自分が倒れる前に、なんとかバトンを渡したい。

そんな急くような気がする。

1993年、琵琶湖国際共同観測(BITEX93)を行ったときの写真。

この時元気だった人の中で、吉良先生、寺本先生、津田先生、板倉先生が鬼籍に入られた。

私は、それぞれの師から大きな感化を受けた。

感謝してもしきれないくらいの恩だった。

翻って自分を見るとき、恥じ入る思いが多い。

時代は繰り返される。

彼らの夢をつないで、走り続けよう。

それが私にできる唯一のお返しだ。

11月24日(日)のつぶやき

2013-11-25 05:12:08 | 物語