琵琶湖の調査に出かけた。
水深96mの場所から、底泥を採取した。
9月15日の台風18号によって、河川から大量の土砂が流入していた。
5cmくらいの厚さだろう。
あれから2ヶ月たった。
新しい土砂にカバーされた湖底付近の水質や泥質は良くなったのだろう。
そんな期待をこめて、泥の中の酸素濃度を測定した。
水中では酸素が4-5mg/Lだった。
ガラスセンサーが泥に入ると、とたんにゼロとなった。
新しい土砂も、すでに嫌気的となっていた。
うーん、恐るべき湖底の泥。
還元度がとても高いようだ。
いずれにしても、台風は、湖底を大きく変えてしまった。
これからどうなるのか、興味を持って見守っている。